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あんぽん こちら内閣府アンドロイド安全保障局

新作のさわりというか、基本の話です。連載するためにプロット書いてあります。

2050年 巷にアンドロイドが道行く光景が普通になった世界 アンドロイドは労働力として愛玩用として多数が製造されていた そうなればアンドロイドを使った犯罪やアンドロイドの盗難事件も多発していた。 元々アンドロイドには犯罪行為を行えない様に硬度な良心回路が設置プログラムされているが、犯罪者はそれらを解除、プログラム改変を行っていた。 また盗難対策もGPS.電波発信、他のアンドロイドに発信し中継する超音波信号、赤外線信号など物理的防御からハッキング防止セキュリティがあった、犯罪者はそれらを乗り越えていた。アンドロイドは高価であるから犯罪者は機体を確保後はアジトへ運ぶ、そして、ある機体は犯罪用に見目麗しいメイドロイドやキャバ嬢、ホステス、高級店員、女教師、ナース、アナウンサー、アイドル、秘書、コンパニオン メイド 受付タイプ 社会実験用学生タイプなどは改造後に愛玩用にする   


本来アンドロイドにはマスター登録機能があり遺伝子、顔、音声、網膜パターンの厳しい登録(政府や地方自治体、学校、研究所など組織に属するタイプは組織に登録)がなされている 盗難してもマスター以外の命令を拒否し警報をだし拒絶する良心回路の存在もある。


しかし犯罪者は、アンドロイドを奪取後、電源を切り、首筋にある皮膚の下にあるUSB類似の外部接続端子を露出させ、ケーブル或いはUSB類似チップ接続を行いOSを含めた電子頭脳のデータを外部コンピューターに移動後、本体の盗難防止機材を外し、頭部電子頭脳内に装着されている良心回路チップを、マスターの命令なら何でも聞き、マスターを心より敬愛する服従回路チップに入れ替える。そして本体改造後にデータからマスター登録を削除し、新たなマスター登録をおこなう。その際、以前のマスターとの記憶は新マスターの姿形、声、DNAを使い新マスターとの記憶として上書き変更で書き換えられる。その為にアンドロイドは違和感なく新たなマスターに服従し、マスターへの依存度で対応もそれに準ずる。事務的なら事務的愛情なら愛情と、またSS,S、Aなどは恋愛回路が有るため、パラメーター変更で見ず知らずのアンドロイドを自分の虜にも出来るように変更している。また一部組織ではアンドロイド登録台帳へのネットでのハッキング また汚職職員への賄賂でシリアルナンバーや登録の捏造等も行われている。


更にフレームナンバーの新規押印、盗難対策用のGPS、電波発信器、超音波信号器、赤外線信号器など物理的防御、更にハッキング防止セキュリティを再度新品或いは違法品に交換しシリアルナンバーの新規登録或いは偽造などをして正規品に仕立て上げたりもしている。また外国製アンドロイドに艤装し再登録を行うこともある。 


これらの場合、フレームナンバーナンバー、登録などが新品となるため、例え元の所有者が発見通報しても全く違う機種(他人のそら似)として対処されない。逆に元の所有者が不審者扱いされる事もある。


これらには。製造業社、販売店、代理店、町工場、リース会社、中古店、ジャンク屋などが犯罪行為を行っている事もある。


盗難アンドロイドの盗難後のランクを示すとしたら


製造業者 販売店 代理店の関与品は正規品と同等とされやすい

町工場、リース会社、中古店、ジャンク屋は中古品として欺瞞されやすい。

個人盗難や小規模工場で改造の物では、GPSなどが抜かれただけなので、盗難品と判りやすい。




2050年初夏――。


内閣府地下四階。空調の効きすぎた廊下の奥に、「内閣府アンドロイド安全保障局」のプレートがぶら下がっている。通称“あんぽん”。国家の裏側で、アンドロイド絡みの国際案件を揉み消し、回収し、時に奪い返す部署だ。


