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Nemesiss:Code  作者: YuTalos
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世界観設定

 

【瞬間移動、物質転移】

 次元理論は開発されていたものの、事件により紛失した。

 故に瞬間移動や物質転移については開発が進んでおらず、代替案として検討された分子量子の理論もここまでは進んでいない。



【魔法】

 魔法はあくまで空気媒介の現象であるため、水氷、火炎、風雷以外の魔法は実現不可能。

 後天的に身に付けることについてはリスクが伴うため、そこまで日常に浸透しているということもない。



【ナノマシン】

 人体回復力の若干の促進や金属の軽微な修復程度なら可能となっている。

 しかし攻撃的な兵器への転用は未だ難しく、一時完成すると思われた理論も紛失した。



【念動力】

 過度な加速度や質量のあるものは操ることができない。

 故に弾丸や一級の戦士たちが振るう近接攻撃などは防御不能。

 ただし鋭いものを高速で投げ付けるなどの攻撃への使用は可能。



【脳内インプラント】

 実現している技術だが現状では有線による通信か、無線では至近距離での一対一通信が限界。

 コンソールによる通信よりもちろん速い。

 しかし外部からハッキングを食らったりウィルスを受けた場合は脳に深刻なダメージを負うため、ハッカーは命懸けとなる。

 義頭の場合は例外で、脳直結でなければ上記のデメリットは無くなる。



【薬物】

 違法なものも多々あるが取り締まりが弱い。

 また合法な物も多く出回っており、軍用も含めて身近な物となっている。



【ニューアーク】

 現在でも100%解明できていないエネルギー源で、単なる燃料や動力源としての役割以外にも映像記憶媒体や一部物質の代替え変異素材としても使えることはわかっている。

 稀に200年以上前に失われた、特殊な制御技術を用いたものが発見される。



【汚染地域】

 完全に死滅したエリアのため侵入は不可能。

 放射能を遥かに超える汚染物質が蔓延しており突然変異による腐食嵐が吹き荒れているので、立ち入れば即座に腐食、溶解してしまう。

 地下は相当な深度まで掘れば汚染がないことが判明しているが、コストと需要の観点から現実離れした話となっている。

 逆に上空は汚染がなく、連絡橋はこの上を縦横無尽に走っている。



【宇宙】

 かつて各国がこぞって開発をしていたが、現在では誰もその目を向けない。

 理由はどの国も国防と国内の治安維持に手一杯であり、かつ200km程度なら射程範囲とする砲撃兵器を有しているため。

 暗黙のうちに協定が結ばれており、各国三機のみ無人衛星の存在が認められる。

 万一それを破って新たな衛星を打ち上げたりしようものなら絶好の的となるだけである。



【空】

 地域によってはニューアークの影響で天候が不安定なこともあるが、基本的には大戦争前と特には変わらない。

 しかし下層街区や工業街区の中央などのように、上部の層が覆っているエリアについては空を観測することはできない。

 特に工業街区直下の下層街区に至っては光化学スモッグが常に立ち込めていることもあり、なおのこと空という存在が遠くなっていると言える。



【車両】

 僅かにホバリングする車はあれど、空中を飛ぶ車は存在せず、あくまで電車を含む車両は車輪による移動となる。

 これは小規模な空路を管轄する手法がないためである。

 あくまで車両に関する話であり、ドローン等は普及している。



【サイバネ技術】

 かなりの進展を見せており、京極ハイテックスに代表されるように高性能な機械義手や義足、頭部などもサイボーグ化可能となっている。

 脳を除く大半のパーツが機械で代替可能で、強度や機能が上昇する半面、強烈な電子妨害に弱くなる傾向もある。

 また適合率が存在し、様々な要因によって上下する。

 適合率の上限は100%であるが、voidを含む基本的なサイバネ適合率は高くても70%ほど。



【人造人間】

 いわゆるアンドロイド、オートマタと呼ばれており、かなりの技術革新が見られる。

 外見や肌の質感も人間そっくりに作る技術もあるが、当然ながら内部は精巧な機械であるため識別は容易。

