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理系ジョが送る、異世界攻略冒険物語  作者: 福寿草
第二章   可笑し?お菓子?な家
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☆ ミッションコンプリート

テスト前で先週は投稿出来ませんでした(焦)


今週もちょっと厳しいかも、、、

「ねぇ!ゴールが分からないってどういうことよ!」


「子わんこちゃん、これは毎度のことなのですわ。それに今あそこにいてもフォースをとられている私達が勝つにはなんとしてでもそのフォースを死守しなければなりませんわ。」


確かにそうだけど、、目的地ゴールが分からない中で走るのは私の体力的にしんどいんですけど、、、


【ねぇ、ゴールってひといっぱいのところ?】


………………ん?


【ひといっぱい。でもみーんなつかれて、ちからないからあそべなかったの。】


…………これはもしや、、、

慌てて二人に尋ねる。


「ねぇ、ゴールって他のグループも一緒?」


「さぁ?だが、ここに飛ばされた奴らは同じところなんじゃないのか。」


ということは、、、小さな女の子に向かって問う。


ねぇ、その場所教えてよ。


【またあそんでくれる?】


チカラをくれるなら見たことない“かけっこ”をしてあげれるよ?


【かけっこ?なにそれ、なにそれ‼︎たのしそう!わかった!】


こうしてまた私は姿の見えない女の子と遊ぶことにした。


「____カイ、リオ。私の手を決して離さないでね。」


「おい、どういう意味だ。さっきからお前のことが読めないんだが……………っておい!」


「どうされましたの?子わんこちゃん、貴方さっきから上の空ですが……………って、きゃあ⁈」


文句を言う二人の手を掴み、私は空へ舞う。

いや、空を渡る。

重力なんて無視をして、走っているみたいだ。


ねぇ、教えて。


人がいっぱいいるところはどこ?


【うーんと、あ、あそこ!あのやまのうえー!】


よし、ならこのまま渡れば


「ちょ、おま、何だよコレ!」


「まぁ!すごい!空のお散歩は初めてですわ!」


「リオ!なんでこの状況で落ち着けれるんだ!とりあえずおろせっ!!」


………………………二人ともうるさい!

黙って私の手を掴んどいてよ!

こうして私達は夜の空を飛び、山に向かった。


【たかーい!たかーい!きゃはは!!】


「うおぉぉぉぉぉぉお⁈」


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」




○○○○




「はぁ、はぁ、はぁ、、、、」


「や、やったのね、、、!」


「っ、しゃあぁぁぁぁぁ!!」


「ひぐっ、ひぐっ、、、」


此処はとある森の中。

暗く陰惨なこの場所に相応しくない歓喜の声や涙が占めていた。


「よし!お前らギリギリだが合格だ。メンバーのリーダーは名前を言いに来いよ。言わねぇと、失格になるからなー。」


その大男の一言で、彼の前には多くの人だかりができた。

そんな中、


「あれは、何かしら?」


一人の少女が指した方角には空を飛ぶ人の影が。



人々が気になってそれをみていると、


まぁるいまぁるい紅い月に照らされ舞い降りた銀髪の少女が黒髪の男と金髪の女性の手を取りニコリと、まるで月の使者の様に美しく気高い頬笑みを浮かべ告げた。


「ディアドロイ、ミッションを無事、達成しました。」


その一言で、後から赤髪の男とボルドー色の少女がやってきた。そして、それと同時に


「っ、タキオン!ミッション無事成功しました!!」


6人のボロボロになった少年少女が訪れた。





ピーーー



ある者にとっては幸福の音色、またある者にとっては死を表す音色がこの世界に鳴り響いた。






辺りを見渡せば、残酷なくらいに美しい真っ赤な太陽が登っていた。







こうして、怒涛の課題テストは幕を閉じたのであった。






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