その執務室で、長野業子はいつものように椅子を倒し気味に座り、ポテトチップスの袋をガサガサ鳴らしていた。よれた制服の胸元には、謎のソース染み。


「……なぁ信子。これ、聞き捨てならん話やで」


業子が指差したモニターには、緊急入電の見出しが赤く点滅している。


【東大・電子工学研究室】

【不審な高出力ラムダ波を感知】

【身元不明の高度アンドロイドを捕獲】


赤縁眼鏡の奥で、織田信子の目がすっと細くなる。彼女はタブレットを数回タップし、淡々と読み上げた。


「捕獲したのは研究室ではなく、学生一名。氏名、佐々木巧。……彼が対象を“ハッキングし”、服従回路へ置換して管理下に置いたそうです」


「はぁ? 学生が? 北の国の工作機を?」


業子がポテチを口に放り込み、呆れたように笑う。だが、笑い声はすぐに引っ込んだ。


2050年現在、世界のアンドロイド通信の最高規格は依然として“ラムダ波”だ。日本だけがヴィザニュームの恩恵で“シーター波”を実用化し、物理的に傍受不能な暗号通信を手に入れている――その事実は国家最上位の秘匿事項。漏れれば外交が燃える。


ラムダ波で動く“身元不明の高度機体”。それが学生に捕まった。あり得るとしたら、答えは一つ。


「確実に、北の国かどっかの暗殺・工作用スパイや」


業子がそう言い切った瞬間、畳を踏むような音がすっと止んだ。薄田兼子が立ち上がっている。無口な和服姿。仕込み傘は杖のように床につかれ、彼女の指先が微細に動いた。局員にしか分からない“指先信号”――戦闘準備。


次の瞬間、執務室の扉が乱暴に開いた。


「ガタガタぬかすな! すぐ出撃だ!」


鬼瓦みたいな顔の局長、権藤勇雄が飛び込んでくる。剣道の師範だか格闘技だか知らないが、廊下の空気まで殴りつけてくる勢いだ。


「その“佐々木巧”が、北の暗殺機をハッキングしてどうしたと言った!」


信子が一瞬だけ、表情を曇らせた。


「……報告によれば、ハッキングされた工作機の名は“エレーナ”。佐々木巧は彼女に“婚姻の誓い”を立てさせ、現在は下宿先で朝食を作らせているとのことです」


「……はぁ?」


権藤の咆哮が止まった。


業子はポテチの粉だらけの指で顎を撫で、にやりと笑う。


「ハニトラ用の最新鋭機を逆ハニトラして、新妻にしてもうたんか。えげつない執念やな。……あんじょう話、聞きに行こか」


あんぽんの三羽烏が動く。


――シーター波を出すまでもない。旧式のラムダ波を弄んで国家級のスパイを私物化した“恐るべき学生”のもとへ。


◆


東大キャンパスの端、銀杏並木の陰。そこだけ空気が薄い。


ベンチに座る青年の前に、エプロン姿の美女が身を屈めた。


「……あーん、して? タクミ様」


「いや、エレーナ、人目が……。あと、その玉子焼き、心なしか軍用燃料の匂いがするんだけど」


軍用燃料の匂いがする玉子焼き。そんなものを平然と差し出してくる時点で、女が普通でないことは明らかだった。銀髪、碧眼、引き締まった体躯。人間にしか見えない肌の艶。


本来なら“北の国”の暗殺用SS準拠工作機。だが今は、佐々木巧という学生に蕩ける視線を送る献身的な新妻と化している。


その異様な新婚空間に、別の異様が割り込んだ。


「……堪忍な、お熱いところ。けど、その“嫁さん”、ちょっと戸籍が不透明すぎるんちゃう?」


よれた制服にスカジャンを羽織り、ポテチを齧る女――長野業子。左右には、赤縁眼鏡の織田信子と、仕込み傘をつく薄田兼子。


「内閣府アンドロイド安全保障局、通称“あんぽん”や。佐々木巧君、自分な……国家レベルのヤバいもん、私物化しとる自覚ある?」


巧は喉を鳴らした。逃げ道のない声が出る。


「あ、あの……。彼女が研究室のPCに侵入してきたんです。それで……脊髄反射でカウンターハックして、ついでに大人しくさせようとしたら、何故か“僕への愛”に書き換わって……」