 自我に近いレベルのAIを有しているが人間に対する反乱意思などは持たず、あくまで主の指示に従う傾向にある。



【クローン】

 遥か昔から倫理の観点で禁忌とされているが、非公式には存在している。

 しかし複製に当たっての遺伝子劣化を改善できておらず、大量の複製は不可能。

 またクローン自体も遺伝子が劣化していることが多くオリジナルより精神、身体の面で劣ることが大半であるため、総じて短命である。



【死】

 治安の悪化や企業間の紛争が起きやすい世相もあり、死についての感傷は薄いがそれでも忌むべきことであり、万民が恐れる事象である。

 脳の機能停止が死と認識されている。

 脳さえ機能していれば心臓やその他臓器の換装が可能になったことで、病気による死亡率は下がっている。

 一方で先述の理由による事故死や殺人は増えている。



【海路】

 陸地同様に汚染区域が点在している。

 加えて広範囲にニューアークの影響で大規模な磁気嵐が発生することがあり、大戦争以前と比較すると使用可能な海路は大幅に減少している。

 汚染は海底深くまで浸透しており、一切の生物が生息できない領域と化しているうえ、陸地と違い海流に乗って少しずつではあるが汚染が拡大している。



【空路】

 ニューアーク汚染は上空には届かないので海路よりは使用可能なルートが多いものの、海路で発生する磁気嵐が上空まで届くため一定の危険性を孕んでいる。

 またほぼ大半の国家が鎖国状態である現在では未承認の飛翔機は完全な撃墜対象であり、特定の輸入出以外では空路を使うことは現実的でないとされる。



【旧世代の遺跡】

 稀に下層街区で発見される大戦争以前の文明遺跡。

 大戦争による破壊と、リージョナルタワー建設のための大規模整地で埋没したり撤去されたものが多いが、各地区に現存しているものも十分ある。

 かつて地下鉄道と呼ばれたものや、旧世代の軍用施設などが残っていることが多い。



【時間理論】

 時間逆行やタイムリープと呼ばれる技術は存在しない。

 あくまで空論として存在はしているが、現実的な要素はない。



【娯楽】

 スポーツ、音楽、映像技術、酒、ギャンブルは形を変えながらも依然として娯楽の中枢を占めており、加えてドラッグという若干グレーなものも広く普及している。



【キサラギの異能力】

 火を吹く、超回復、変身(獣化)、硬質化、透明化など、脳や細胞変異に起因する異能力が存在する。

 逆に言えばそれ以外は存在し得ず、時間を操作したり物質を生成する能力など、自分の細胞や脳のみで処理できない異能力は存在しない。



【貨幣文化】

『國』で現在流通している通貨名はCost (Cash of Stateの略)。通称は C

 金銭のやり取りは全てデジタル化され、人々は体内に埋め込まれたICチップなどで決済を行なっている。

 例外的に死の砂漠のみICチップが普及しておらず、砂漠に住う人々は旧時代の紙幣や貨幣を用いて経済活動を行なっていると言われている。


【『國』と各企業との関係性】

 建前上は国家の体を為している『國』とそれに属する各企業、という形態を取っているものの、大戦争前のヒノモトのような“国と会社”のような関係性は既に形骸化している。

『國』は謂わば大きな“旗持ち”であり、クライアントであり、ライバル企業である。

 國と各企業は規模の大小こそあれ基本的には対等である。それ故に、気に入らない事業を始めようとすれば横槍を入れ邪魔することもある。

「上手く利用すればお互いにWIN-WIN」の関係性を保てるため、多くの企業が『國』の庇護(厳密には違うが)下に集っているに他ならない。

 ただし、『國』の存亡に関わるような危機的状況が発生した場合は『國』が旗持ちとしての強権を発動することを許されている。



【食料】

 大戦争以前から存在するものは大半存在している。

 加えてバイオサイエンスの向上により、一次資源の少ない『國』であっても安定した食料供給が可能になっている。

 とはいえ貧困の差は著しく、大戦争以前と同等の食事を行えるのは一部の富裕層に限られている。

 下層街区をはじめとする貧困層は、栄養価だけはとれるがまったく味気のない携行食のような物を食べるしかないのが現状である。

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