表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ケモノと私  作者: 鵺琉
14/18

08.森の中にて(魔女の説明が入ります)

私は、村から家に帰るため、森の中を歩いていました。


ラグルさんから逃げるために使った、転移の術は、普段滅多に…というか町中でなんて絶対使わないのです。


あの転移の術は、私が魔女だから使えるものの一種です。


この世界の“正当な”転移の術は、通常3人以上の人が1日かけて行います。



転移の術は、そうそう滅多に使われるもので無いのです。


世間一般からすると、あの転移の術は、有ってはならないモノなのです。



魔法使いは、職業として認められて居ますが、魔女は認められていません。


そもそも、絶対数が少ないし、その存在すら知らないで一生を過ごす人が殆どでしょう。



魔女が行使するそれは、論理的でないチカラです。


能力の使い方を理屈で説明出来ない、少数のモノは、いつの時代も駆逐されます。


バレたら、魔女狩りで処刑…はされませんが、おそらく王都の研究施設に連れて行かれます。


もしくは捕まって、珍しいペットとして、金持ちに売られる事でしよう。


もちろん、魔女をそのまま捕まえておけるわけは無いでしょうが、見つかったら逃亡生活を余儀無くされる事でしょう。


一生逃げ回る生活など、誰がしたいと思うでしょうか?


私の場合は、実は一部の悪い人に噂が漏れてしまっています。



現段階では、噂は確証のない噂ですし、悪い人達が知っているのは私を捕まえた場合のデメリットのみで、私を捕まえようとする人は居ません。


(そのお陰で、人気の無い森の中でも若い娘の一人暮らしが可能なわけです。)


悪い人たちの語る、眉唾のような噂を良識ある人達は信じません。


また今の地位もあり、私は優秀だけど、人付き合いが苦手な、ただの薬師として認識されています。


薬師達の中には、薬草を使った幻術に長けている人もおり、私の使う術もその類いだと思われています。


しかし、今回私はラグルさんの前で、幻術だと言い訳の出来ないような術を使ってしまいました。


しかも、誰が見てるかしれない町中で。

追い詰められていたとはいえ、早まったモノです。疲れてたからと言って、油断し過ぎです。



ああ、いっそ、聖獣様でもその辺に居ないものでしょうか…。


聖獣様の話は、昔母から寝物語として聞いたお話です。


何でも、人間には…王族等も例外無く、手出しする事すら許されていない、チートな存在だとかなんとか…。


そんな存在に守られたら、一生安泰な事でしょう。


まぁ、仮に聖獣様がその辺に居たとしても、私を守ってくれるとは限りません。


それに弊害の方が多そう…。


などと、下らない事を考えていたのが悪かった様です。


また、霧雨のため、視界が良くなかったのにも、原因が有るかも知れません。




黒っぽい固まりが、目の端を横切った…と思った次の瞬間、私はぬかるんだ地面へと押し倒されていました。

軽い話のつもりで書き始めたのに、何故だか設定が無駄にシリアスになってきたような…?


これであまり簡単に、魔女の術が使え無くなってきましたよ…。


どうする、リズちゃん。

どうする、作者(笑)。


初めて感想いただけました。

ニマニマしながら、読み返してます(^_^)


ポイントとお気に入りも有難うございます。


お気に入り、300越えてますよ…汗


こりゃつまらない話、書けませんね…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