第十八話……ママと愛し合って
それから俺は、三人のスキルを活かせる戦略をみんなに共有し、バアちゃんにも太鼓判を押してもらった。
ふと時計を見ると、学園食堂がギリギリ開いている午後八時前だったので、俺達は急いで学園長室を後にした。
遅めの夕食が済み、ミレイの部屋に戻ると、スイから相談したいことがあると言われ、みんなでベッドに座って話を聞くことにした。
「あ、あの……ナツじゃないけど、レツはママと一線を越えて、肉体関係含めて愛し合うのは『アリ』なの? 普通は『ナシ』だよね?」
「いや、俺は『変態』の名の通り、近親相姦肯定派だよ。本人達からすれば、誰からも文句を言われる筋合いはないからな。無闇に障害者の子どもを作って、社会保障のお世話にならない場合に限るけど」
「じゃあやっぱり、おっぱいを吸われる時と切り替えさえできれば、問題ないってことだな」
「スーちゃんの場合は、その方が切り替えやすくなるってことかな?」
「うん……。抜け駆けみたいにはなりたくないから、ミレイとナツに合わせたいとは思ってるけど……。でも、今すぐにってわけじゃなくて、なんて言うか……確約が欲しいのかも……。好きな人とは激しく愛し合ってみたいし、実の子どもも欲しいし、みんなと一緒に幸せな家庭も築きたいし……。
つまり、おっぱいを吸われてる以外の時に安心したい……のかな。異性としてと言うより、家族としての安心が欲しい。『貧すれば鈍する』かも、みたいな……。レツが考える理想のママじゃないよね?」
「いや、そんなことはない。いいよ、約束しよう。俺だって、ママには幸せになってもらいたいし、無責任にママを利用しておっぱいを吸うだけのマシーンになりたくはないんだ。もちろん、みんなのことが大好きだから出てくる俺の率直な言葉だよ」
「私もあのおままごとの時のことを思い出してママになってるから、前提はあった方が良いと思うよ。幸せな家庭の日常かな。ミレイはどう考えてる?」
「私は、前後関係なくレッくんのことしか考えてないかな。でも、それは絶対的な信頼を前提にしてるからだと思う。それこそ、思考放棄かもしれないけど」
「私も最初はそうだったんだけど、私の場合、それじゃあダメだって言うところから始まってるから、考えよりも先に自分自身がブレちゃうかなって思ったんだよね。そんなことじゃ、レツが安心しておっぱいを吸えないんじゃないかって」
「スイらしいな。でも、そうか……。良い着眼点だと思う。子どもを不安にさせたくないと思えば、持ってはいけないと思い込んでいた意識を持てるかもしれない……。すごいぞ、スイ!」
スイは、とても嬉しそうに、どこかホッとした表情をした。
「ありがとう、レツ。私達はママ初心者だから、試行錯誤でもいいんだよね。取り返しが付かないことになったらいけないけど、この場合そうじゃない。何度だってやり直せる。世の中のママからすれば、『何言ってんだ。プレイだろ』って話だけど、私達は本気だから。
じゃあ……愛してるよ、レツ。これからたくさん届けたい。夢でも幻でも、全ての時間と世界で、私の想いを」
「めちゃくちゃアツいじゃないか、スイ。私も負けてられないな! とりあえず、レツ。愛情表現のキスまでなら今でもオーケーだよな! 明日が忙しいから、初めてのエッチはできないけど! 順番にミレイからして行こうぜ! 最初にママになった特権だ」
「ええええ⁉️ い、いい? レッくん……」
「い、いいけど……今日寝られるかな、俺……」
「その時は、ママの責任でスッキリさせてあげるからね。『ママぁ……おちんちん、元に戻らなくなっちゃったよぉ……』って遠慮なく言ってくれていいから」
「そしたら、『あらあら。それじゃあ、いつもみたいにピュッピュッしてあげるからねー』ってセリフを言える!」
「『白いおしっこ、拭き拭きしましょうねー』とかも……」
「ミレイまで……。みんな、俺より変態じゃないか? 現象と年齢設定も合ってないし……」
「いいの! 女の子の妄想とロマンなんだから! 男だって変なロマン持ってるクセに!」
「女子校の『キャッキャ、ウフフ』とかな」
「私達、女子校だったけど、全然そんなことなかったよね。私達みたいなのは、いつでも少数派で」
「……」
「下品すぎるんだよ。若干幼さが残る身体なのに、アバズレモンスターの巣窟だったし」
「一応、お嬢様学校なのにな。檻から解き放たれた小鳥は、先輩という名の鴉に唆されて、自ら鷹に食われに行く、っていう世界の縮図がそこにあったね」
「これまで何度も言ってきたけど、ナッちゃんとスーちゃんがいなかったら、私もどうなってたか分からないよ……」
「……。これも子どもへの教育か……。『女の悪口大会』と『女の敵は女』っていう……。早くキスして寝よう……」
その後、ミレイと軽めのキスを交わし、ナツとスイとは熱いキスが繰り広げられた結果、最初のミレイは心残りがあると訴え、もう一周することになった。
もちろん、俺の熱い想いは、ずっと冷めることはなかった。
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