私 〜午前〜
3日目、午前の話
3日目〜午前〜
私は何処から来たのだろう
私はなぜ何も覚えていないのだろう
私はなぜ言葉を話せないのだろう
....そんな事を考え始めた
〜朝〜
私が起きると、いつもみたいにご飯が用意されていた
見た目は良いとは言えない、けど、とても美味しかった、毎日食べても飽きない
ご飯を食べたあと私は、彼に外には出るなと釘を刺された、いや、まだ私1回も外には出てないのだけれども...
彼が仕事に行ってから、私は考えていた
私は何処からきたのか?なぜ記憶が無いのか?なぜ話すことが出来ないのか...
そもそも人間では無いことは明らか、生まれ変わりとかいうものなのか?そもそも生まれ変わったわけではなく、いま産まれたのかもしれない
まず、生まれ変わりが存在するものなのだろうか
今産まれたにしても、こんなにすぐ言葉を理解することができるのだろうか?
...やっぱりわからない、というか、自分で考えた所で自分に記憶がない以上意味が無い
しかも話せないとなると、もう手詰まりだ、伝える手段がない
なんともまぁ、不便なものだ
私は、結局何なんだろう
私はまた、同じ事を考える
午後に続く
次回、午後