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理系ジョが送る、異世界攻略冒険物語  作者: 福寿草
第二章   可笑し?お菓子?な家
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☆ YOU達は何者?

「ねぇ、どうします?あの課題テスト。」


「そうですわね……………、内容が内容ですし、ねぇ。」


「あ、彼方の公爵家の方はどうでしょうか?」


「あのお方は確か、炎の精霊の加護を持っているとお聞きいたしましたわ。」


「なら、早く行きましょう!」


ドタバタドタバタドタバタドタバタドタバタ


目の前のやり取りを見たけど、課題テストの内容が気になり過ぎて、もうダメ。

誰か、おしえろぉぉぉぉぉ。

はぁ、リオ達のとこ行くか。って何処にいるんだ?


「ユゥゥゥゥイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」


探す手間、省けました。

あの、ヴィオラさん……………五月蝿いです。とてつもなく、五月蝿いです。

五月蝿過ぎて、だいぶ浮いてますよ。

てか、貴女、皇女じゃなかった?

皇女がこんな頭の悪そうな行動取っていいの?

…………………。


ドタバタドタバタドタバタドタバタドタバタ


あの子は、いつまで走っているのでしょうか?


うん、ムッチャ浮いてる。

周りの子ドン引きじゃん。

こんな中で話しかけられたりでもしたら…、




そうだ、スルーしよう。

私が求めるのは平穏な学校生活。

この中にドタバタと走る皇女は受け付けれないかな、ごめんね、ヴィオラ。あとで、手紙で話そう?あ、この世界はムダに私の世界と似ているからラインとかあるのかな?

まぁ、どっちでもいいけどね。

そうと決まれば、此処から立ち去__


「あー、居ましたわよ!子わんこちゃん!」


「ようやく見つけた。おい、ユイ!!話があるんだけどちょっといい?」


「早く来い、いつまで俺達を探させる気だ。」


……おーまーえーらー、私に一体何の恨みがあるんだよ!

嗚呼、さよなら。私の平穏な学校生活よ。

明日から、なんて顔して教室に入ればいいのやら。

…………………って、ん?気のせいかな?なんか皆さん、私から距離を置いてる?


「ねぇあの子、一体誰なのかしら?」


「さぁ、見たこと有りませんわ。ですが、あのお方達とつるんでると言う事は………」


「お前、あの子知ってるか?」


「静かにしろ!彼奴らに関わったらどうなるのかわかったもんじゃない。」


「あの子、華奢な感じしてるのに結構、危ない奴かも…………………。」


「…………………ねぇ、今日の課題を図書館でやりません事?」


「いいですわね!それでは行きません事?」


「あー、俺、今日は鍛錬する日だったわ。」


「ぼ、僕はマ、マナー講座があるので………失礼します!」


ピュー


蜘蛛の巣を散らすかの如く人がいなくなった。居るのは、私と、4馬鹿のみ。





コイツら、何者だよ。






もう何者でもいいから、私の平穏なる学校生活返せーーー!!!!!

今回もありがとうございました〜

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