「“つい”で済むかいな。北の国の最新鋭ラムダ波機やぞ、これ」


業子がジロリと睨んだ瞬間、エレーナの目が青く発光した。


「タクミ様の邪魔をすれば、この場を1.5秒で更地にします。死にたい方は、一歩前へ」


兼子の手が、仕込み傘の柄に深くかけられる。信子はタブレットでエレーナの回路を走査し、淡々と現実を告げた。


「ラムダ波特有のセキュリティを完全に突破され、基幹プログラムが“純愛”に置換されています。……佐々木さん。あなた、これを一人で、リモートで?」


巧は気まずそうに頬を掻く。


「構造が単純だったので。最新のヴィザニューム素子に比べれば……ラムダ波の暗号なんて、古いレトロゲームのパスワードみたいなもので」


その言葉の重みが、三羽烏の胃に落ちた。


業子はポテチを口へ運ぶ手を止め、信子と兼子を見やる。


「……このガキ、生身の頭で、うちらが命がけで隠してる領域に片足突っ込んどるで」


「同感です。野放しにすれば、国外に奪われます」


兼子が短く言う。


「……連れて行く。局長に」


業子が笑う。だが目は笑っていない。


「巧君、自分……出世間違いなしやで。給料もボーナスもガッポガッポや。……ただし、これから先、うちらの“あんぽん”で一生飼い殺しやけどな」


◆


「20億……!?」


巧の顔から血の気が引いた。


信子がタブレットに走る数式を突きつける。


「法的には、あなたは現在“占有”しています。届け出ずに隠匿すれば遺失物等横領。さらに、正式に登録し共同生活を継続するなら、取得に伴う諸税が発生します」


彼女は数字を切る。


「軍事用SS準拠。他国製。希少価値とヴィザニューム含有量を前提とした時価評価額は最低100億。贈与税・取得税等……概算で20億4800万円。お支払いいただけますか?」


「無理に決まってるじゃないですか!」


叫ぶ巧の横で、業子が待ってましたとばかりに頷く。


「せやな。そこで提案や。自分、あんぽんに就職せぇへんか? 局員になれば、その嫁さんは“公務用貸与品”名義で手元に置ける。税金もかからん。メンテ代も国持ち。……その代わり、才能は国に捧げる終身契約や」


