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クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです  作者: ほむらさん


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第571話 チョコレートケーキ

 従業員3人が大奥に部屋を借りることを決意したので、家具を揃えるのに支度金をあげようか考えてたんだけど、ピコねえには古代の金貨を渡したっけな~と連想し、クーヤちゃんの助手になったら金貨を一枚もらえることにしました。


 というわけで新しく助手になった5人にあの儀式をさせたんだけど、クッソ盛り上がったので、古代の金貨を使った金儲けを閃いて店長は一人ほくそ笑んだ。


 朝から忙しく動き回っていたから今日はもうまったりしようと思い、午後は薬局喫茶で談笑してました。


 そして夕方、冒険者達がギルドから帰って来ました。



「「ただいまーーーーーーーーーー!」」


「おかえりーーーーー!」

「いや~、メチャクチャ時間が掛かったな」

「ちょっと魔物を狩り過ぎましたね」

「ケーキいっぱい買ってきた!」

「おお、くつろぎタイムが楽しみなのです♪」

「タマが言ってたが、なんかすごいチョコレートを手に入れたって?」

「バケツ一杯分のチョコレートが出たのですよ!それをケーキにかけてチョコレートケーキを作る作戦なのです!」

「すごく美味しそう♪」



 お姉ちゃん達のお土産に『鳥の燻製』と『燻製タマゴ』を買ってきたけど、もうすぐ夕食だし渡すタイミングが難しいですね。


 一瞬で無くなっちゃうから、くつろぎタイムで出すわけにもいかないのだ。

 お風呂メンバーちょっと多過ぎなんですよ!


 お姉ちゃん達が満足した後ならマダム達に振舞ってもいいんだけど、最初は仲間内で楽しみたいですからね。まあ夕食からお風呂までの間に出せばいいか~。



「そうそう、レオナねえ!あの3人が大奥に一部屋借りる決断をしました。あとで契約書とかお願いするのです」

「3人で一部屋なんだな?了解だ」


「「よろしくお願いします!」」



 従業員達は無断欠勤中なので、ボク達と一緒に夕食をいただくことになり、いつもの様にゾロゾロと大奥に帰還しました。




 ◇




 ピコねえが休日で一緒に行動していたのもあり、せっかくだから今日は大奮発だとラン姉ちゃんとぺち子姉ちゃんも招待し、ランゴランドンをメインにした夕食を作って振舞いました。


 味も最強なのですが、店で注文したら2万ピリンとかすると聞いて、ゲストの皆さんも大興奮です。



「ひえ~~~、2万ってヤバくない?」

「ランゴランドンが幻の魚って呼ばれてるのは聞いたことあるよ!」

「美味すぎるにゃ!本当に2万の味がするにゃ!」

「こっちの貝も美味しいし、なんか料理の腕もプロ級なんですけど!」

「あのお店で出したら儲かるんじゃない?」

「金儲けもいいけど、美味しいのは自分達で食べた方がいいじゃないですか」

「子供店長の言う通りだ。客より自分だろ!」


「「たしかに!!」」



 あひるちゃんを出動させれば簡単にゲットできますが、それでも結構大変だし、捌くのも一苦労だし、お金に余裕がある状態なら身内優先です。


 でもそろそろ無くなるから、また獲りに行かなきゃですね~。


 最強の夕食でお腹いっぱいになりましたが、渡すタイミングが今しかないので、ジャーキー工房で買ってきたお土産をテーブルの上に出しました。



「ジャーキー工房にクーラーをお届けしたら、ラン姉ちゃんが新商品を食べさせてくれたんだけど、すごく美味しかったので買ってきました!『鳥の燻製』と『燻製タマゴ』です」


