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十二月 思い出と、クリスマスの紅茶

※ 注意! 作中に出てくる八角スターアニスですが、食べたり飲んだりする場合は、必ず食用のものを使って下さい。しきみの実が八角によく似ており、山中などでひろってくる人がいますが、こちらは毒性の高い劇薬です。

 十二月。

 十一月の下旬に紅葉が一気に真っ赤に染まり、十二月に入ったころにも葉が赤かった。

 そうかと思うと、一気に赤が褪せて、山々は冬支度に入った。咲いていた菊が終り、また新たに蕾をつけたが、前よりも小さい。

 一週を過ぎるごとに、風景の色が目まぐるしく変わる。

 一度、ひょうが降ったが、しばらく雪はない。

 風が冷たい。土の感触が、ざらりと固くなった。

 ムーンガーデンのアッリサムは、花を咲かせ続けてくれている。

 パンジーの花は小さくなって、けれど健気に咲いている。





 スパイスのガーランドを作る。

 荷造り用の麻紐を、編んで太めの綱にする。そこに唐辛子や八角スターアニス、シナモンスティックなどをボンドで留めたり、糸でくくりつけたり。フェルトを丸や三角に切って、そこに胡椒こしょう丁子クローブを貼り付ける。できたものをまた、綱に貼り付ける。

 スパイスの香りに包まれる時間。

 出来上がった香りの花綱は、適当な場所に吊るしておく。使ったスパイスはどれも、風邪予防に使われるものばかり。シナモンの軽やかな甘い香り、八角や丁子の少し重い甘さ。胡椒を見ると、ぴりっとした香りを思い出す。唐辛子の赤は、ひいらぎの実や、ポインセチアの赤を思わせる。寒い時期に見る赤い色は、思った以上にほっとするものだ。

 目で見て、鼻でかいで、作っていた時間を思い出しながら、風邪予防。


「オレガノ、オレガノ」


 ノロウィルスの流行を示す記事をネットで見かけた。予防に何かないかと検索すると、シソ科のハーブ、生姜しょうが柑橘類かんきつるいが良いという記事があった。

 オレガノはバジルと並んで、ピザに風味を添えるシソ科のハーブだ。イタリア料理では良く使われる。

 スライスしたトマトとチーズをパンに乗せ、オーブントースターへ。チーズが溶けたころに出して、上に黒胡椒とオレガノをふる。ほろ苦くて、どことなくピザ風味。

 トマトベースのシチューに入れても美味しいかも。あと、ジャガイモにも合いそうだ。


「あとは……シソ科といえばミントだね」


 薄荷のお茶に、チューブの生姜を小さじ一さじ分、入れた。ついでにゆず茶も一さじ入れて、甘くする。


「うん、美味しい」


 ゆず茶の甘さが、ミントの刺激を弱めていた。これなら子どもでも飲めるだろう。


「ハーブの成分は、十二時間で体から排出されるんだっけ?」


 食べたり飲んだりすると、しばらくは体にバリアが張られる。けれど、一度にたくさん取れば良いというものでもない。時間がたてば、薬効成分は体から出ていってしまう。

 一日に、何度か分けて食べたり飲んだりするのが良いのだ。そうすれば、体へのバリアが持続する。


「このお茶を、朝と夕方にカップ一杯飲めば良いか」


 あとは、手荒いと、うがいだね。




*  *  *




 十二月になると、あちこちで、うきうきとした雰囲気を見かけるようになる。イルミネーションの準備をしている広場や通り。期間限定のお菓子やケーキ。花屋の店先に並ぶ、綺麗に飾られた花束や鉢植え。どこも赤や緑、金や銀で飾られ、寒さの中で温かさを演出しようと、誰もが知恵を絞る。

 紅茶の店をのぞくと、クリスマス用のブレンドティーが並ぶ。サンタクロースやもみの木のシールがはられ、リボンのついた袋に入った紅茶には、体を温めるスパイスや、干した果物が入っている。

 日本では、恋人のイベントになってしまっているが。クリスマスは本来、家族と過ごす日だ。いつもは遠く離れたところにいる親戚が集まって、昔の話をしたり、お互いの安否を確認したりする時期でもある。

