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僕とゆっくりの1週間   作者: わかさぎ姫
僕とゆっくりの一週間 ゆっくりside
10/15

前触れのない出会い

1日目


ゆっくりside

1日目


私は、気づけばここにいた


中くらいの箱の中、何でもない道の隅っこに置かれていた


記憶はない、何も覚えていない


私は、誰なのだろう、私には手も足もない


通りすがる人は、皆珍しい物を見るような目で通りすがる、確かに、珍しくはあるのだけど......


「ゆっ......ゆっ...................」


......声も出ない、声というか、人が聞いたら鳴き声のようなものだろうか


そこに、ある男の人が通りかかって、足を止め、こちらに向かってきた


「拾ってくださいって......ベタだなぁ」


......今気づいたのだが、箱に「拾ってください」と書いてあった


ちょっと恥ずかしくて顔をしたに向けていると、私の体が浮いた、いや、箱が浮いた


「......ゆっ!」


流石に少し驚いて、声を出した私に、その男の人は


「まぁ、とりあえず一緒に帰るか」


と、私を家まで連れて行ってくれた、いや、拾っていってくれた、という方が適切かな


私のことを珍しい物を見るような目で見ながらも、近づいて来た人、ましてや拾おうとしてくれた人なんていなかった


けど、この男の人は、いつ噛みつくかもわからない、人間から見たら謎の生物を、すぐに受け入れてくれた


優しい人もいるものだ


それからしばらくして、家につき、彼は私をテーブルの上に箱ごと置いた、そして


「名前、どうしようかなぁ」


と、名前を考えているようだ、しかし、つうらつうらと、彼は眠そうにしている、疲れているのだろうか


......彼は椅子に座ったまま寝てしまった


......その寝顔を見ていると、私も眠くなってきた、そういえばこの世界に来てからかなり時間が経っている


私は、気がつけば寝てしまっていた


続く

次回、2日目

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