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いつもの日常?




俺には、ハマっているアニメがある。

その名も、『マジック・ハント』


このアニメは今季最高の神アニメと言われている。

あらすじは、魔法を使えるものを、魔人と呼び讃える世界。

魔人は、暗黒世界から現れる野獣または闇人から人間を守っていた。

そんな中闇人達は世界の一部を占領し、闇人の国〈ダーク・ブラッド〉王国を作り、じわじわと世界を侵略していく。



それに対抗すべく、世界の人々は魔人を率いた魔法騎士団を作った。

その魔法騎士団になるための学園

神聖マジーナイト学園。この学園を主にし、戦い、絆、恋をテーマに描かれるダークファンタジーである。




ふー…ちょっと長すぎたな…

俺は録画したマジック・ハントを見て思う。


ああ…やっぱり

マリアが一番可愛いな




マリアこと葉月マリアは主人公であり、ヒロインでもある。

ピンク髪に、赤い瞳、そして、


ツインテール‼︎


俺はツインテールが好みだ。



今日は、マジック・ハントのDVD一巻の発売日だ。

マジック・ハントはオリジナルアニメで

現在は6話まで放送されている。

2クールだったらいいのになぁ…


それにしても、今回も面白かった。

マリアの友達、真白(ましろ) 瑠姫亜(るきあ)が闇人に攫われるところで終わった。



ああ…気になる!

続きが早く見たい!



ちなみに、るぅこと真白 瑠姫亜は黒色の肩くらいある髪のサイドを三つ編みにしており、

性格は大人しい。



マリアに次いで人気のあるキャラだ。


俺もマリアの次に好きなキャラだ。



ふぅー…堪能したところで

DVD買いに行きますか‼︎



ふと、下から母のおつかい行ってきてという声がしたのは気のせいにしておく。


が、段々と声が怒声になって聞こえてくる。


き、気のせい…気のせい…


遂には階段を駆け上がってきた。

なんだかイライラしていき

俺は近所迷惑なのを考えずに、扉を思いっきり開き、叫ぶ。


「うっせぇ‼︎ババァ!」

「だあれがババァだっ!」

「買い物くらい行ってこいよ!」

「うっさい!私はドラマの再放送があるんだよ‼︎」

「再放送だろ⁉︎だったら行けよ!俺には用事があるんだよ‼︎」

「私だって雄二様を見る用事があるんだよ!」

「そのドラマ録画してるだろ‼︎」

「いやよ!私はリアタイで見るの‼︎」

「なんだと!このババァ!」

「うっせぇ!クソガキ‼︎」

俺と母の暴言という戦いは続く。

と思われたがあっさりと勝負が決まってしまった。


これは勝負を納めた、母の問題の一言だ。


「ふふふ…」

「何だよ…ついに頭がおかしくなったのか?」

「うっせぇ、これがどうなってもいいの⁉︎」

母が取り出したのは、ノートだった。



なんだよノートごときで…………え

それは、俺のノートー‼︎!


そのノートには、俺がマジック・ハントの世界にトリップしたらという痛々しい妄想を書き殴った代物だった。


ぎゃああああ‼︎

今それどころじゃないって!


「あーごほん。……読んだの?」

「いーやー…ただあんたに似たキャラがヒロイン?を助けて両想いになるとことか読んでないわよ〜」


読んでる‼︎‼︎

ご丁寧に最後まで‼︎

あばばばばば…

父さんに知られたら…

穏やかな瞳で優しく

「母さん…思春期なんだからほっといてやってくれ」と言われる‼︎

それはそれでなんか…精神的ダメージがっ!



「さぁどうするの?おつかい行く?それともこのノートをばらまかれるか」


なんつー恐ろしいことを‼︎

そういえば、幼馴染みの秋が言ってたな。

妙に悟りに満ちた目で

「家族に同人誌が見つかって、緊急家族会議の末精神科に連れて行かれたんだ」と



それを聞いて俺はなんちゅー同人誌隠し持ってたんだとガクブルした。



くそぉー‼︎












「150円のお返しです。ありがとうございました。」

「あ、ども」


結局、俺はおつかいに出ていた。

よし!おつかい終了!ってことで

アニメのDVD買いに行くぞ!



……冷凍食品買ってたな……

まぁいいだろ

氷をいっぱい詰めておこう。



うん

重い。







その後、

俺はルンルン気分で帰り道を歩いてた。

右手には、氷が溶けて水が溜まっている袋。

左手には、我らが嫁!のマジック・ハントだ(DVD)。



ああ…楽しみだ。

家に帰ったらこのDVDを見て、お菓子を食べコーラを飲み…


なんと素晴らしい世界だ!



ふと、スマホが鳴った。

見てみると、幼馴染みの秋だった。

「よう秋どうした?」

『あ、真澄?今から家行っていい?』

「いいけど、今帰り道」

『買い物?』

「おうおつかいとDVD買いに」

『なんのDVD?』

「マジック・ハント」

『いいなぁ〜俺買いにいけないからな……あの事件以来アニメグッズ没収されたから…』

「なんていうか…どんまい」


俺は話しながら信号待ちをする。

ここって信号変わるの遅いんだよな。


『ところであとどれくらい?』

「あと…10分くらいかな……お、信号変わった。」

『おーじゃあ着いたら連絡ちょ」


その時だった。

信号は青。



けれど、車が爆走し俺に向かってくる。




気づいたときには遅かった。




「きゃああああああ‼︎‼︎」悲鳴が聞こえる。



俺は宙に浮き、地面に叩きつけられた。





ああ…DVDが…




スマホから秋の声が聞こえる。










俺死ぬんだ。




どうせならマジック・ハントのDVD見てから死にたかったな…

いや…最後まで見たかったなぁ…



そして俺は目を閉じた。





拙い部分もあると思いますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします(*^o^*)



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