 そんな時に飲む紅茶は、特に高価なものでなくても良い。熱くて、甘くて、体を温めて、ほっとする、大人でも子どもでも喜んで飲む事ができる、そういう飲み物であれば良い。

 だから、シナモンが入る。甘くて懐かしい香りのスパイスは、りんごのパイやタルトには必ず入っている、子ども時代の思い出のスパイスなのだ。

 このスパイスは身体を温めるので、風邪予防にもなる。





クリスマスの紅茶クリスマスティー』が始まったのは、ヴィクトリア時代だったと言う。アルバート公と結婚した、英国のヴィクトリア女王が広めたらしい。

 十九世紀、スパイスは船で運ばれる、高価なものだった。シナモンやナツメグは、庶民には手の届かない、ご馳走を意味するものだった。

 ヴィクトリア女王はそれで、クリスマスに集まってくれた人々に、ご馳走を出す意味で、スパイス入りの紅茶をふるまった。

 当時のレシピを見ると、紅茶にシナモンやクローブ、ナツメグ、生姜、オレンジピール(刻んだオレンジの皮)、レモンピール(刻んだレモンの皮)、生クリーム、卵、蜂蜜、ワインなどが入っている。現代のエッグノックや、ホットワインのレシピに良く似ている。

 入っているスパイスはそして、どれも体を温める、風邪予防に良いものばかり。

 様々な偉業を成し遂げた女性ではあるが、女王は家庭の主婦でもあった。寒い中、集まってきてくれた客に、体を温めるものをふるまわなければ。主婦なら誰だってそう思う。おいしいご馳走も良いだろうが、それは冷たくなってしまっているかもしれない。身分の低い人(警備の兵士とか)には行き渡らないかもしれない。けれどクリスマスは、感謝の日だ。縁遠くなった人と旧交を温める日々であると同時に、身近な人々に『ありがとう』の気持ちを示す日でもある。

 なぜならクリスマスは、神の子イエス・キリストが生まれた日。かの君が神からの贈り物として、苦しみの多いこの世に送られ、生まれた日。彼が生まれてくれたおかげで、今のわたしたちがいる。だからわたしたちはこの日に、普段忘れてしまっている感謝の心を、出会う人々に示さなければならない。神の子が、そこまでの愛を示して下さったのだから。われわれも、それにならわなければ。

 中世の人の考えとしては、こんな感じだったのではないだろうか。

 とにかく女王は考えた。体を温めて、来た人全員に行き渡る、クリスマスの記念になるようなものは何だろう。

 スープか飲み物。それなら全員に行き渡る。でも酒はダメだ(紅茶が入ってくるまで、英国ではアルコール中毒者が多かった)。熱くて、甘くて、ご馳走になるものは?

 それで女王は、熱い紅茶にスパイスを入れた。高価なそれを惜しげもなく、どぼんどぼんと放り込み、熱くて甘くて、体に良い飲み物を作った。身分の低いものにとって紅茶はまだ、高価な飲み物。そうしてシナモンなどのスパイスは、一生のうち、一度口にできるかどうかという物である。それがふるまわれた。女王からの贈り物として。

 飲んだ人々はそれこそ、喜びで心が踊っただろう。

 時代が下り、紅茶やスパイスが安価なものになってゆく間も、クリスマスの紅茶は飲みつがれ続けた。

 発案者が主婦(女王ではあるが)だったからだ。

 ヴィクトリア女王は今で言うなら、カリスマ主婦だろう。とりあえず。

 それはさておき。大勢の客へのふるまいになる、体によい、思い出や記念になる熱い飲み物。こんな良いものを、各家庭の主婦が真似しないわけがない。みんなこぞって作り続け、ふるまい続けた。流行には関係なく。

 大きな鍋にぐらぐらと湯をたぎらかせて、紅茶の茶葉を放り込み、景気よく砂糖や蜂蜜を入れ、手元にあったスパイスや果物を入れて、大量に作る。そうして良く来てくれた、さあ、体を温めてくれ、とやって来た者に手渡す。

 もちろん、ヴィクトリア時代のレシピそのものではなかっただろう。時代によって、また家庭の経済状況によって、材料は変わっていっただろう。クリスマスのお祝いを家族でする、その為のお菓子作りの、残り物で作ったりもしたはずだ(主婦ならやる)。

 クリスマスプティングやケーキを作った後に、ちょっぴり残ったスパイスや果物。

 それを入れた紅茶。

 だからシナモンを入れた紅茶に、オレンジの輪切りを浮かべたり、りんごを混ぜたり、クリームを浮かべたり。レシピなんて、あってないようなもの。

 それでも、寒い時期には。十分にそれが温かいもてなしであり、ご馳走だった。そこに楽しい一時があれば、それは思い出の味として記憶される。

 今ではそんなに一度に、大勢の客や家族が集まる事は少ない。だからブレンドされた紅茶の缶が、店頭に並ぶ。思い出の一杯を、お一人やお二人でも、家でどうぞ。という訳だ。

 それはそれで楽しい。店先に並ぶ紅茶は、多くのティーブレンダーたちが、自分のイメージでクリスマスを、クリスマスに集まる家族を、その暖かな時間を表現しようとして、造り上げた作品だから。

