☆ 結果発表
「ユイさん、貴方は私やカイよりももっとずっと珍しい、いや_この世にはもう存在しなかったはずの古代の精霊による、光の加護を持っています。」
うーん、よく分からないけど、すごい精霊が付いてるってコト?
学院長先生は苦笑いをこぼした。
「更にユイさんには、もう一つの加護があるようですね。」
ん?加護って一つじゃないんだ。
「が、学院長様、それは本当ですか⁈」
「はぁ⁈もうなんでもありかよ⁈」
「…………コレが人狼の力?」
「マジでか⁈俺、王族以外で、初めて見たわ。」
えっと、コレは……………あれですか?
転生したら(してないけど)、ユウシャサマになっちゃいましたー!っていう御決まりのパターンですか…………?
「貴方の第2の加護はどうやら、“タイキ”ではないかと思われますね。」
たいき?
待機させる魔法ってことか?
何だか使えなさそうだし、地味だなー。
「そっちの待機じゃない!馬鹿だろ、お前。」
あ、、、またもや強面さんに叱られました。人の心が読めるって凄いなぁ。
「他人事みたいにするな!現実を見ろ!」
だって、めんどくさいんだもん。
「カイ、なんとなくユイの思考回路は分かるけどね。私達は結衣の心が読めないからツッコミはこの子が言葉として発した時にしてくれないかな?」
「ええ、そうですわ。カイばかりに良い所ばかり持っていかれてはいくらこの慈悲に溢れ満ちた私でも癪に触りますわ。」
「何処がだよ!」
「何処がなの⁈」
「何処が⁈」
「皆様、酷いですわっ!」
嘘泣きはおやめください、カトリオナさん。
バレバレ(というか隠す気無いでしょ)ですよ。
「………茶番は終わりましたか?」
殺気が凄いですよ、学院長先生。
「「「「「はい。」」」」」
ついつい、無関係な私まで返事をしてしまいました。
「ユイさん、お騒がせしてすみませんでした。」
いえいえ此方こそ。
「………でどうするんだ?」
どうするとは?
学院長先生はニコリと笑い、
「彼女にはこの大魔法学校の生徒になってもらいます。」
「生徒……………?」
私が?
「それしか方法は無い、よねぇ。」
「だよな。」
「ですわね。それに、今の時期は編入するのにベストですわ。」
「変な輩に突っかかれんなよ。あと、光魔法は禁止だ。今後一切使用するな。…………命が惜しいのならば、な。」
ちょ、ちょっと待ったぁ!!
なんで、それがベストなのよ。
「本気で、本気で言ってるの⁈
私、もう28歳!!もう、大人ですよ!なんで大人が学生しなきゃ_」
「貴方、13歳ですわよ。」
は、はぁ⁈
リオさん、どういう事?
「私達の世界では、貴方のと比較して時間の流れが遅いのでしょうか、兎も角此処の貴方は13歳ですよ。」
た、確かに身長は縮んで、ちょっと幼顔になっていたけど、まさかの若返りとはっ!!
………コレを踏まえて、特効薬作れないかなぁ、、、、世紀の大発見ですよ、コレ。
「じゃ、今からユイは私達の一員だね!」
「賛成ですわ!」
「人狼の姫君かぁ。面白そうじゃん。」
「面倒、起こすなよ。お前、頑固そうだし。」
お母さん、お父さん
順風満帆な人生だったはずの、28歳研究員が
まさかの、学生に戻り、理不尽な魔法とやらを学ぶ羽目になっちゃいました。
……………あの、神様。
何か私、悪いことしましたっけ?




