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ケモノと私  作者: 鵺琉
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10.森の魔女の家にて

魔女さんにまかせていると、グルグル悩んだままラチがあかなそうなので、無理矢理旅立たせます。


話が不自然ですが、ご了承下さい…。


そして、多分続きません(汗)

私は玄関の鍵を震える手でかけ、扉を背に、その場にズルズルと座り込んで仕舞いました。


立っていても足が、生まれたての小鹿の様だったのと、ひとまずの安堵からです。


「どうしよう…」


知らず、呟きます。


ここが見つかるのも、時間の問題でしょう。


何故か、捕まるのは、非常に不味い気がします。


どうにか…しないと。


だけど、どうすれば…。


「とりあえず、ここに居てはダメ…ですね」


逃げないと…と焦るばかりの頭は、なかなか具体案を弾き出しません。


ウロウロとさ迷わせた視線が、ふと棚にしまっていた石に留まりました。


『困った事が有ったら、使いなさい』と師匠に渡されたモノでした。


薬師兼魔女の師匠は、使い方を訊ねた私に、意味深に苦笑しただけでした。


結局最後まで、使い方を教わる事は無かったシロモノです。


しかし、困った時に握ると、何となく名案が浮かんだので、私は、それを渡されて以来、精神安定のために使っていました。


握るとホンノリと暖かいそれは、水晶に似た透明な石でした。


いつもの様に、石を手の中に握り込み、胸元へと引き寄せました。


カッ!


音が聞こえそうな勢いで、突然手のなかの石が光り、握った手をものともしない光が、目を焼き、私は反射的に目を瞑りました。


今までに無い現象に、心が散々になって仕舞いそうなほどの混乱が、私を襲います。


フッと、自分の足元の地面が、一瞬にして入れ替わった感触。


そして、長距離転移の魔法を使った時の様な、激しい目眩。


私は、何が起こったのか確かめる間もなく、意識を手放して仕舞いました。

もう、旅の準備なんて出来なかったので、きのみきのままですよ…。


長らくお待たせしてこのテイラクですみません…。


続きはまたお待たせすると思いますが、生暖かく見守っていただけたら幸いです…。

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