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理系ジョが送る、異世界攻略冒険物語  作者: 福寿草
第二章   可笑し?お菓子?な家
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☆ ディアドロイ=ヤンキー集団?

キーンコーンカーンコーン


授業終了の合図と共に私はトールと一緒に中庭に来た。


「で、ディアドロイって何?」


彼は呆れたようで、


「お前、何でアイツらに仲間入り出来たんだよ………。」


いや、仲間入りしてませんけど。アイツらが勝手に!勝手に!申請書を出しただけだからね‼︎大事な事だから二度言います。アイツらが勝手に!勝手に!申請書を出しただけだからね‼︎



「ディアドロイっつーのは、あの人らのチームのあだ名みたいなものだ。」


へー。ディアドロイって変なあだ名。

しかも長い。

ディアとかでよくない?

可愛いし、何より言いやすい。


「まぁ、あの人らはちょっとヤンチャが過ぎるで有名人達だけどな、」


ヤンチャが過ぎる?んなこと知ってるよ。

で、どんな感じにヤンチャなんだ?


「まずは、カトリオナ様から話そうか。あの方は、水の属性だか聖水を使えるだろ?その聖水は、傷を癒すだけでなく嫉妬や虚言などいわゆる人間の『負の感情』をなくすことが出来るんだ。」


へー、リオはそんな事ができるんだ。

初耳だわ。

で、その聖水でヤンチャ出来んの?聞いてると、良いことでしか使えなくね?


「ただし、とてつもない痛みを伴って消すんだよ。」


とてつもない痛み、とはどのくらい?


「俺達の元同級生の一人はカトリオナ様の侍女に悪戯をしたのがばれ、その拷問として聖水を使われたが、そいつは痛みに耐えきれず暴露するだけして気絶。それからは、水を見るだけで発狂する様になりあえなく自主退学。」


恐っ!

でも、悪戯した方が悪いんだし自業自得だな。


「皇女ヴィオラ様は持ち前の錬金術で自分の従者や仲間の悪口やら虐めやらをした者をコテンパンにやっつけ、従者達に土下座して謝るまで魔法攻撃をする。」


え?あのヴィーが?

些か、信じれんのだが?


「アレンに関しては、女に馬鹿みたいにモテる為。いつも男からの嫉妬だの嫌がらせをされるが決まって嫌がらせをした奴は決闘でボロ負けし、顔の輪郭が変わっている。少数だが嫉妬に狂った女の場合は精神的、御家柄的にも攻撃を与え、隙のないように潰す」


御家柄的にも潰す?

ま、まさか、、チラリとトールを見た。

彼はニコリと笑う。

………………こえぇよ、アレクさん。


「最後、カイトはこの学校きっての天才児の為、色んな奴から非難や中傷をうける。」


心情操作が出来るだけでなく勉学も凄いんだ。まるで、安達さんみたいだな。

でも、避難中傷に関してはやっぱり身分から来てるのかな?


「そういう奴は取り巻きを使ってアイツをボコボコにしようとする、が、アイツの場合はソレを利用する。」


取り巻きを利用する?


…………………うん、何となく分かったよ。

カイもエゲツないですねー(遠い目


「取り巻き達はその後、どうなったのか言うまでもない。以上ソレらの行為によって彼らは、先生・生徒からディアドロイ__つまりは悪魔と言われるようになったんだ。」


へー、確かに悪魔みたいな奴らだなぁ。

そりゃ、避けるわな。





………………………ん、待てよ。

もしや、皆んなから、私はもうディアドロイの一員として見られてる?





まさかだとは思うが、アイツらもそれを狙って行動してた?





今回もありがとうございました〜

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