第二十七話……次のターゲットへ
「ミレイ、ナツ、スイ。いいか? ハーレムの拡大」
「レッくんが大丈夫なら、私はいいよ」
「ママとしては嬉しいことだしな」
「天才なら、しっかり愛を行き渡らせてくれるんでしょ?」
「ふふふ。流石、俺の愛するママ達だな。ありがとう、感謝してもしきれないよ。分かった。じゃあ、『プラチナセレピーズ』の意識改革ができた暁には、それが真の愛か確認させてもらうことにしよう。もちろん、何度でも挑戦できる。
いや、偉そうにしすぎか。とにかく、俺もみんなにママになってもらいたいと思ってるよ。みんな一緒に『レジェンドママパーティー』になろう!」
『はい! ありがとうございます!』
まさか、今日の内にここまで関係が進むとは思わなかったが、ママのおっぱいさえ吸わせてもらえれば、俺の体力も精力も尽きることはないので心配無用だ。
「そう言えば、みんな経済的な心配はしてないようだけど……実際にこの人数でも心配する必要はないんだけど、もしかして実家が金持ちだったりするのか? それとも、愛さえあれば関係ないみたいな考えか?」
「ミレイもナツも、お金持ちだからね。なのに、『愛さえあれば系』だよ。私の家はそこそこだから、両方考えるけど」
「いや、そこそこじゃないだろ。普通に上流だろ」
「うん。お風呂も三人で入れるほど広いし」
「私の実家は農家なので、家は土地がある分、広いですが、本当にそこそこです。とは言え、ある程度なら自給自足ができるので、お金の心配をする必要はなく、いざとなったら、私の実家に集まって、みんなでスローライフを送ればいいので問題ありません」
レナの実家を頼りにしていた他の三人は、大きく頷いていた。
そう言う俺は、『メガミバースト』の時に稼いだ金があるので、全く問題ない。千階層の報酬は相当なものだし、『メガファー』の印税もある。それらをメイコママが遺産として俺に残してくれたのだ。どこかを経由せずにそのまま受け取ってしまうと、俺の存在が世の中にバレてしまうためだ。そしてそれは、普通に暮らす分には一生使い切れないほどの大金だ。
しかし、成金のように贅沢に暮らすつもりもない。余剰金は、社会に役立ち、それが俺達の利益にもなるような使い方を模索したいと思っている。一番良いのは、みんなの親類の中に、社長でもやっている人がいれば、その会社に投資することだろう。少なくとも、ミレイとナツがそれに当てはまりそうだから、今度聞いてみよう。
話が一段落し、時間的にもいよいよ『プラチナセレピーズ』と別れる時が来た。
「ミレイ、さっきのパーティーはどの辺にいる?」
「うーん……ペースがかなり遅いみたいだね。ここまでの四分の一にも満たない距離かな」
「わざとじゃないとすると、『ギアインフィニティ』だな。『トップオブトップ』の次に階層を進んでいるパーティーだ。よし、ヤツらの所に行こう。四人は、六人の所にそのまま何食わぬ顔で戻ってくれ。『周囲に異常はなかった』と言って。もし、途中で六人全員がいなくなったら、俺達が迎えに来るけど、そうはならないだろうから、いずれにしてもさっき言った通り、そこで時間を潰してくれ。
明日は午前十時頃に、そっちの部屋に行って今後の活動方針について話し合いたいけど、いいか?」
「承知しました。では、Bランク区分二階の一番奥、『ナンバー二十』の私の部屋、と言っても全員の部屋ですが、そこでお待ちしています」
六人に見せた『幻の四人』は、『少し離れて様子を見てくる』と言って、すでにその場にはいない。そうすることで、俺達がいなくても、つまりスキルによって整合性を取らなくても、『本物の四人』が自然に合流できる。
そして、俺達は手を振って、『プラチナセレピーズ』と別れて、『ギアインフィニティ』の方へ向かった。
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