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第三十九話……本音の暴露

「じゃあ、次は私だな。私はこの性格だからさ、避妊とか面倒なんだけど、みんなはどうしてるんだ? そういう権利にも疎いからさ、避妊薬とかもタダで貰えたりするのかなって。実際はそれも面倒だし、体調悪くなるだろうから、なんか良い方法知ってたら教えてほしい。

 あ、薬と言えば、キメたりもしてるのか? そこにも興味あるんだよ。師匠じゃないけど、私も動物みたいに後先何も考えず、快楽だけを貪ってみたいんだよな」

「ふふふっ、我々は正直者が大好きなんだ。安心してくれ。ナツさんの考えと我々の意見は完全に一致していると言っていい。まず、我々は一切避妊しない。ウチの女子は全員妊娠経験がある。それも一度や二度じゃない。今だって半分は妊婦じゃないかな。

 妊娠してもどうにでもなるからな。堕胎すればいいだけ。費用も学園から全額出る。最初は産む気があったけど、気が変わりましたと言えばいいだけ。生まれてもいない胎児は、命ではないという考えだ。むしろ、それを利用すれば、妊娠プレイに花が咲くし、飽きたら堕胎すればいい。

 本当に産みたくなったら、休暇申請をすれば、出産費用は学園から全額補助が出る。戻って来たら、またみんなで楽しもうじゃないか。何も心配することはない。

 ただし、『妊娠したらどうしよう……』という意識は忘れないでほしい。その方が興奮するからだ。言い忘れていたが、これは露出の場合も同じだな。見られたらどうしよう、バレたらどうしようという気持ちが大事だ。

 あとは、クスリの話だが、もちろん使っている。入手ルートは他のパーティーからだが、基本的に無限に仕入れられると聞いているので、在庫量は気にしなくていい。このまま死んでもいいと思うぐらい、最高に気持ち良くなれるよ。

 ナツさんもこの話を聞いて、我々のパーティーと協力関係を結びたいと思ってくれたかな?」


「ああ、もちろん! ありがとう、よく分かった! この関係は絶対に続けようぜ!」

「ありがとう、我々も嬉しいよ。神代くんの言う通りだ。もっと早くに打ち明けていれば良かったな。僕の人生で、初めて後悔したと言ってもいいよ」

「俺がいた時は、クスリは使ってなかったよな? どういうキッカケだったんだ?」


 俺の質問に、レイルズは特に気にすることもなく、口を開いた。


「ああ。『トップオブトップ』にスパイを送り込んでいたんだが、その報告を聞いて、みんなが興味を持った。ただ、アイツらはアイツらで使う分しか仕入れていないし、敵対する可能性が高いから、どうしようかと考えていたところ、『ウィズペイン』から『オールブレイヴ』を紹介されたんだ。それも意外だったな。まさか、『あの二人がいるパーティーが?』と思った。交渉役は別のメンバーだったが」

「そんな交渉役ができるようなヤツいたかな? 頭良いヤツは女でいたけど、男だよな? 俺が『オールブレイヴ』にいた時には、いなかった気がするな」


「『クロード』という男だが、彼のおかげで『オールブレイヴ』が八百階層に辿り着けたんじゃないかと言ってもいいほどの切れ者だと思った。真相は分からないが。君に匹敵するかどうかは……それも分からないな」

「……。やっぱり、知らないな……。裏方メインってことか。話のついでに聞くけど、アンタらがここにいるってことは、『トップオブトップ』を狙ってるんだろ? つまり、漁夫の利が成り立つと考えていたわけだ。『リトルヴィーナス』の実力を認めている証拠だけど、なぜそう思ったんだ?」


「我々だって、君の実力は認めていたんだよ。その君が、遠回しにでも宣戦布告したんだ。勝ち目がない戦いを挑むほどバカじゃないことは知っている。

 君がいなければ、我々はこんなに早くAランクになれなかった。ただ、当時の君は真面目すぎた。人間には、表と裏があるんだ。誰しも本音を隠して生きている。しかし、本当は本音をさらけ出したいんだ。本音という名の人間の本性を。我々はそれを性欲に振り切っているだけ。この立場を最大限に利用できるから。

 君は表も裏もなく、一心にダンジョン攻略を目指していた。『ギアインフィニティ』には、到底合わない。だから追放した。ママとかおっぱいとかは、我々にとっては正直どうでもよかったんだ。むしろ、好ましいぐらいだ。しかし、そのままでは我々の日常は壊されてしまう。感謝したくても感謝できないんだ。

 ただ、今の君はそうではないと我々は信じている。それは正しいかな?」

「イエス、正しいよ。彼女達と同様、性欲万歳だと思ってる。じゃあ、続けようか。スイ、待たせて悪かったな」


 俺はレイルズに全面同意して、スイの話を促した。


「私はこう見えても、色々な人とエッチしてみたいから、それが許されるのかを聞いてみたいかな。ほら、『サークルクラッシャー』っているでしょ? ああはなりたくないって言うか、柔軟な輪であってほしいわけ。でも、その輪だけだと窮屈だから、年下とか年上とか、色々な立場の男も相手にしたいんだよね。その辺りはどうなの?」

「素晴らしい考えだよ。まず、許されるかどうかについては『イエス』。むしろ推奨している。『ギア』よろしく、回り回って全員と一対一で愛し合ってみてほしい。

 窮屈な話も我々はすでに動いていて、現在Bランク下位の後輩パーティー、『フリーアイディール』と接点を持っている。この中にもその出身はいるし、そこからの広がりもある。誰だって、年下をかわいがりたいからね。世の中、こんなに気持ちが良いことがあるんだよと教えたい。それが先輩としての責務だ」


 ここでムリエが言っていたパーティーが出てくるのか。すでにBランクに上がっているようだ。


「じゃあ、後輩からは選び放題なんだ?」

「それが理想だが、そう簡単でもないんだ。話術とスキルを駆使しながら、クスリで誘惑しているものの、まだ一部。男女合わせて三十人ぐらいだよ。本命は将来有望株の『プラチナセレピーズ』で、優先的に落としたくてスパイを送り込んではいるが、ガードが堅く、時間がかかっている。加えて、以前の神代くんのように真面目で、何かのキッカケがないと動かないだろうとは考えているが、あそこは別のパーティーもスパイを送り込んでいるから、中々上手く行かない。ある意味、人気パーティーだな。何か有益な情報があれば欲しいところだ」

「あー、実は『プラチナセレピーズ』のメインメンバー四人は俺達がもう手懐けたんだ。俺が食ったあとになるけど、あげようか?」


 俺の言葉に、レイルズは喜びの表情になった。


「本当か! いやぁ流石だな、神代くん。嬉しいよ。我々にとっては、一石二鳥だからね。冒険者の『ひよこ』だけに。しかも、ほぼ何もせずに向こうから転がり込んでくるなんて思ってもみなかった。あとは、君達と協力して『トップオブトップ』を潰せば、安心して日常に戻れる」

「……。じゃあ、師匠から何かありますか?」


 師匠は無言のまま一歩前に出た。

「面白かった!」「つまらん……」

「続きが気になる!」「次回作に期待!」


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最後に、本話をお読みいただき、ありがとうございました!


Xアカウント @tachizawalude

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