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2 私たち、同棲生活始めます。

 段ボールの中に入っていたのは男(声色判定)だった。その男は私を助けるために神様の世界からやって来たとかなんとか。とにかく、とても感謝しています。


「あなた名前は無いの?」

「ある」

「私と同じ?」

「違うよ」

 違うの! とても一緒じゃなきゃいけないところが違うって、そんなのアリか?

「何で違うの。名前なんて一番一緒じゃなきゃいけないと思うけど」

「そこは長老が配慮してくれたんだ」

 配慮って誰にだよ。それに長老って何者?

「長老は守護神の中で一番偉い人だよ。家族で例えたら、父親みたいな存在」

 なるほど。

「その人が全部決めているの? どこの家庭に行って、みたいなやつ」

「うん、そうだな。性別も決めるな」

 そういえば、この人と性別違うな。どうしてだろう。

「あぁ、それは守護神の長老が、恋バナが好きらしくって、神様と人間を恋に落としたいらしいね」

 おもろいな。まぁ、恋に落ちるなんて、そんなことはないと思うけど。

「で、結局名前は何て言うの?」

カオル

 そんな変わってない! 語尾が違うだけじゃん!

「そりゃ、外見が同じなんだから名前もそんなに変わんないよ。それに名前は守る人間の名前をベースにして作っているんだ」

 神様の世界にも色々と設定があるんだ。

 今までの話を簡単なプロフィールにしてまとめると、こうなる。


名前:カオル

年齢:十六歳

性別:男

誕生日:十月二十三日

血液型:AB型

役職:守護神


 その後も話は進んでいき、私と守護神の同棲生活が始まった。

 守護神は他の人に見えてはいないらしく、同棲生活においては、何の支障もないということだった。

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