機動宇宙服 年表
作者作適当年表です。こんな流れで時代が進みました。
科学考察や社会考察は妄想。
西暦2108年から。
西暦
2108年
予想発電量に見合うトリチウム量産化成功により商業ベースで核融合炉実用化
100万kW級発電所稼働開始
2130年
核融合炉、大型化と小型化進む
小型炉は効率低下するが利便性は大型炉に勝る
2150年
世界発電量の70%が核融合炉から
化石燃料系火力発電所は運用停止。核分裂型原子力発電所も順次運用停止に。
豊富で安い電力を利用した農産物生産工場増える。湾を仕切って濾過した海水での魚養殖も盛んに。
2150年
核融合型核ロケットエンジン開発
宇宙進出本格化
2170年
世界発電量の97%が核融合炉から。
残りは送電や核融合発電所建設に不向きな地域で、各種自然エネルギー発電所や各種発電機による。
豊富な電力による食料生産が盛んに。
地球共用言語試用開始。幾度となく開発はされたが普及しなかった共通言語を今度こそ。
あくまでも異言語間での意思疎通簡易化という目的を持った人口言語であり、完全互換は目指していない。各言語との互換性が20%程度になったことで試用開始。
テラ・ランゲージと名付けられた。略称テラージ。
2180年
1万人級スペースコロニー建設開始
円筒型で回転遠心力による疑似重力。構造強度的に0.6Gが限界。0.4Gで運用される。
構造強度を稼ぐために密閉型であり圧迫感は強い。恒常的な居住施設というよりも宇宙進出のためのテストベッドとも言える。
資源採取のため木星を始め小惑星帯を含む外惑星系開発進む。
火星地表に外惑星系開発拠点建設。スペースコロニーの0.4Gや火星の低重力では人類の長期居住に向かないと結論づけられた。
軌道エレベーター建設開始。
2215年
第3次世界大戦勃発
中華人民共和国内戦勃発を切っ掛けに、ほぼ全世界を巻き込み2219年終結
理由は経済や資源や民族間の紛争から。死者4億人超。うち3億人以上が中華人民共和国民。
軌道エレベーター建設場所が戦場になり、軌道エレベーター倒壊で周囲に大被害を出す。建設は中止に。
宇宙往還機の大型化で軌道エレベーターの替わりにする予定。
日本
自衛戦闘行うも、国内死者100万人超。
防衛戦闘開始が遅いと批難されるが、法律で縛られ先制攻撃は世間が許さず行動の自由は無かった。
憲法改正。自衛隊から軍へ。
2236年
5万人級スペースコロニー建設開始
1万人級スペースコロニーの構造を踏襲している。大直径化した。
技術向上で、運用時0.7Gが余裕を持って可能になる。
小惑星帯から得られた金属資源により地球の資源を使わずに大直径化が可能になった。未だに密閉構造である。巨大な窓は技術的ハードルが高すぎる。
住民はほぼ宇宙関係者とそれを支える市民生活担当住民であった。
精神的圧迫感を防ぐために緑地面積を増やし3階までの低層建築だけとした。以降のスペースコロニーも同じ方向で建設される。
宇宙人口増加で宇宙開発劇的に進む。
農産物や水産物専門のスペースコロニー建設開始。
製紙原料も既に草本系に切り替わっているが、将来的には食料を含め全量の8割がコロニーで生産されることになる予定。
それまでは自給用の実験的小型生産コロニーが各コロニーに付随していた。
核ロケットエンジン使用1000積載トン級宇宙往還機実用化。ただし、海面から発進時の積載トンは最大100トン。
自重1300トン、着水重量2300トンの機体は巨大すぎて地面での離着陸は困難。
2260年
アルファケンタウリ往復無人宇宙船発進
核ロケットエンジンを搭載し月衛星軌道上で建造。
往復200年を予定。
テラージ共用語彙も増え各言語との互換性は30%程度。
2280年
10万人級スペースコロニー建設開始
