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一話

突如謎の光に包まれ数秒

光が収まったのを感じて目を開ける


目の前にはいつも通りのパソコン……ではなく、とてつもなく広い部屋にいた

あたりを見渡すと石造りの壁が目にはいる

あんな壁俺の家はもとより、普通の家じゃ塀ぐらいでしかみたことがない

それは床も同じ


OKちょっと現状整理だ

俺はイライラしながら暇つぶしのネトゲを探していた

そしてタイトルだけの妙なゲームを見つけ、好奇心でURLをクリック

そして悩んだ末に闇を選ぶと見知らぬところ……


わかるか!


しかもここ何処だ!

石造りの住居なんて日本でみたことないぞ!


少なくとも日本じゃない

日本じゃこんな造り方も見ないし、なによりこれだけ大きな部屋がある建物を建てるほど広くはない

国家レベル、もしくは相当な大富豪くらいだ


そしてここが何処かも問題だがそれ以前に……


「すっげえ! なんスかここ! ゲームの中? マジかよ!!」


「え……なんで? 俺は部屋にいたはず」


「っ………………」


横に俺以外にも六人、並んでそれぞれ反応していた

能天気なやつ、動揺しているやつ、動揺するも沈黙するやつ

反応はそれぞれだが、皆何かしらの反応をしている

反応をみるに、こいつらも俺と同じような状況らしい


そしてさらに向こうの壁際

そこには鎧をつけて、槍を持っている兵士らしきものたちが並んでいた

その兵士が途切れているのは背後の扉

そして前方の、階段の上に煌びやかな椅子がおいており、そこに堂々と座っている王様らしき人物と妃らしき人物のそばで途切れている


完全に日本じゃない

それどころか現実なのかと疑いたくなる

何かの撮影だったらいいのに

夢だったらいいのに

そう思いたくてもそれは違うと否定してしまう


そんな自問自答をしていると、王様らしき人が椅子から立ち上がる


「勇者達よ、よく我が召喚に応えてくれた!」


……やっぱりか

考えていた中で一番可能性が高く、一番当たって欲しくない予想がある


異世界転成


運悪くその予想が当たってしまった

考えられるきっかけはあのゲーム

あれが異世界……と言うよりこの場合ゲームの世界へいく引き金だったんだろう


それだけならまだいい

俺もさっきの誰かのようにゲームの世界にこれたと喜んだかもしれない。というか喜ぶ

ゲームの世界にいくのはゲーマーの夢といっていいからな

でも俺が選んだのは闇だ

ご丁寧に危険とまで書いていた闇

死ぬ可能性がグンと跳ね上がるこの状況で浮かれてなんかいられない


「早速だが、勇者達の名前と属性を教えていただきたい」


属性……って、やっぱりあれだよな


「えと……じゃあ私から。私は白石美奈(しらいしみな)、16歳です。属性は光……です」


最初に自己紹介したのは俺とは正反対の位置にいる女の子

白髪のストレート。やんわりとした物腰で今もまだ動揺しているようだ


「次は俺だな。名前は茶宮豪(さみやごう)、歳は21。属性は地だ」


今度はその隣の豪と名乗る巨漢な男

髪は茶髪でパーマがかっている。筋肉質で身長は2mを超えてそうだ


「俺の番っすね。俺の名前は黄田義正(きだよしまさ)、15歳っす。属性は雷っす!」


次はすっすすっすうるさい黄田と言う少年

金髪で髪型はどこのサイヤ人だとつっこみたくなるツンツンヘア。この中では最年少に見える


「次は僕……か。緑山亮(みどりやまりょう)、17歳。属性は風だ」

その次が亮と名乗る少年

緑色の髪とメガネがトレードマークのようでたまにメガネをあげている


青葉玲(あおばれい)……16歳。属性は水……」

続いて玲と言う無口な少女

青髮をしたの方でツインテールに結んでおり、少し身長が低い


「お、俺は赤坂仁(あかさかじん)、19歳だ。属性は火」

仁という少年が戸惑いながら答える

赤髪で短めの髪で、誠実そうな雰囲気がある


