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第41話 意外と攻める


 本日ハロウィン、時期外れだろということは置いといてこの日が来た。待ってたさ。この時をな!


「早月お嬢 トリックオアパンティイィィィィィィィィィィ!」

「出たわね妖怪下着漁り!!」


 人を妖怪扱いとはひどいものだぜ! しかし今回はいいさ! だって今日はハロウィン! 仮装したってなんらおかしくないんだぜ!


「お嬢も仮装しないんですか! 一緒にしましょうよぉおぉおおおお!」

「アンタのは仮装じゃなくて服脱いでるだけでしょうが!」


 確かに俺は服を脱いでパンツ一丁という姿だ! しかしこれは仮装である! おかしいことは何一つとして無い!


「パンツをくれないといたづらしちゃうぞ!」

「もはや唯の変態じゃないの!」


 今日だからこそ思う存分できることなのだ! 勿体ぶってはいられないぜ! このまま早苗お嬢と楓さんにも仕掛けてやるんだ!

 その前に___


「早月お嬢! パンツ頂戴!」

「イヤアアアアアアアアア!」


 俺の変態ゲージは既にマックス! もう誰にも止められないぜ! 

 俺は躊躇いもなく早月お嬢に飛びつこうとする。だが俺と早月お嬢の身体がくっつくという寸前で早月お嬢が右膝を突然上げて、俺の顎に直撃。鈍い痛みで俺は床に転がりまわる。


「ぐあああぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁ!」

「え? あ、ごめん時雨!」

「うぐっ……む、むしろご褒美です!」

「く…なぜだろう負けた気がする」


 正直痛すぎてヤバイけど、弱音を履かないのが真の漢なのさ! でもなんだろうこれ顎外れそう。


「でもやっぱり!」

「!?」


 そう言って俺は油断していたお嬢に思いっきり抱きつく! よしきた成功だ! 何だかんだ言ってこの物語は41話まで進んだ! そしてようやく俺は早月お嬢の身体にマトモに触れるようになったのだ!

 感動だ! 抱きつくと分かるこの華奢な身体の素晴らしさ! すごく柔らかくて良い香りがする。そして胸の弾力………は無い。皆無カイム!

 それに加えて俺は早月お嬢に頬ずりをする。肌もスベスベでとても気持ちが良い!


「ぎゃああああああああああ!」

「ふははははははは!」


 ずっと抱きついていたかったが、俺の理性的に問題があるので抱きつくのはやめることにする。だ抱きつかれていた早月お嬢は顔を真っ赤にしながらゼーゼーと息を切らしていた。


「せ、セクハラよ! 訴えてやるわ!」

「ふ、できますかね…?」

「ど、どういうことよ?」

「俺はトリックオアパンツと言ったんです…しかし早月お嬢、あなたは俺にパンツをくれなかった…だから俺はイタズラ…つまり抱きついたまでだ!!」

「はい通報」

「すんません許してください!」


 1時間くらい土下座しました。









次回更新来週の土日どちらかです。

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