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PC☆レボリューション  作者: ポーラ・ポリタス
第三章 ~安城真朝~
22/42

パソコン部員の薔薇

お久しぶりです。


とある一部分の描写に手間取りまして。

「へぇぇ。こんな偶然もあるもんなんだね」



あのときに助けてあげた迷子、琴音ちゃんの姉である少女は、実は私と同級生であり、隣のクラスだった。


なんで私は気が付かなかったのだろう。


やはり他人に興味がないのがわざわいしたのだろうか。



「ありがとう。あのときは……。どうも見たことのある人たちだなぁって思ってたんだよね」



「へ、へぇ」



「私、安城真朝」



「稲辺春香です」



「そっちはパソコン部だったんだね。あれ?でもあと一人いたよね?」



「あぁ。優華はパソコン部じゃなくて、茶道部なんだよ」



「ふーん。そうなんだ。ねぇ。そういえば気になってたんだけど。パソコン部って何してるの?」



「…………え」



何って…………。


あれじゃん、あれ。


いや、数日前まで私以外の全員が幽霊部員で、それらしいことなんてなにもしてないんだけど。



「部長……?」



「あぁ。小説サイトに小説を投稿したり……なんだ、その、雑談したり?」



部長に助けを求めた結果の回答がこれ。


小説サイトに投稿してるのは、私と尾鷲先輩であって、あなたは特になにもしていないではないですか。



「えっ、小説…!?ってことは、話とか考えたりするの得意?」



「い、いや。始めたばかりでまだあまりよく分かってなくて……」



「でも、投稿しようとしてるんだよね?」



「あ、う、うん。そうだけど……」



めちゃくちゃぐいぐいと質問攻めを受けた。


なんかこれ、前にもあった気が……。



「私、小説とか漫画とか、書くの好きなんだー。お仲間さんだーー」



「「「「へ?」」」」



私だけではない。


上野先輩も、その隣で動画サイトを見ていた千夏ちゃんも、放送部の後輩さんも、みんなが驚いた。



「私。同人誌とか描くの趣味なんだー。サークルにも入っててさー」



「サークル? 同人誌?」



「プロじゃなくて、有志で描く漫画とかのことだよ。サークルってことは、そういうのを販売するグループに入ってるってことだね」



「そうなんですよ。今度の夏コミに、私の作品も出したいんですけど、作品が決まんなくって!!よかったら、お手伝いしてもらえないかな!!?」



なんという強引な勧誘方法だ。


とはいえ、物語を作るうえの基盤にはなりそうな気がしなくもない。



「SHOWってサイトは、どちらかといえばライトノベルみたいな作品が多いから、漫画のストーリーを作るってのも、立派なお手本になるかも知れないね」



上野先輩がそうアドバイス+加勢を入れてきた。


なるほど。作品を作り上げるうえで、他の漫画や小説のことを参考に作ることもありらしい



「わ、わかった。私なんかで勤まるかもわかんないけど、お手伝いできるようなら、お手伝いするよ」



「やったぁ!!よろしく!!」



これが、彼女の眠っている「あるもの」を呼び起こすきっかけになろうとは、このとき知る由もなかった―――――










「ただいまー」



「おじゃましまーす」



今日は早めに部活を終え、珍しく優華とは帰らず、真朝ちゃんと帰宅することになった。



「あ、お姉ちゃんおかえり」



「ただいまー」



琴音ちゃんも元気でしているようでなにより。


真朝ちゃんは二階にある自室に案内してくれた。


すると、その中に釈然とした。



「この棚……全部漫画!?」



そこには、天井まで届く上に、八畳ほどはあるであろう部屋の隅から隅までかかるくらいの大きな棚に、びっしりと詰められた漫画だった。



「少女漫画、少年漫画―――四コマとかまで。すごいね」



「お母さんとお父さんもこういう漫画とかが好きでさー。家族ぐるみで集めてたらこんな数になっちゃって」



実はこれが「漫画って大人でも読むんだ」と知った最初の瞬間である。



「で、こっちにある『腐向け』って何?」



「えっ、それは、あれだよ。一般人バンピーにはちょっとハードルが高い奴だよ」



「そうなの?」



「そ、そうそうそうそう。読むなら相当覚悟をして読まないとだめだと――――」





なにするんですか。先輩。


何をするって?   こうするのさ。


ン―――


どうした?顔が真っ赤になってるぞ


そ、そんな、いきなり激しいキスなんて、されたら―――


フフ。本当にお前はかわいいな―――――





「…………………………………」



そこには、激しく絡み合う男たちの姿がたっぷり描かれていた。


先輩と後輩だの、部長と部下だの、社長と秘書だの、ただひたすら男同士の絡み合いが延々と描かれていた。



「ほーらーー!だから言ったのにーー!!私こういうのが趣味だから、あまり学校でもおおっぴろげにできなかったんだよ」



「…………」



「あ、あれ?」






先輩、好きです


馬鹿だな。 お前は俺のペットだって言っただろ。 ペットはどうやって愛情表現するんだよ


こ、こう、ですか?





「くぁwせdrftgyふじこlp;!!!!!!!!!!!」



「ああっ!?春香ちゃんが壊れた!!?」



私の中の、何かが考えるのをやめた瞬間だった―――――

念のために言っておきますが、作者は男であり、ああいったものがこのみなわけではありません。

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