こいつらみんな名前は日本人なのに髪の色がすごいな

違和感がないのは茶宮だけだ


っと、次は俺の番か……


「……黒崎翔、17歳。属性は……闇だ」


躊躇しながら応える

その瞬間まわりの兵達がざわつく


王様らしき人物の表情が変わっている

先ほどまでどこかたんたんと作業をこなす機会的な表情だったのに、蔑みの目で俺を見下す


「ふん……今日はもう遅い。それぞれの勇者の属性もわかった。部屋へ案内しろ!」


兵がそれぞれ俺たちを部屋に案内しようとする

何かされるのではないかと思っていた俺は、少し呆気にとられる

とは言ってもあの反応はあまり良く思われていない

他のやつらとは違う扱いをされる覚悟をした方がいいかもしれない




「こちらです」


「は……?」


兵に案内されてやってきたのは、物置のような部屋

ちなみに他の勇者たちが案内された部屋は普通の、というよりむしろ豪華な部屋だった


さっき覚悟した方がいいと入ったけどこんなすぐとは……

部屋の中は簡易的なベッドと机、それ以外は何もない質素な部屋だ


「露骨すぎる……」


そうつぶやいた時にはもう兵は何処かに行っており、俺のつぶやきは誰にも聞かれることはなかった


ため息をつきながら部屋に入り、ベッドに腰掛ける

スプリングの音が虚しく響き、俺はもう一度ため息をつく


まだ日が落ちてから時間はあまり経っていない

寝るには少し早いだろう


部屋に案内されるまでに気づいたことがある

視界の上に、俺の名前を挟んで左に赤いゲージ、右に青いゲージがある

赤いゲージには100、青いゲージには30の数字が書かれている

真ん中には黒崎翔という俺の名前と、そのしたに小さくLv1と書かれていた


「本当にゲームみたいだな……メニューウインドウとかは出ないのか?」


そう考えたら視界にメニューウインドウらしきものが出てきた

ステータス、スキル、アイテム、ヘルプなどの項目が並んでいる


俺はまずステータスを開いてみた


黒崎翔/Lv1

装備/なし

スキル/幻惑スキルLv1


Lv1……まあこれは当然か

それよりも装備なし? 一応制服のままなんだが

装備品じゃなくて私服扱いになるのか?

あとはスキル……魔法みたいなものとみていいのだろうか


俺は元の画面に戻し今度はスキルの項目を選ぶ


多種多様なアイコンが並んでいる

だがそのほとんどが白黒で描かれ、色があるのはただ一つだった


幻惑スキルLv1

相手に幻を見せるスキル

見せる幻は使用者が設定できる

使用SPは、幻惑を見せる人数(人)×使用時間(分)となる


Lv2 ?


ふむ、どうやらLv1とLv2は違うらしい

SPとは青いゲージの方だろうか

だとしたら一人を相手にしたとしても30分が限度となる

これから敵と戦うことを考えたら長くて30分は心もとないな


まあそこはレベルを上げてSPを増やせば済む話だ

俺はまたもとの画面に戻す


アイテムは何もないだろうし、もういいかな


メニューウインドウの右上にある×のアイコンを押しメニューウインドウを閉じる


俺はベッドに寝転がり、先ほどの出来事を思い出していた


光の勇者、白石美奈

地の勇者、茶宮豪

雷の勇者、黄田義正

風の勇者、緑山亮

水の勇者、青葉玲

火の勇者、赤坂仁


俺以外の勇者達

あいつらも俺と同じようにこの世界にきたのだろうか

そもそもあいつらは俺と同じ世界からきたのか?

髪の色なんかは染めた時の違和感のようなものがなかった

……まあ、それは明日にでも本人たちに聞けばいいか


疲れが溜まったのか瞼が重くなってきた

俺はそのまま目を閉じ、眠りの世界にはいるのであった

風をイメージが黄緑色だったんで緑山くんが一番名前悩みました……


感想、誤字脱字報告、アドバイス、質問などお待ちしております

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