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第42話 いつやられるか分からない

一部修正が終わって…ない…です…。意外と、その、忙しくて…。

ら、来週までには…多分。

 秋過ぎて冬がやってきた。気温も低下して凍えるような寒さになってきた。この寒さにもかかわらずこの屋敷は節電中なので暖房はなるべく控えている。


「寒い、寒いよ今日! 抱き合って温まりましょう楓さん!」

「そこまでして暖かくなりたくないです!」


 朝は寒い。俺も布団から出るのにどれだけ苦労したか。早苗お嬢とか絶対出られないでしょ。後で無理やり連れだそう! あらゆる手段を使って! グヘヘヘ!


「こんな寒い中スカート履くなんて女性の皆様は大変ですね~」

「今は長スカートですけど、確かに寒いですね。脚が冷えてきちゃいます」

「フフフ、寒い中冷え切った楓さんの太ももに触りたい!」

「墓穴を掘ってしまいました! 嫌ですよ!」

「あ、じゃあ頬でスリスリさせてください!」

「気持ち悪いです!」


 ガーン! 気持ち悪いって言われた! 俺が言われないであろうセリフランキング105位のセリフを言われた! でも女の子から言われるなら割とアリ…。


「この機会を逃しては一生男の人から頬ずりしてもらえませんよ!!」

「してもらわなくてもいいです!」

「この分らず屋ー!」

「怒りました!?」

「激怒プンプン丸です!」

「ちょっと流行が過ぎたあたりで持ってくるのやめてください!」

「まぁ俺はムラムラ丸ですけど」

「知りませんよそんなことー!」


 相変わらず下ネタを振ると顔を真っ赤にしてしまうところがすごく可愛い。腐ってるけど。


「そんなことより時雨くん! お嬢様方が起きてこられないので見に行ってください!」


 あ、逃げた。俺を避けようとしてお嬢たちの話題を振ってきたなこの人。


「楓さん…平日は早月お嬢が早苗お嬢を起こしています。きっと大丈夫です」

「今日は寒いですからきっと布団の中から出れてないですよ!」

「大丈夫ですよ。もう早月お嬢起きてますよ」

「なんでわかるんですか!?」

「だってお嬢たちの部屋に盗ちょ……勘です!」

「今とんでもないこと言いかけましたよね!? 犯罪級のこと言いかけましたよね!?」

「楓さんは面白いことをいいますねーハハハ」

「お、恐ろしいです…!」


 まぁ冗談だ。たぶん。

 やはり楓さんをからかうのは楽しい。俺の言うことを素直に信じきってしまうところとか。いや、殆ど本当のことしか言ってないんだけどね。

 

「楓さんのところにも一応……いや、やめときます」

「私のところにも!?」

次回更新来週の土日どちらかです。

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