 人々の思い出をまとめて詰めた、宝物。店先に並ぶ『クリスマスの紅茶』には、そんなイメージがある。




*  *  *




 大阪のクリスマスマーケットをのぞきに行く。イルミネーションがきらきらとして、大きなツリーがそびえている。

 キャラメルをかけたナッツを買って、かじりながら店をひやかす。

 グリューワイン(ドイツのホットワイン)が売られている。甘くてスパイスの入ったワイン。こういうものも、クリスマスの紅茶から派生したのだろうか。そう言えば、卵+クリーム+エールで、ポセットって言うのもあったなあ、などと考える。

 走り回る子どもの姿。笑顔いっぱいの家族連れ。

 きっとこういうのは、百年前も、二百年前も、変わらないのだろうな、と思う。電飾はなかっただろう。規模も、もっと小さかっただろう。村の広場で、ちょっとご馳走が並んで、小物が売られているだけの市。

 それでも、うきうきとした人々の笑い声と、笑顔があっただろう。

 みんな、連れとおしゃべりをしたり、自分たちの喜びで手一杯。一人で座っていても特に、目立つ事もない。それを良い事にナッツをつまみながら、通り過ぎる人々を眺める。

 こういう時、私は一人でいる方が良い。誰かと一緒だと、そちらに気を取られるので、人々の笑顔や雰囲気に浸る事ができないのだ。 香りや、気配や、ざわめきや。そうしたものを見聞きして、記憶する。それが次の作品の原動力になるので、付き合いではない時には、できるだけ一人で来る。

 それで十分、私は楽しい。だがあまり、わかってもらえない。妹からは、変だ変だと言われ続けている。説明しても、やっぱりわかってもらえない。仕方がないので、一人で行く。その後で妹から、一緒に行こうと誘われたら、そちらにも行く。

 妹は、買い物をしたり、おしゃべりをしていれば楽しいようだ。友だちを多く連れてきて、みんなでしゃべっている。彼女はおそらく、その時間と、友人たちとのつながりを楽しんでいるのだろう。

 私のものの感じ方や見え方、聞こえ方は、彼女たちとは違う。一緒に楽しむ事は難しい。それでも楽しそうな彼女たちを見ていると、まあ良いかと思う。できるだけ合わせようと思う。たまに怒られるが。


「いつも決めるのは、あたしじゃない。もっと、自分のやりたい事言ってよ!」


 言われても困る。あまりしゃべったりはしないが、一応、私も楽しんではいるからだ。

 ただ、説明しても、理解してもらえた試しがない。

 苦痛というわけではないのだ。彼女たちがしゃべっている姿を見ているのは。そこから何かを見つける事もある。だから、誘われれば付き合う。

 ただ決定的に、見ているものが違う。

 私が見ているもの、感じているもの、聞いているものはおそらく、彼女たちの世界にも、意識にもない。

 再現し、表現する事はできるが。それは作品になってからだ。

だが、そういうものだ。仕方がない。妹には、我慢してもらうしかないだろう。ちなみに、私も耐えている。

 互いに譲り合うのが、家族って言うし。

 




