プロローグ
日本が異世界にわたるまで 年表
2020年 新型ウイルスの感染拡大は5月には終息へ向かう。しかし、国内政治の不安定化に苦しむ中国政府は国内軍閥の統制が取れなくなってきていた。指導部内でも政治不信からタカ派が台頭。東シナ海の情勢は一気に不安定化した。
7月、中国人6人を乗せた漁船が魚釣島に漂着。これを救助するためという名目で中国海軍に駆逐艦2隻とフリゲート艦数隻が領海内へ侵入。しかし、日本政府は政治的判断からこれに対して有効な対策が取れなかった。
9月7月から続いていた沖縄のデモ行進が暴徒化、多数の死者が出る。戦後中国政府の指導を受けていた可能性が示唆される。
10月デモ暴徒化の責任を追及され不信任を決議された沖縄県知事が議会を解散。改選後親中派議員が不自然に増えるが、不正の証拠はなかった。
12月アメリカ大統領が病気療養のため辞任。アメリカ政界は一気に混乱する
2021年2月沖縄で独立を訴えるデモ行進が頻発するようになる。
3月沖縄県議会は日本からの独立を宣言。日本政府は当然認めないが、中国政府はこれを容認、アメリカは静観の構えを見せた。
4月中国政府と琉球独立政府が不可侵を締結。尖閣は中国領とされた。
7月韓国で文大統領排除のデモが起こる。
8月韓国国内において親北のデモが起こる
10月文大統領と金委員長が会談。今後十数年以内の連邦国家樹立へ向けて協議を開始すると発表。
11月尖閣諸島において海上保安庁の巡視船一隻が中国海警に衝突され沈没。乗員はすぐに救出され全員即時帰国したが、日本国内において中国脅威論が強まる。
2022年 6月昨年以降緊張状態にあった尖閣諸島で中国海軍駆逐艦一隻が沈没。
中国政府はこれを日本政府の陰謀だと発表し東シナ海に空母山東を中核とした南海艦隊の一部を派遣し対立の色を深める。国内世論を受け日本側も多目的護衛艦「かが」を中核とした一個護衛隊と空自部隊を派遣し、防衛大綱の改正準備に入る
8月尖閣紛争勃発。航空戦ののち中国側撤退。合衆国軍は第七艦隊に出動命令。この紛争で空自隊員が戦死したことから憲法九条改正論が強まる。
10月琉球独立政府が中国側に支援を要請し、中国側はこれを受諾。日本側は護衛艦3隻を失うが、空母山東を含む主力艦隊をせん滅。
2023年 3月憲法九条改正。自衛権が明記される。
5月アメリカの仲介の元、日中講和。沖縄は独立国となるが永世中立国となる。国内では防衛力の強化が叫ばれ防衛予算の増額が開始される。
2026年防衛力強化計画第一弾として8隻のイージス駆逐艦ゆきかぜ型が就役。
2029年第二弾としてイギリス海軍の支援を受け、クイーンエリザベス級をモデルにした空母「ほうしょう」が進水、二番艦として「あかぎ」三番艦「しょうかく」が建造開始する。
2031年、日本政府は琉球政府に最後通牒を送る。中国政府がこれに反発し第二次尖閣紛争勃発。
日本政府はこれに勝利する。10年ぶりに沖縄は日本に復帰することとなった。
2032年 建造中だった「しょうかく」の建艦が停止される。
2035年日本異世界へ
次回は未定