名前
2日目
2日目
私は目を覚ました、彼はまだ寝ていた
家の中を見回す、ごくごく普通なアパート、人一人住むには十分な広さ
少し歩き回ってみる、いや、足などないが......
時計を見る、6時半
......しばらく家の中を見て回った、こんな事言っては何なのだが、危険は無さそうだ
彼の所に戻ると、彼はもう起きていた、おはよう、と言ってあげたいが、言葉が話せない
「ゆっ......ゆっ......」
これしか声が出せない、不便なものだ
......?彼は何か悩んでいるようだ、すると
「そうだ、お前の名前、ゆっくりにしよう」
そうだ、昨日は名前を考えてくれたのだ、けど、そのまま彼も私も寝てしまったのだ
....名前、つけてくれた
嬉しい
...彼が何か用意してくれている、朝ごはんだろうか?
「はい、ゆっくりの分」
彼がくれたご飯は美味しかった、朝なのにかなり食べてしまう
「じゃあ、ゆっくり、行ってきます」
....彼がその言葉を発してすぐ、私は寝てしまった
〜数時間後〜
目が覚めた、かなり寝てしまったようだ、しかし、一人になると、なんだか寂しくなる
しかし、その後すぐ
「ゆっくりー、ただいまー」
!彼が帰ってきた
「ゆっ!ゆっー !」
精一杯の気持ちをこの一言に込めて、迎えにいく、全速力で
その後、私は彼の作ってくれたご飯を食べた後、またぞろスヤスヤと寝てしまったらしい
私って...よく寝るな..........
続く
次回、3日目