第一話
初挑戦です。ちょっと短いですが、これからも頑張って連載してくので、どうぞよろしくお願いします。
俺は桜が舞う中、一人泣いていた。
出会い
「あ〜寒ッ」
そんな事を呟くのは俺、高城優人。特徴は青い眼。家系に外人は一人も居ない。突然変異でなったらしい。それ以外は、普通の高校一年生。
「まじありえねぇ…」
こいつは親友の荒木健太。健太の特徴は、明るい茶色の髪の毛と、有り得ないくらいに整った顔。まるで貴公子だ。
「あっ今日さ、転校生来るんだよね!」
「女?」
思わず聞き返す。
「おぅ。顔は知らないけどな」
知らなくて当たり前だ。と思いつつ、言葉には出さなかった。
「キーンコーンカーンコーン」
遠くで聞こえるチャイムの音。俺たちは全力疾走で学校に向かった。「カラッ」教室のドアを静かに開ける。
「すいませーん!寝坊しましたぁ!」
健太が大声で叫ぶ
「またお前等か。まぁ良い。今、転校生の紹介しようとしてたんだ。席に着け」
転校生?そっか今日来るんだよな。可愛い子が良いなぁ。
「おーい入って来い。」
そんな呼び掛けに
「はい。」と小さく答えて入ってきたのは、ちょっと長めの黒い髪の毛に白い肌の女の子。
別に可愛い訳じゃない。でも、なんだか彼女から目が離せなくなっていた。
「雪村翼だ。仲良くしてやれ。んー席は…高城の隣いけ。あの茶髪のやつだ。」
言い方は気に喰わなかったが、手をヒラヒラさせて合図した。すると翼は、笑顔を向けてきた。
『ドクンッ』
あ…この感覚、アイツ以来だな。…万里子、ちゃんと空に逝けたか?俺は忘れないからな…
「綺麗な眼だね。カラコン?」
いきなり声を掛けられた俺は、なんと答えれば良いのか判らなくなっていた。
「違う違う。これは本物だよ。」口を挟んできたのは、健太だった。
そのあと三人で他愛のない話で盛り上がり、授業も流して、この日は家路についた…。
「ふー」
家に着くなりベットに倒れた俺は、大きなため息を吐いた。あの感覚…もう二度と無いと思ってた。何が似てるんだろう。
一人で
「うーん」と唸っていると、
「お兄ちゃん。宿題手伝って!お願いッ」
コイツは妹の紗弥。小学五年生。
俺は極度の妹馬鹿だ。それは自分でも認めてる。
紗弥が可愛くて仕方ない。だからお願いも断れない。とゆう訳で、
「ん?宿題?良いよ。どこが分かんないんだ?」
俺は紗弥の宿題を一通り手伝い、この日はすぐに寝た。