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楽しい日々
投稿遅れてすみません
〜5日目〜
目が覚めると、彼は私を見つめていた
何故かはだいたいわかる、私が明らかにおかしいのだ
目線が低い、ということは私は縮んで、小さくなっている、という事だろう
私自身痛みはもう余り感じていないが、体が小さくなった分だけ動きにくく、そして声もだしずらくなっていた
そんな私を彼は遊びに連れて行ってくれた、いつもの仕事に使うバッグを持たず、リュックを持って家を出た
目的地は山の様だ、私は山に来るのが初めてだった、360度緑で埋め尽くされていた
それから私は緑の中を彼と遊び尽くし、美味しいお弁当を食べて、街を彼と一緒に帰った
とても楽しい1日だった、私にとって大切な1日となった
...あと何回、彼と遊ぶ事が出来るだろうか
...もう、長くない気がする
明日が最後だとしても、明後日が最後ったとしても、私は彼との日々を忘れずにいよう
...こんなにも楽しい日々を忘れるはずがない、忘れてはいけない
そんな事を考えながら私は眠りについた
5日目end
残り時間