5万人級よりも大直径化。構造強度の向上により0.9Gでの運用が可能になった。最大1.2Gが可能である。
画期的な出来事として小さいながらも窓が付いた。恒常的な住居として快適さが向上した。一般住民居住開始。
更なる宇宙人口増加で宇宙開発進む。
地球上での大規模穀物栽培がコロニーに移管され始める。
人口増加で地表での生活空間確保をするために農地は減っていく。
2000積載トン級宇宙往還機実用化。
2320年
30万人級スペースコロニー建設開始
直径は10万人級をさらに大直径化し回転速度を低下させる。長さ方向も伸ばしている。回転速度の低下は住民に良い影響が多い。窓も大型化している。
テラージを共用言語とするいくつかの国家グループ出来る。固有言語を捨てた訳では無い。異言語間での意思疎通がやりやすくなる。各言語との互換性は40%程度。
2350年
50万人級スペースコロニー建設開始
直径は30万人級と同じで長さが伸びた。
これよりも巨大化すると投資効率が悪いとして経済的理由から上限とした。
主力は30万人級で中核コロニーとしての50万人級。
50万人級1基と30万人級8基で1区画とした。
3000積載トン級宇宙往還機実用化。これ以上の大型化は、輸送効率は良いが採算性が悪い上に離発着場所が限られるとして当面この大きさが最大に。
2400年
宇宙人口増加 5億人を超える
総人口200億人突破。
地球上の天然資源減少で資源囲い込みが増え衝突多数。
各地で暴動多発。
食料を、最低限のカロリーと栄養素を食券式とした無料配給になる。それ以上を欲しければ自己で購入。
この政策で暴動発生件数低下。
食料生産コロニーが増え地球圏全体の食糧自給率がカロリーベースで150%を越える事から可能になった。
木材も地上での商業伐採は自然環境維持以上は認められないため、ほぼコロニー産木材になっている。
日本
人口3億人
宇宙人口1000万人
2435年
第4次世界大戦勃発
中華人民共和国崩壊後の分裂国家群が始めた紛争に、他国が巻き添えへの反撃や利益目当てに加わり複雑化。
地球上で3回目の核攻撃あり。スペースコロニー間での戦闘やスペースコロニー自体を戦場にする初の戦争。
日本
積極的防衛戦闘
2445年
第4次世界大戦終結
放射性物質と放射線で居住不可地域出来る。
死者7億人超。5億人以上がスペースコロニーを含む中華圏で発生。
日本
積極的防衛戦闘を頑張り死者80万人で済んだ。
積極的防衛戦闘が無ければ、死者500万とも1000万とも言われた。
2490年
アルファケンタウリ往復無人宇宙船帰還
ケンタウル座アルファ星Bcに大気層確認されず
同星をテラフォーミング実験場とすることに決定するも距離の問題で棚上げ。
テラージ、世界共用言語化成功。教育機械の高性能化が可能にした。共通では無く共用としたことが良かったのかも知れない。なので固有言語は引き継がれている。各言語との互換性は60%程度。
2530年
地球ラグランジュ点が飽和状態を迎える前にと金星衛星軌道にスペースコロニー建設開始。
金星には基地となる衛星が無く、地球で建造したスペースコロニーを持って行くことに。
設備が整って以降は現地で建設する。
火星はフォボスとダイモスの軌道要件が絡み、スペースコロニー設置には不向きとされた。
2560年
ワープ航法実現
初期段階では生物が耐えられず。
最大進出可能距離は往復10光年。
次回更新 12月10日 05:00
次回「機動宇宙服 年表2」
謎技術ワープ実現。屁理屈での展開は難しい。
世界の均衡や中華人民共和国がいつまで持つのやら。
自衛隊は世界の均衡が保たれていれば、なんだかんだ言いながら自衛隊のまま据え置かれると思います。
この年表くらいは持って欲しいと思います。