「「おおおおおおおおおおーーーーーーーーーー!」」


「お腹いっぱいだからタマゴをいただくわ」

「私も一つちょーだい!」

「肉なら無限に食べられます!」

「オレもいけるぜ!」


 みんな満腹でしたが、お肉大好きプリンお姉ちゃんとリズお姉ちゃんは、鳥の燻製に特攻しました。


「あっ!これ美味しいかも!」

「美味しいわね♪」

「鳥の燻製すごく好きかもです!」

「うめえよな!?」

「ボクも大当たりだと思ったから、たくさん買ってきたのですよ!」

「ジャーキー工房やるじゃねえか!」



 新商品を褒められてアホ三人衆が得意げな顔になってますが、冒険者チーム以外は満腹で、小さいタマゴ一つ食べるのも無理でした。


 そうこうしている間にお風呂の時間になったので、着替えを準備して女神の湯へ突撃しました。従業員達も今日は着替えを持ってきたから、昨日よりもサッパリできると思います。


 そしていつもの様に大勢のマダム達とお風呂でワーワー騒いだ後、美味しいケーキを振舞う予定だからとソフトクリーム禁止令を出しました。


 みんながくつろぎ空間で宴会の準備をしている間に、ボクとタマねえとロコ姉ちゃんと魔法使い組が集合しました。


 テーブルの上にタマねえが買ってきてくれたホールケーキを並べ、ベレッタお姉ちゃんにバケツの中のチョコレートを熱魔法みたいなので溶かしてもらう。


 この作戦だと、チョコレートを焦がしてしまう心配が無いのがいいですね!


 そして溶けたチョコレートをおたまで掬ってホールケーキにかけ、すぐに魔法で冷やしてもらえばチョコレートケーキの完成です!


 それを何度も繰り返しながらケーキをカットしていき、一つ一つ小皿に乗せてフォークを添え、ここにいる全員に行き渡らせました。



「実は今日、チョコレートをたっぷりゲットしちゃいまして、せっかくなのでチョコレートケーキを作ってみました。ケーキは買ってきたヤツですけどね!試食はしてないけど自信作だからご安心を。それではいただいてみましょう!」



 小さなフォークでチョコレートケーキを切ってみると、冷やしたばかりだからチョコがパリッといって良い感じだった。


 パクッ



「「おいしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」



 そもそも元のケーキが美味しいので、チョコレートコーティングでパリッとさせたからといって不味くなるわけもなく、思った通りの美味しさでした♪



「クーヤ、これ最強!!」

「チョコレートの味がするから、普通のケーキより美味しいよね!?」

「うん!冷えたチョコがパリッとしてすごく良いかも!」

「こんなの無限に食べられるよ!」

「ヤバい。これはハマっちゃうかもしれない」

「太りそうで怖いかも・・・」



 食べたチョコレートは消せるけど、ケーキは普通に体に吸収されますからね。

 美味しいは危険なのだ。


 もちろんマダム達にも好評で、定期的に食べたいと催促されました。

 太るから連発するのは危険ですが、2週間に1回くらいならいいかな?


 お金の問題とかもありますけどね~。


 ケーキを食べ終わった後ソフトクリームを解禁し、半数くらいの人が玄関に行ったのですが、もちろんルーキー達もソフトクリームを持って帰還しました。


 レオナねえがオーナーズルームから契約書を持ってきて、【203号室】を借りるってことで3人がサインする。


 これでもう宴会の後、実家まで帰らなくてよくなりました。



「よし、これでもう今日からあの部屋に住めるよ!布団も何も無いけど」

「家具を揃えなきゃだね!」

「明日にでもニポポ家具店に突撃するか?」

「それはいいのですが、3人ともプルクックミィでハゲ店長に怒鳴られてクビにされること忘れてません?」


「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」


 忘れてたもよう。


「なかなかの地獄ね。でもしっかりクビにならなきゃ!」

「ちょっと作戦会議しておこうか」

「クビって宣告されれば話が早いんだけど、ただ怒鳴られた場合の対応だな」



 こうしてクビになるための作戦会議が始まったわけですが、問答無用でクビにされるのが最良で、怒鳴られて『うわーん!こんな店やめてやるー!』って叫びながら店を飛び出すパターンまで色々話し合ってました。


 アホな会議だけど、面白そうなので見に行きたいくらいですな。


 あ、家具を買うならボクも荷物持ちでついて行った方が良さそうですね。

 ここじゃ人が多過ぎなので、その時に支度金を渡そう。

 

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