ギルド公認ダンジョン オープン
ダンジョン内の様子をモニターで確認しながら、煎餅をパリパリモグモグ。
んで、渋目のお茶をずずーっと。
んまい。
モニターには、新人っぽい冒険者が先輩冒険者に指導を受けながら戦闘訓練を行っている様が映し出されている。
うん、初々しいね。
皆、最初はそうだよね。
他にも、対複数での立ち回りや、ダンジョンに設置された罠を回避、解除を訓練している様子が見える。
おお、あのパーティー、ボスモンスターにオーガLV50選んでる。
平均LV40なのに…チャレンジャーだねー。
頑張れ頑張れ。
とりあえず、オーガLV50には業務連絡で、徹底的に半殺しを指示しておく。
なぁに、死な安死な安。
ギシリと、イスに持たれかかり、各部屋の様子をモニターする。
別モニターでは、じゃんじゃんDPが計上されている。
ふふふ。
今、私は、悪い顔をしているっ!
ギルドマスター・ライアスさんとのお話し合いの後、しばらくして、ギルドから発表があった。
『ギルド制圧済みのダンジョンを解放する』
極浅のダンジョンが最近発見され、今までギルドが制圧し調査していたのだが、安全が確保出来たため、解放するに至った。
と、いう筋書き。
暴走を防ぐため、特殊な魔導具で結界を張っている。という設定だ。
まぁ、そもそも、暴走なんて勿体なくてしないけどね!
ワタシは。
せっかく育てたモンス達を放出なんて、あほちゃう。
道連れ覚悟か、八つ当たりか、DP溢れかえってるトコのブルジョワな遊び……
スローライフ派なこちらとしては、やらない手だね。
ともあれ、最初は恐る恐る。
次第に、『死なない』という点が響いたのか、利用者はうなぎ登りだ。
怪我人は出るため、治癒職の方々はスキル習熟を上げるのに丁度良いとのこと。
ダンジョンアタック中は、命綱でもある回復魔法はそんなにホイホイかけられないから、貴重な訓練場所らしい。
怪我人を見る目が、若干血走っていやしないかい?
こえーよ。
通路・宝箱・ドアの罠解除や回避、索敵、隠し通路の発見などで、斥候職の方々は重宝しているとのこと。
何だかんだいって、経験数が自信へと繋がるらしく、早々にお得意様である。
早速、ギルドに難易度設定の要望が上げられているらしい。
パーティー連携も基本的な所や、連携パターンの試しなどで利用価値を見出だしているし、壊れないダンジョン壁を利用した、魔法の習熟上げも人気が出始めている。
……今度、ダメージランキングでも設置してみようかな?