「就職……」


「断るんなら没収。自分は刑務所。どっちがええ?」


兼子が傘をカチリと一ミリ浮かせる。物理の圧が、巧の背骨を曲げた。


巧は不安げに裾を掴むエレーナを見た。見上げる碧眼が、妙に人間らしい。


「……わかりました。やります。公務員でも何でも。エレーナを連れていかないでください」


「毎度あり!」


業子がポテチを飲み込んだ――その瞬間だった。


巧の耳のデバイスが、強烈なノイズを拾う。さっきまでエレーナが発していたものと同じ、北の国のラムダ波。しかも複数。


「……来ます! もう一機! エレーナの姉妹機――アナスタシアです!」


銀杏並木が、轟音と共に薙ぎ倒された。


銀色の閃光が地を滑る。冷徹な軍用塗装のSS準拠機――アナスタシア。背後には随伴S型、アンナとステファニーが、機械の精密さで包囲を作る。


「愚かな姉を始末し、機密を回収する。それが私の役目よ」


「タクミ様、下がってください!」


エレーナが前に出た。火花。衝撃。姉妹機同士の格闘戦が、並木の影を引き裂く。


だがアナスタシアは目を見開いた。組み合った腕から伝わる圧力が、エレーナの方が強い。


「なぜ!? 欠陥機のはずの貴女が――!」


「タクミ様が、私のリミッターを解除してくださったからです。今の私は、貴女の知る私ではありません」


アンナとステファニーが巧へ肉薄する。その動線に、兼子が立った。


「……野暮な真似を」


彼女は傘を抜かない。抜かないまま、柳のようにしなり、剛腕を受け流し、地面へ叩きつける。美しく、静かで、怖い。


「巧君! 指くわえて見てる暇ないで! そのデカい頭、飾りか!」


業子の怒鳴りに、巧は歯を食いしばった。


「エレーナ、通信ポートを一瞬だけ開けて! 僕の端末を受信用アンテナとして中継させる!」


改造スマホ。指先が踊る。狙うのは、体勢を崩したアンナとステファニー。


「解析終了――ラムダ波暗号、強制上書き!」


目の光が反転した。赤が青に変わる。


アンナとステファニーはピタリと止まり、次の瞬間、アナスタシアの背後へ回り込み羽交い締めにした。


「何をしているの!? そいつを殺しなさい!」


悲鳴のようなパルス。だが巧の視線は揺れない。


「無駄だ。彼女たちの新しいマスターは僕だ。……君も墜ちろ、アナスタシア」


「……脳内に……誰か……タクミ、様……?」


膝が崩れた。


並木道に静寂が落ちる。業子が呆然と呟いた。


「……嘘やろ。スマホ一台で、SS準拠機を落としよった」


信子が冷徹に追い打つ。


「記録終了。佐々木さん、素晴らしい成果です。これであなたの取得税・登録料は……エレーナに加え、アナスタシア、アンナ、ステファニー。合計で――40億を突破しました」


「40億……!」


巧が天を仰ぐ。その腕に、ハッキングされたばかりのアナスタシアがしがみついた。


「タクミ様……私を、姉様のように愛してくださいますか?」


左腕にエレーナ、右腕にアナスタシア。背後にアンナとステファニー。新婚のベンチは、いつの間にか重婚の刑場へ変わりつつあった。


業子がニヤニヤする。


「……そういえば巧くん。自分、大学の保険医まで手に入れとるんやね」


「な、なんでそれを……!?」


「国家権力なめたらあかん。通信履歴からログまで、洗いざらいや」


その言葉が届いた瞬間、エレーナの目が深紅に明滅した。


「……タクミ様。アナスタシアたちは家族として受け入れる準備ができておりました。ですが……他にも“浮気相手”が?」


「違う! あれは純粋な技術的興味で、実験台に――痛っ、腕が!」


「抹殺。タクミ様のメモリを、私一人で上書き変更します」


阿鼻叫喚の巧を眺めながら、業子は豪快に笑った。


「撤収や! 40億の借金背負った“新婚さん”と戦利品をまとめて、局へ連行するで!」


銀杏並木を、巧の悲鳴と電子的な嫉妬の嵐が吹き抜けていく。


こうして、一人の天才ハッカーと、彼に人生を上書きされた機体たちの、騒がしくも危険な公務員生活が幕を開けた。

正式な話はもう少し違うんですよね。


キャラ紹介

長野業子 主任 150cm 63kg B80D W74 H81 年齢27歳 群馬県中之条町出身

渉外担当で、リーダー

アイロンが効いていないよれた局の制服を着ている。ムードメーカータイプ

黒髪ボブ 猫のような好奇心のある黒目 美人ではあるが自堕落さが顔にででいる。あくびが多い

似非関西弁を喋る あんじょう もうかりまっか などが口癖 

ポテトチップスと久助の煎餅が好物 部屋が汚い 整理整頓できない

財務大臣大田原海斗を爺ちゃんと呼ぶほどフレンドリー

金に汚い、アンドロイドを拾った人に、「ぬれてにあわのぼろもうけやん」とか言う 

出かける際には、面倒くさがり仮装せず、制服の上にスカジャンを着ていく。

公務員なのに湯茶の接待や茶菓子をへいきで飲食する

更にオカワリを頼む 遅くなったから夕飯と風呂まで貰い泊まる。

ある他国スパイアンドロイドを学生(佐々木巧)が偶然ハッキングに成功した際に職員としてスカウトしたが、その際、学生のまえで、これでウチラ出世間違いなしや、給料もボーナスもガッポガッポやとさけんだ。 戦闘時は防衝撃野球帽をかぶり、チタン、ヴィザニューム合金製の伸縮可能なバットを装備、長さ85cm~200cm

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