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気弱な彼女《おれ》の育て方  作者: 東郷アリス
3/3

西森さんはマネージャー

お待たせしました!


ピンポーンッ


家のチャイムが鳴った。

それまで、今までのことを振り返っていた俺は、ハッと気づいて、玄関のドアを開ける。


そこには、サングラスにスーツ姿をした女性が立っていた。


「おはよう、あなたがアリスちゃん?」


「は、はい、おはようございますっ!」


俺は勢いで挨拶をする。


「少しおはなししたいからお邪魔するわね?」


「はい、どうぞ」


そう言ってリビングに案内する。


「それにしてもこの家は大きいわね…」


「はい、お金だけはあるらしくて…」


そう言った話をしながらも俺と西森さんは、リビングにある椅子に腰をかける。


そして、西森は一息入れてから俺に語りかける。


「私は何回かスカウトしに来た時に会いに来たかと思うけれど、西森というの。アリスちゃんがやる気を出してくれたってアリスのお母さんから聞いたから、今日から私がアリスちゃんのマネージャーとしてアリスちゃんの助けになるわ。よろしくね?」


「はあ…」


「それで今日からお仕事は入ってるけど大丈夫?」


「はい、大丈夫ですけど…」


「じゃあ、今日の予定を話すわね。まず最初に事務所まで行って社長に挨拶。そしてそのあとスタジオにいってからアリスちゃんの撮影。

すでに子供向けの雑誌に載ることが決まってるから最初から少し大仕事よ。そこまでは全部分かった?」


「はい、大丈夫です。」


「じゃあ仕事の内容を詳しく喋るわね。まず最初の撮影に関してはウェブに載せるプロフィール作成のためのだから、そんなに緊張しなくても大丈夫よ。そして、二個目の撮影は、人気アニメのプリカツっていう子供向けアニメの衣装を着て撮影するやつなんだけど…」


げっ、俺はタイムスリップしたその日にコスプレかよ!?

難易度高すぎじゃないか?


「それはちょっと…」


「アリスちゃん、ちなみにこのギャラはゴニョゴニョだから、やってくれたらお小遣いが沢山増えるわよ。」


「やります!!」


「うん、アリスちゃんだったらやってくれると思ったわよ」


「あっ!」


しまった…お金につられてしまった…


「それじゃあ話もまとまったことだし、まずは事務所に行きましょう」


「はい、そうですね…」


俺はそう言って西森さんについていった。






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