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サラチア王国物語集

ウィンディの雑談タイム

作者: みんとるな

皆さん、ごきげんよう!

ヴィエトル・ウィンディです!

先日はソラの誕生日の時の話をしましたよね。

今回は最近の私たちについて雑談しようかと思って雑談編を設けました。

今度は課題じゃないんで緩い感じで行きましょう。

ではスタート!


 ○


この間クロスを食中毒にしたレスが「たこ焼きだけは作れるねん!!」ってめっちゃ言ってたから仕方なくクロス除いたみんなでたこ焼きパーティーをすることにした話からね。


まず取り出したのは粉。シンプルに量りで量ってたんやけど…突然レスが「やった!」って叫ぶからなんかと思ったら粉が1発でピッタリいったらしい。でもすぐ増えて「なんやねん!!」ってツッコんでたな。


んで…次は卵。普通に角に打ち付けてボウルの上で割ろうとしてたんやけど、なかなか割れんかってん。レスが「ヒビ入ってんのに割れへん…逆に怖い」って嘆いてた。もちろん最後はちゃんと割れたよ。


んで水。計量器でめっちゃしっかり量ってボウルに入れたのに結局計量器に入ってた水全部ぶっ込んだ。え、量った意味あったん。そして計量器シンクに投げ捨てられたし。

混ぜるとき。「んじゃ混ぜよか」ってレスが取り出したのはなんと泡立て器ではなくおたま。みんなで「え、泡立て器じゃないん!?」って驚いてた。「え?おたまじゃないん?」ってレス。まあ洗い物は少なく済むからエコっちゃエコかもな。ソラがおたまで混ぜたんやけど、めっちゃ大変そうやった。


キャベツ。千切り。ご察しの通り。まず「力ないから切られへん」って頑張る。そしてキャベツの扱いが雑!!途中は普通に千切り出来てたんやけど、切ってるときたまにめっちゃ雑くなるのがレスやねん。しかもその雑っていうのが【叩きつけ】やねん。叩きつけるように切る。怖い。みんな「どうせみじん切りにするしいっか」って緩くやってたけどな。みじん切りにせぇへんねやったら多分ハルにでも頼んでた、うん。


んでもろもろやって…


ポン酢。レスはポン酢派、それ以外はソース派。「今回はレスが色々やってくれたしポン酢で食べるか」ってことになった。

「ポン酢どこー?」ってレスが探してたら「ポン酢どっかで見たで」ってハル。

「ポン酢ってどっかで見るもんなん!?」「知らん」

レスが探し回って「ないーん」って凄いええ声で言ってたら直後に「あったああああ!!!」って叫んだ。よかったな。ソースうちらの為に用意してくれた。ええ子や。


ってこんな感じで焼いてたこ焼きを食べた。美味しかった!!たこ焼きひっくり返すんレスめっちゃ上手かった。


 ○


私たちの学校、王立ダルダ魔法学園で体育の授業があって、フライングディスクをしたの。いつもの6人で丸く円になって投げあってたんやけど…

急にレスがソラの方向にめっちゃ遠く投げて、ソラが遠くまで取りに行くことになっちゃってん。走ってソラが取ってきてまた再開してんけど、またレスが遠くに投げはってんやん。せっかくソラ取ってきてくれたのに。また走ってディスク取ってきたソラがそのままレスに直行して、ディスクでめっちゃリズム良くレスを叩きました、と。ほんとにリズム良かった。後で聞いてみたら「ああ、あれ剣術のリズムを応用してん」って。すご。

ちなみにその後レスが投げたディスクはハルの足の間を綺麗に通って行きました。


 ○


学校行こうとしたらルーチェに会ってん。「おはよー」って声掛けたんやけど手あげただけで、「大丈夫?」って聞いたら「だいじょうぶじゃない」ってめっちゃ掠れた声で言うの。「えええルーチェ!?分かった、あんま喋らんようにするわ、ルーチェも無理せんでな?」って言って無言で学校行ってん。

学校着いたらいいタイミングでみんなと会ってみんなも「おはよー!」って声掛けてんな。ルーチェが「おはよう」ってまた掠れた声で言ったらみんなも「えええ!?大丈夫!?」って。その日はみんな「ルーチェ無理しやんでね」の一言に尽きた。んでこういう時に限って文学の授業の音読で先生に当てられるのがルーチェやねんな…ほんま可哀想やった。先生も声掠れてるん気づいてるやろ!?いくら王女贔屓はあかんとはいえ、それはちょっと違うくない!?

って話でした。


 ○


ルーチェがフードのある上着を羽織っててん。そこにレスが来て、フード被せて紐をガッって引っ張ったの。

そしたらルーチェが顔だけ出てる咲耶国の達磨みたいになって…めっちゃ可愛いかった。

それでレスを追いかけ回してぺしぺし叩きに行くねん、かわいすぎた。


 ○


これはほぼ私の独り言なんだけど…

前に学校で教室まで歩いてたときに私の後ろに男子生徒が2人いたの。片方が

「〜それは色んな意味で交通事故だったんだ」

ってもう片方に言ってて


色んな意味で交通事故って何!?

普通にぶつかっただけちゃうの!?

魔法使われたやつは魔法事故やろ!?


ってめっちゃ思った。


 ○


ご飯食べてたときのこと。

ソラが突然ハルのほっぺをぷにってしたの。ちょうど口の中に何か入ってたみたいでソラがぎょって顔になってハルはちょっとソラを睨んでたのね、そしたらクロスが無言でぺしっとソラを叩いて…

無言の中でもいつも通りやなって話。

特にオチはないっす、はい。

クロスはソラの義姉やけどたまに母になんねんな、まあソラがクロスの母になることもあるんやけども。


 ○


もう話すことないなぁ…

あ、せや、こないだな、ソラに学校の第2器具庫に連れてって貰ってん!第2器具庫っていうのは生物器具庫の1つで、色んな実験道具がしまってあるの。ソラ実験とか好きやからよくそこに行くらしいねんけど、「今日ちゃんと換気しなあかん実験したいから来てくれへん?あそこ綺麗なガラス器具ばっかやし楽しいで!」って誘われたから着いてったのよ。

入るや否やほんとに素敵な空間で思わず「わぁすごぉ…」ってため息出た。ちょうど夕方ぐらいやったから夕焼けの光が差し込んでガラス器具がキラキラしてて…知らんわって感じやと思うけどほんとに私が好きな感じやってん!そんな私を見てソラはちょっと自慢げやったな。

んでちょろっと手伝いつつ、器具を眺めてたら人体骨格模型を見つけて。人体模型は前授業で使ったから知ってたけど骨格模型もあるらしい。

「え、骨格模型あるやん」

「せやで〜。それな、ここ三三七拍子で弾くと顎外れんねん」

そう言いながらソラは骨格模型の開いた口の下顎に指をかけて三三七拍子のリズムで指を弾ませると…カタンと鳴って言う通り顎が外れてん。

「ごめんな、骨格さん」

そうやってまた顎を戻してあげるとこちらを向いて

「これ私いつか呪われるわ」

「確かに」

なかなかええ音やったけどなぁ…

てな感じで私の初第2器具庫の話でした!


あ、そろそろ夕食の時間になっちゃう。それじゃあ、また!ごきげんよう!

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