プロローグ 〜新魔界の確立〜
更新については毎週水曜日と日曜日にしようと思ってますが、学校行事やら部活などで更新できない時はまた報告していきたいと思います。
其の後、あのシャペル共和国は戦争後どうなったかというと、一応、形上は終戦をした。
疫病に関しては薬ができ、あの悪魔も解決策はないものの、ただ闇雲に倒したおかげかここ最近は数が減ってきた。
さて、気になる勝ち残った国は10国。
インバッティービレ、ジュスティツア、龍谷、フィリア、プロエリウム、ユースティティア、スリアンウォズ、タウィーザ、アルメニア、最後にシャペル。
一方で敗戦国は、2国。
此方はどちらも、人狼の国であった。
一つは、ユースティティア
そしてもう一つがフリーデン。
ユースティティアと、フリーデンの都は木っ端微塵に潰され、人狼、つまりは住民皆、公開処刑をされた。あの男のように、な。
その中にはまだ、ほんの小さな子供も、赤子もいた。
さて、敗戦国の話はこれくらいにして、勝利した国に戻ろうか。
各国は、人狼の国を潰し終え大義名分を失った。更に、最強とも謳われた人狼を倒した事により、国にもかなりの大打撃を受けた。どの国にも、戦をしようという意欲を掻き消してしまう程に。然し、この隙を狙って戦を仕掛けられると、なると又、戦に力を注がないといけなくなる。なので、彼らは考えた。そして、ある一つの結論に至った。
『時期国王・女帝となるモノを平等に、人質にしてしまおう』
そうして、作られたのが大魔法学校。
皇子、皇女の他、貴族や庶民でも力の強い者が行くものだ。簡単に言うと、貴方達がよく言うエリートお嬢様学校のことだ。
然し、コレは決して戦争の終了ではない。彼らは互いに、粗を探している。あからさまに対立している皇子、皇女達もいる。
此処は、世界地図を人間で表したものとも言える。よって皇子、皇女が揉める、即ち国家の対立とも言えるくらい危ういものだ…そのせいか、この学校の別名は__平和の監獄
そう伝えられている。
然し、今それが変わろうとしている。それが、良い方に転がるか否かはまだ分からない。
だが、私はやる。この世の未来の為に、
「__様。準備が整いました。」
新たなるページが開かれた瞬間だった。
これから何が起こるのか貴方にはしかとその目に焼き付けてもらいたい。
それでは、従者を困らせる様な真似事はしたくないので、此処でお開きとしようか。
それでは、また逢う日まで、御機嫌よう。
今回もありがとうございました。