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ケモノと私  作者: 鵺琉
8/18

理由(ラグルside)

『出会い』のラグルsideその2です。


ラグル君の話だけだと、事情がサッパリ解らないという…汗

ソレを、宿屋の昨日まで俺が使っていたベッドに寝かせた時、ようやくほっとした。


落ち着いて、ソレを見ると、想像していたより小さかった。


ついでに、二つ足になって、始めて抱えた時の感触も思い出す。


軟らかく、シットリ、フカフカ。


俺は、またその感触を味わいたくて、ソレの頬に触れる。


手のひらに返される、柔らかな弾力。


俺は、満足の溜息を吐き、幸運に酔いしれる。


それから、ソレが起きた時の為に、水差しとコップを用意する。


そして、間もなく、ソレが微かな呻き声と共に目を開けた。


待ちきれずに、声をかける。


此方をみたソレは、目を見開く。


どうやら、警戒しているようだ。


他の若い女は、俺を見ると大抵、呆とした顔になり、素直に俺の言う事を聞くようになる。


ところが、ソレときたら、狼に出会った小動物の様(あながち間違っていない)に、如何に俺から逃れるかを考えている。


一旦家に帰るなど、口実に決まっている。


ここで逃したら、多分次はない。


妙な確信が、俺を駆り立て、理由にならない理由を俺はソレに告げる。


「俺が拾ってきたから、お前は俺のモノだ」


言う前は、我ながら馬鹿馬鹿しいと思っていた理由。


口にしてしまえば、間違いなく、真実に感じて。


でも、納得しているのは、俺だけで。


妙な飢餓感を感じて、俺はソレに飯を食う事を提案していた。

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