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ある星のうた  作者: 福田有希
第三部;特進科
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第三部第十一話;学期末テスト結果

12月も中旬に差し掛かり僕たちは中間試験を行った。

特進科も普通科と同じテストを行い一年生全員とテストを行った。

たった4人しか居ない特進科ではテストといっても全く代わり映えがしない。

自分の机でいつものようにテストを行うだけであった。


「なんか普通の授業と変わんない気がするね。」有香が言うと

「それは教室にたった4人しかいないんだから仕方が無いんじゃない?」

「今回のテストって特進科に昇級も含まれているのかな?」有香が疑問に想った

「何でそう想うの?」

「だってさ。もともと特進科って前回のテストの上位10人の予定だったじゃん?」

「たしかにね。もともとの予定していた十人以下の4人しかはいってないもんね」美里がいった。

「でもどうだろうね。僕たちが作り上げてる特進科ってさ。

 他の人に受け入れられるようには作ってないように想うんだけど。」僕が言うとみんなが考え出した。


「確かにこの状態を新人が受け入れれるか?と言うと凄い疑問があるよね。」

「もともと瑠奈ちゃんの考えかたを基本ベースに作っていったからね。」


本当に実際に考えなくてもこの特進科の授業方法や考え方は

とても新人には受け入れる事ができないように出来てしまっているのであった。


「それなら今回は、というかこれからずっと私達は4人ってことになるね。」

「寂しいけどしょうがないか・・・。」


「もうすぐ次のテストが始まるよ。」とルナが言うと全員が席に着いた。


テストが無事に終わって僕たちは家に帰った。


「次は誰が一位かな?」有香が興味を持って聞いた

「どうだろうね。また一位から四位は独占してると思うけど、

 5位の人が誰なのかっていうのが凄く興味があるよね。」と美里がいった。


合格発表の日、僕たちは職員室前の掲示板を見に行った。


1位 村山瑠奈(特進科)

1位 村山由真(特進科)

1位 村山有香(特進科)

1位 村山美里(特進科)


僕たち4人がすべて一位になっている事に驚いた。


「これってどういうことかな?」

「たぶん、全問正解ですべて満点だったからってことじゃない?」

「でも瑠奈ちゃん由真と言う順序になってるね。」

「それはたぶんだけどだれから書いてもよかったから思いついた順に書いたとか。」


その後の5位以降が僕たちは驚いた。


5位 佐々木 由布子ゆうこ (1年D組)

6位 安藤 智也 (1年D組)

7位 水戸 紗江 (1年D組)

8位 黒沼 澄子 (1年D組)

9位 佐々木 爽子 (1年D組)

10位 斉藤 武 (1年D組)

11位 田中 美恵 (1年D組)

12位 内藤 はじめ (1年D組)

13位 楠 美奈子 (1年D組)

14位 岡田 哉太 (1年D組)

15位 太田 智子 (1年D組)

16位 隅田 かおる (1年D組)

17位 川上 みちる (1年D組)

18位 佐久間 智樹 (1年D組)

19位 鈴木 一美 (1年D組)

20位 木下幹靖(みきやす) (1年D組)

20位 金子秀則 (1年D組) 同点数による。

以上


「5位から20位の人たちって同じクラスだった人たちじゃん!」有香が驚いて言った。

「しかもこれって各委員会の人たちだよ。みんな。」美里が言った。


「佐々木って書記だった佐々木だよな。」

「うんそうだよ!佐々木さんが5位ってすごいよ。」

「というかさ、D組の快進撃じゃんこれ。」

「20位以下もみんなが入っていたりして。」


14位に哉太が入っていた。

「岡田哉太って、あの哉太が!1年順位14位!」


「D組の先生って誰になったんだっけ?」

「春日美菜先生だよ、あの先生どうやってここまでみんなを変えていったんだ?」僕が驚いていた。


「これってさ。もしかしたら、もしかすると本当に特進科昇級ってあるんじゃないの?」

「なんか可能性としてありそうな気がしてきたよ。これを見たら。」


教室に戻り僕たちは百合先生に聞いた。

「1年D組って凄いじゃないですか? 20位以下ってどうなっているんですか?」

「20位までしかあそこには書いていないが・・・。

 D組すべての生徒が、他のクラスを押しのけて全員あの後も続いてD組だったそうだ。」

「D組が全員トップ順位独占?」


そんな事ってあるのだろうか?でも実際にトップ順位独占を果たしていると言う事実があった。


「百合先生、春日先生の教え方がそのようにさせたのですか?」僕は疑問に想い聞いた。

「それが実は判らないんだ。春日先生もこの事実にびっくりしている。だから教え方のほうではないと想う」

「判らないってどういうことですか?」

「授業の教え方はまったく他の先生と変わりは無い。でもクラスの成績が急激に上がっていた。」

「そんな事はあるのですか?」

「今までそのような事は起きたことは一度も無い。だから判らないとしか答えようが無いんだ。」

百合先生もこの事実には驚いている様子だった。


「百合先生、僕達の特進科の成績順位がすべて一位になっていた理由はなんですか?」

「それは全員満点で順位が付けられなかった。それだけだ。」

「それでしたら瑠奈ちゃん、由真君、有香ちゃん、私の順位になっていたのはどうしてですか?」美里が聞いた。

百合先生が美里をみて言った。

「答えの解きかたが非常に優秀だったからだ。」

百合先生の言葉に僕たちは驚いた。

「特進科の生徒が一位から四位まで独占すると言うのは、もう当たり前のことだ。

 そこで同一順位の一位になった。これは当たり前の事だ。全員満点なんだから。

 そこで特進科の生徒は解き方をみて名前の上下を行う事にした。

 瑠奈のとき方は個性に富んでいたがシンプルで確実な解き方をしていた。

 由真も同じだが瑠奈のほうが上手だったと言うことだ。

 有香は瑠奈の解き方に似てはいたが公式に頼っていた。

 美里は確実にお手本どおりの解き方をしていた。それだけの事だ。」


美里は百合先生の言葉が悔しかった。

『その中間にある工程、やり方、解き方のほうが一番重要じゃないか』

ルナ、由真、有香はこの法則を取り入れていっていた。

でも美里はこの中間工程の重要性にこだわっていなかった。


この違いが順位の差・・・。


美里は自分のやり方を変えていこうと考えていた。

不意にルナの言葉が思い出された


『闘争心に溺れないようにね。』


瑠奈ちゃんが私に教えてくれようとしている?

しかし、美里の心は負けたくないという心でいっぱいだった。



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