あれ?拒否権…
2話連続投稿なり!
「だって…めんどくさいし…」
そう言うと女神はこれでもかと言うほど目を見開いて
「そんな理由で転生を断る人は初めてです…」
と膝をついて落ち込んでしまった。
「いやぁ…僕個人としては?記憶を消してまた地球に生まれるっていうのが理想なんですが」
そう言うと女神はもう何か観念したような顔で
「実は…この転生、あなた、いや、凛さんに拒否権はないんですよ」
それを聞いた僕は確実に(´・ω・`)こんな顔をしていると思う。
「えー…それ、僕に話さずに転生させればよかったのでは?」
「それがそう言う訳にもいかず…」
なんでも神がミスって殺してしまった上に謝罪も説明もせずに…とはいかないらしい。
「向こうの神に結構無理言って鈴さんの受け入れをして貰うので、赤ん坊からではなく、ある程度成長した体で行って貰います。
なので、説明もせずに送り出すのは無理だったんです。」
それでも僕が微妙な表情をしていると
「それに今なら、鈴さんの望むようなステータスやスキルを持った体に転生させる事が出来ます!」
え?マジですか?
てか逆に、命の危険のなく育ってきた人何もなしにそんな魔物が徘徊する世界に放り出すつもりだったの?そうだとしたら僕1日持たずに死ぬ自信があるよ?まぁくれるんならいっか
「じゃあ色々貰いますね…」
「何でも言ってください!」
「では!良い異世界ライフをお楽しみください!」
その声を最後に僕は意識を失った