表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PC☆レボリューション  作者: ポーラ・ポリタス
第三章 ~安城真朝~
21/42

パソコン部員の出会

お久しぶりです。

次の日の学校―――――



「はぁぁ…明日からテストかー」



「はぁぁって。あんた勉強なんかどうせ私がいないとまったくやらないでしょう」



授業も終わり、本来なら部活の時間。


だが、テスト期間である現在は、部活時間はあまりない。


運動部も文化部も早い時間に切り上げる形となる。


パソコン部の部室に入ると、そこにはいつもの顔ぶれがあった。


新部長の上野先輩、そして千夏。


そして―――あれ?



「あれ?どちらさま?」



いつもは見ない顔ぶれがあった。


熱心にパソコンに向かって何かをしている。


私に気付いたのか、彼女は私に話しかけてきた。



「あっ、どうも。放送部の者です」



「放送部…?どうしたんですか?放送部がこんなところに?」



放送部は、普段は昼休みの放送をしたり、全校集会のときの司会をしたりしている。



「今度、コンクールに出す作品の編集をしなくちゃいけなくて……。放送部の部室は違うことに使ってるんで」



「あぁ。なるほど。どうぞ。好きなだけ使っててください」



こうやって、何かに取り組んでみるというのも大変なんだなと思った。


かくいう私たちは特に何かするわけでもなく毎日雑談ばかりだ。



「で、稲辺ちゃん。どれくらい小説は進んだの?」



「……うーん。どんな作品にしようかっていうのもまだ明確には決まってなくて……。異世界ものをやろうとは決めてるんですけど」



「異世界かー。異世界って言ってもいろいろあるしなー」



「魔法とか使える世界って素敵だなーって思うんですけど」



「魔法、か。確かに使えたらかっこいいよねー。メラゾーマとか」



「今のはメラゾーマではない、メラだ的なやつですか?」



「いや、なんていうか……そういった感じの攻撃的なやつじゃなくって、もっとメルヘンな魔法がいいですけど」



あまり戦いの話は書きたくないなぁと思う。


とりあえず、下書きレベルではあるが、一応あらすじはできているので見せてみた。






一人の少年が、科学ではなく魔法が一般常識の世界に転生してしまう。そんな世界で魔法も使えず、学校では落ちこぼれだった主人公が恋をしたのは、学校で1、2位を争う魔法力と知識を持つ少女だった―――――





というなんともベタな恋愛ものだが。



「恋愛ものかー。転生ものだけど、冒険ものでも戦闘ものでもないんだね」



「恋愛って、ちょっと難しくない?」



少女漫画くらいなら、多少読んだことはあるから、どんな話にしたらいいかくらいわかる。はず。



「まぁ。一回これで作品を書いてみたらいいんじゃない?最初から面白い作品なんて、みんな作れるはずないんだから」



それもそうだとは私も思う。


第一、かいてみないと面白いか面白くないかもわからないじゃないか。


私はパソコンのメモ帳を開き、そこに文字を打ち始めた。










「おまたせー」



パソコン部の部室を開くと、編集をしている子が見えた。


私たちが頼んでおいたところまで、無事に完了しているようである。



「大体できた感じなんですけど」



「うん。いい感じだと思うよ。そうだなー、ここをもう少しこうやってー」



今度のコンクールでは、全国に行くレベルの作品を作ろうとみんなで誓い合ったのだ。


だから、少しでもよりよくしなくちゃいけない。



「パソコン部の人たちにもお礼言っておかなくちゃね」



とりあえず、何かをやっているパソコン部の人たちのところに挨拶を



「すみません。パソコン使わせてもらって」



「いいよいいよ。気にしないで」



部長さんであろう、男子が答えた。



「でも、もう少しで終わりますので」



「ううん。もっと長いこといていいんだよー」



次に答えたのは、隣に座ってる女子だった。


少し背が小さい感じの、かわいい系の少女だ。


あれ?でもこの人――――



「あっ! この前会った、琴音ちゃんのお姉さん!!?」



「ああ!! あのときの!!?」



それは、偶然の出会いだったのだ――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