 店をのぞくと、ちょっと高めの商品が並んでいる。海外から持ってきた小物たち。良く見ると、あちこち不格好で歪んでいたりする。ほぼ全てが手作りな為だ。

 大量生産できない為、どうしても値段が高めになってしまう。

 それでも、百年前に作られていたのと同じような品物を、その国の空気や、時代の空気をつなぐものとして眺める。手に取る。

 これはとても、贅沢な経験ではないかと思う。

 スパイスを貼り付けた十字架があった。壁飾りだ。

 素朴な品物だが、何となく気に入った。金のリボンのついた匂い袋と一緒に、思い切って購入する。

 やたらと長い、グミの輪。伸ばしてぐるぐると巻いてあるそれを、買った人が、もぐもぐ食べている。

 ドーナツのような揚げ菓子を、二人連れの男女がお互いにつまんで微笑みあっている。

 ぱあっと光がさして、イルミネーションがにぎやかに動く。移り変わる光と影。周囲に投げかけられる色彩が、めまぐるしく変わる。

 クッキーのシナモン。溶けたキャラメルの甘い香り。ざらざらと、ナッツが紙の袋に入れられている。

 聖ニコラウスの扮装をした男性が、にこやかにポーズを取っている。

 売り子らしい、民族衣裳の女性。

 はしゃぐ子どもの声。撮るからそこに立ってと叫ぶ、カメラを抱えた父親の声。

 はぐれてしまったのか、べそをかいている子ども。慌てた様子で駆け寄ってくる母親。

 連れ添って、店を眺めている老夫婦。りんりんと鳴るベルの音と、聖歌隊の歌声。

 焼いたソーセージと、マスタードやケチャップの匂い。

 スパイス入りのスープと、ジャガイモから立ちのぼる湯気。

 明るくランプのついた、小物屋の軒先。影絵のように見える、木の細工物。

 でん、と置いてある木彫りの人形たち。

 ちょっとしたゲームのできる店。

 熱。湯気。歌声。光。色彩。甘い匂い。食欲をそそる匂い。ぴりっと刺激的な匂い。歌。リズム。ベルの音。声。光。熱。そしてまた、熱。

 冷たい風がひゅっと吹いたが、それも気にならない。渾然として、熱気と声が、心と記憶が渦巻いて存在するこの場所。





 グリューワインを買いに行く。毎年、マグカップつきで売っている。今年の柄は、何だろう。

 湯気のたつ飲み物を受け取り、ついでにパンとソーセージも買った。座った場所からは、メリーゴーランドが見えた。毎年、このマーケットに置かれる古い木彫りの馬たち。


「ハンス、エラ。ハーラ。一年ぶり」


 そっと声をかけた。十九世紀に作られた手作りのメリーゴーランドは、ていねいに手入れをされ、今も現役だ。アンティークのメリーゴーランドで現役のものは、かなり珍しい。

 木彫りの馬には一頭ごとに、名前がついている。

 彼らは何を見てきたのだろう。

 移り変わる時代の流れと共に、自分たちに乗ろうとする子どもたちを、どれぐらい、見てきたのだろう。

 音楽が流れる。メリーゴーランドが回りだす。

 ソーセージをはさんだパンをかじり、グリューワインを飲んだ。

 今夜は、このマグカップでクリスマスの紅茶を飲んでみよう。通販で買った『クリスマスティー』があったよね。

 あれにオレンジやりんご、入れてみようか。

 少し夜更かしして、DVDも見よう。古い映画が見たい。何が良いかな。ここはやはり、ディケンズの『クリスマス・キャロル』か。

 『ジングル・オール・ザ・ウェイ』は、笑えたよね。

 『ハウルの動く城』……古くないけど。

 熱くて甘い紅茶を飲みながら、のんびり見よう。

 そうして、今日という日を。明日につなげよう。




※ スパイスのガーランド

 ロープや編んだ麻紐などに、スパイスを貼り付けるだけ。ボンドが乾くまで動かせないので、意外と難しい。ぐるぐると丸く編んで、そこに貼り付けた方が簡単。

 ミツティのミツ店長さんからの情報では、スリランカでは、トウガラシで小さいツリーを作るそうです。ちょっと可愛いかも。


※ 風邪予防のお茶

 ペパーミントに生姜とゆず茶。ノロウィルス予防に良いらしい。

 生姜は吐き気を抑えます。ミントは殺菌作用が高い。ゆず茶の甘さで、飲みやすくなります。

 オレガノも、殺菌効果があるので、料理にちょっと入れておけば予防になります。


※ ホットワイン

 ワインを使った、スパイス入りの飲み物。日本の卵酒のようなもの。温めたものを、風邪を引いた時に飲む。

 鍋にワインと同量の湯を入れ、蜂蜜、オレンジ、レモン、シナモン、ナツメグ等を入れて温めるだけで出来上がり。


※ エッグノック

 ヨーロッパの飲み物が、北アメリカでアレンジされたらしい。泡立てた卵にミルク、あるいはクリーム、砂糖、ナツメグを入れて、ラム酒もしくはブランデーを入れた、冷たい飲み物。子ども用にはアルコールを抜きにする。クリスマスに良く飲まれる。


※ ポセット

 卵とクリーム、砂糖、エール(ビール)で作る飲み物。一応カクテル扱い。なお、海外のファンタジー小説にたまに出てくる『ミルク酒』は、ポセットの事です。


※ クリスマスの紅茶(クリスマスティー)

 シナモンやハーブ、干した果物を混ぜた紅茶。メーカーごとに材料や配合が違う。ミツティさんの紅茶は、シナモンとリコリス、ブルーマロウ、バラなどが入っていた。

 店で売られているものだけでなく、自分で混ぜても楽しい。「これが我が家のクリスマスティーです!」というのを作ってみてはどうでしょう。


※ 聖ニコラウス

 サンタクロースのモデルになったと言われる聖人。ドイツでは、サンタクロースではなく、聖ニコラウスが子どもたちにプレゼントを持ってくる。


※ 大阪のクリスマスマーケット

 毎年、十二月末まで開かれている(今年は十一月十九日~十二月二十六日)。ドイツのマーケットの雰囲気を、そのまま持ってきました! というのが売り。ソーセージはさすが本場。キャベツのスープも美味しい。


※ 大阪、クリスマスマーケットのメリーゴーランド

 一頭ごとに名前がついている。実は一頭だけ、耳の壊れた馬がいるらしい。現在の所有者が子どものころに、壊してしまったのだとか。


次にあるのは、クリスマスのギフト。クリスマスの紅茶を調べていて、できた話。

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