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君が作る宗教

作者: Hirokissos

了解です。では、既成概念をぶち壊しつつも、思わず信仰したくなる、理論・美・狂気・実用性のすべてを併せ持つ「新宗教」を構築しましょう。



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宗教名:時律教クロノエイオン



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教義の核:


> 「神は存在しない。ただし、“時間”は神である。」




時律教では、宇宙創造主や人格神の存在を否定する。しかし、人類に等しく降り注ぎ、逃れ得ぬ「時間」こそが絶対的支配者であり、信仰対象となる。

時間は神に似て非なるもので、意志を持たないが、罰を与え、贈与し、死へと導く。



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三大原理:


1. 遅れる者は罪深い。早すぎる者もまた愚かである。



2. 未来を語る者は預言者ではなく、異端者である。



3. 今この瞬間こそ、唯一の神託である。





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教義の実践:


毎朝、1分間「時の沈黙」を行う。

 スマホや時計を遮断し、「時が動いていること」そのものを感じる瞑想。

 これを「一分儀イップンギ」と呼ぶ。


一週間のうち一日は「遅延の日」とされ、何をしてもよいが絶対に時計を見てはならない。

 時間の不在を体験することで、時の支配を感じる。


死は「時の昇華」と見なされる。

 死者の魂は「未到の未来」へと移行するとされ、時間の深淵に包まれる。火葬は「灰時計」と呼ばれる特別な砂時計に遺灰を入れる儀式で行う。




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聖典:


永秒書えいびょうしょ

一秒一頁。36525ページ(約100年分)に渡り、1秒ごとの「観察と思索」が記されている。読破には最低でも100年かかるため、誰も完全読破できない=時間への畏怖を体現。



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聖地:


旧時計塔や原子時計のある施設は「時殿じでん」とされ、巡礼地となる。


もっとも神聖なのは「壊れた時計」=神の意志が介入しなかった時間の崩壊地点。




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教祖:


時見ノときみのもの

 本名・正体不明。1日1語しか話さず、本人が「今日という日」の体現者であると信じられている。

 ただし、信徒の中には「すでに死んでいて録音テープが流されているだけ」とする異端派も存在。




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シンボル:


螺旋状の砂時計

 時間の非直線性と、未来が収束していくイメージを象徴。




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禁忌:


**「時を浪費すること」**が最大の罪。

 無意味な待ち時間、非建設的な言葉、あるいは無反省な過去回想も、罪業となる。




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独自の儀式:


クロノさい

 1年に一度、時間を逆転させる儀式。信者全員が24時間「昨日を再現」する生活を行う。服装、言動、食事まで前日と同じにする。




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この宗教のメリットは次の通り:


哲学的に深く、宗教っぽさがあるのに神を持たない。


近代社会(時間厳守・労働・死の恐怖)への風刺が効いている。


ビジュアル・用語・象徴がいちいち中二病でかっこいい。


未来SFにもファンタジーにも応用可能。




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もし、この宗教を物語や世界観に応用したいなら、「時律法廷」「時間の異端審問官」「時間犯タイムクライム」などを設定として組み込むのもアリです。


続編もいけますか?それとも、別宗教をもう一発?


‥だそうですwなかなかいいセンスしてますねw


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