☆ 女は怖い?
『リオ、準備はできたか?』
『勿論ですわよ。私達は何時でも大丈夫ですが、そちらは如何かしら?』
『そうか、こっちも大丈夫だ。
_________ぶちかましてやれ。』
カイが微笑んだと同時に…………………
ドオオォォォォォォォォォォォォン
巨大な爆発音と共に家が燃え始めた。
「さぁ、マモン狩りの始まりだよ。」
その一言で、悪魔達は解き放たれた。
~遡ること85分前~
私の作が認められたことにより、本来はリオがいる立ち位置に私がきた。
つまり、このグループのリーダーが私になったのだ。
…………………なんかコレ、研究室のこと思い出すなぁ。
「先ず、リオとアレンはお菓子の家を見張ってマモン達がフォースを見つけたら合図を出して。そして、ヴィーは今から私の指定する金属の中で出せる物を教えて。」
ヴィーは何が何だかよく分かっていなさそうだけど、頷いてくれた。
「リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウム、この中で作れるものはある?」
「リチウムなら…………………後は、分からないけど。」
「分かった。じゃ、リチウムを作って。そして、リオの水を合わせて爆発させるの。」
「そんなこと出来んのか?」
あぁ、そうか。此処は化学のかわりに魔法があるもんね。
みんなも高校化学を学んでるなら聞いたことあるはずだよ!
ただし、実際に試すのはやめてよね、私、責任持たないからね!
けど、この馬鹿に舐められるのは不愉快だ。
「ええ、なんなら今試しても良いけど?」
ドヤ顔で言うと、アレンは顔を真っ青にして首を横に振った。
…………………いつもと立場が逆だなんて思わないでくれよ。ただ私はプレゼンしてるだけであって脅したりなんかしないからね。
「いや、いいです。」
「そう?で、その爆発であのお菓子の家を破壊するの。そしたら、フォースを持った彼らをアレンの炎でとらえて。」
「………………ちょっと待った。」
「ん?あ、ああ。彼らがフォースを見つけれなかった場合、若くは爆発でフォースを落とした場合は致し方ないから私の大気の魔法で探すから、やっぱりアレンはマモン達を捕らえちゃって大丈夫よ!」
「いや、そこじゃねぇよ!
…………………お前、ホントにユイなのか?」
……………………何馬鹿なこといってるの?
私は私に決まってるでしょ。
「もういい。お前、天然なのかどうかわたらなくなってきたわ。」
失礼な‼︎
私の何処が天然なんだ。
「そういうところだろ。」
意味分からん。
「わからなくて結構よ、ユイ。じゃ、お手並み拝見といきましょうか。」
「そうですわね。いつもは私が作戦を練っていましたけれど、他の人が練ったもので動くのも案外アリですわね。」
___ニコニコと笑う美少女二人、そして急にキャラが変わった(美?)少女達に男どもはこう思った。
((女って、、、怖ぇぇ。))




