おまけ-俺の知らない俺の世界
「あいつ、なんかストーカーみたいなことしてきてからドキドキが止まんないんだ。これって恋?」
「心不全だ、病院行って来い。頭の中なら治るぞ?」
「それってもう手遅れじゃね!?」
就活も終わりのんびりとスターなカフェで他愛ない話を数少ない友達。庄司と話している。
こいつ顔も性格もいいから彼女できるはずなのにできていないと申している。
学校のヒロインというかアイドルな存在。猫宮舞白もなんか海外の彼氏できたらしいし。
あー、俺もリア充したい。
「やっぱりここにいた!」
「ほらサークルに行くぞ」
「やべバレたって俺サークル入ってねぇよ!」
こいつ運動神経アホだから色んな運動系サークルの助っ人で呼ばれている。
そして本人が管理できなくなったので彼女たちが管理しているみたいなことになっている。
てか気づけよこの鈍感。
「ちょっと、引っ張らないでくれ。
だから今日くらい休ませああああああ、一樹明日返すからぁぁぁ」
「はいよー、頑張ってこい」
祭りのあとの静けさか。
…帰るか。特にすることないけどさ。
庄司の分と一緒に払って特に何もなく1日が過ぎていく。
なんて思ってた。
「遅いよ!早く早く!」
「クレープは逃げない。お姉ちゃん早すぎ」
2人の姉妹かな?
綺麗だななんて思ってすれ違ったけどこのままだと後悔すると思った。
なんでかな?話しかけないといけない気する。
そうしないとダメになる気がして仕方ない。
「あのすいません」
「はい?」「ん?」
世界には幸せが転がっている。
勇気をだして掴んでみよう。
だって世界の主役で勇者なのはあなたでしょう?




