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第3話 君に言いたい一言。

お久しぶりです!!

受験が落ち着き、やっとの更新です((

卒業が明日って、今日k‥((とりあ黙ろう←


でわスタート致します\(^O^)/

「あのな・・・俺・・・」


、何!? き、急に・・・こんな大智、初めて見る・・・


何と言うか・・・何かに‘恋’しているような表情・・・。


大智は、無愛想で恋愛になんて今まで興味なかった。 そんな大智が・・・ま、まさか・・・な・・・。


口が引き攣る。 もし、大智がりんに恋をしていたら・・・どうする? 手も足も出ない・・・。 昔から大智には・・・


「お、おい、蓮也!?お前、大丈夫かよ!?顔色悪いぞ!?」


ハッと我に返り、大智を見て笑った。


「・・・大丈夫、続けて?」


――――ドクンッ、ドクンッ・・・


ドクン・・・ッ。


心臓の音が煩い。 予想がつくようでつかない。

これが大智。 昔からそうなんだ、分かってる、分かってるから・・・ッ!!


だからだよな・・・


昔から大智には・・・―――




「・・・俺、守城さんが好きみたいだわ」




ほら、やっぱり。


――――負けてばっかり・・・


大智はりんが好きだったんだ。 薄々気付いてた。 だけど、知らないフリして逃げてたんだ、俺は。


―――・・・弱いから。


「そ、そっか、頑張れ!!」


そう言って笑いかけていた俺の目には少量の涙があった。 大智にはばれないようにするため、


「―――痛ッ・・・目にゴミが入ったみたい、ちょっとトイレ行ってくる」


そう言って、この場から逃げた。 居たくなかったから、居るだけで俺の心が折れそうになるから。


だからさ、




――――嘘だと言えよ、大智・・・―――




トイレに着き、トイレの中に閉じこもった。


「・・・ッ・・・・」


なぁ、大智・・・、


俺はお前に勝てるもんは何もないのかな・・・


あるなら・・・あるなら教えてくれよ、大智!!


負けてばかりなんか嫌だ、負けたくない。



―――!?


タッタッタ・・タタタ・・・



この音が、だんだん大きくなる。


・・・足音?


―――誰!?


俺は泣いたのがばれないようにするため、口を抑えた。


足音は俺が入っているトイレの前で止まり、その人物は息を切らしていた。


「・・・れ、蓮也・・・ここに居ん、だろ!?」


大智―――!!


急いで来たのかよ・・・。 何故、大智が来る!?

俺を心配してくれたから?・・・違う、よきっと。


「おい!!答えろ、此処に居んだろ!?」


閉まったドアをバンバン叩きながら聞こえる、この大智の声は―――心配と怒り。


久しぶりに聞く。 俺を心配しながら怒ってんだよな・・・今更ながら親みたい・・・だ、な。


「返事しろよ、蓮也!!」


「・・・ご、・・めん・・・」


今にも消えそうな声。 それは自分でも分かった。 ただ、勝手にこんな声になってるだけ。



――――あぁ、ここでも負けるんだ・・・



「やっぱ蓮也だったんだな!?・・・お前どうしたんだよ!? 俺が‘守城さんが好き’って言った後すぐ此処来ただろ?」


大智、大智はさ、自分が思っている事をストレートに言えるから羨ましいんだ。 俺はうだうだしてるからさ。


でも、言いたい。


俺が、守城さん・・・いや、りんを



――――・・・好き



なんだって。 大智に伝えたい・・・


「だい、ち? あのな・・・俺・・・も、もり・・・っ」


・・・言えない!?


口が言うことをきかない。 俺は言おうとしてるのに・・・っ!!


「な、何だよ!? 森がどうかしたのか?」


「森じゃ、な・・・い」


「じゃあ何だよ!?伝えたい事があんなら、さっきの場所に来いよ。 蓮也が来るまで待ってから」


そう言い残し、大智はあの場所に行った。 足音が薄れる度、俺は情けないな、って思う。


俺は、本当に弱い。大智みたいに強くなりたい・・・

弱い俺から卒業したい。 いつまでもうじうじしてられない・・・っ!!

でも・・・行動に、言葉に・・・―――できない。


今、たった今・・・決めた、卒業するって。 だから俺は進む・・・!!


トイレから出て、大智のいるあの場所へ足を運んだ。


大智・・・言うよ、俺の気持ち。 それにさ、友達と好きな人が被るって・・・結構苦しい、な。



「・・・大智」


後ろから大智を呼んだ。 自分で目が腫れている事に気づかずに居た。


それを見たせいか大智がフッと笑うと、


「おう、やっと来たか」


暇そうに池に一つの石を投げていた。 何故さっき笑ったのか分からない・・・でも、何か理由があるんだよ、な。


・・・そんな事を気にする前に言おう・・・


「大智?さっきはごめん…。 ・・・俺、守城さん好きなん、だ」


言った直後、下を向いた。


サァーッと風が吹き、周りの草でカサカサ音が鳴っている。


そーっと大智の方を向くと、大智は少し笑っていた。 


そうか・・・やっぱり大智は・・・



「おい、蓮也・・・? 勘違いすんなよ?」

―――・・・え!?




ここまで読んでくださってありがとぅございました☆


このヒカル、感謝しすぎて涙が出ます(´;ω;`)←


次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

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