Act.6 結晶・4
「アディ? ジィク? 今、何処?」
リフトの扉が開くと同時に、ユーマが声を上げる。
「最上階のヘッド・オフィスだよ。多分、サイト・マネージャ(基地長)の執務室だ」
そのアディの返答と同時に、リサが足を踏み入れながら4階のボタンを押す。
リフトの扉が開くと、執務室とやらは直ぐに判った。リフトを出た廊下の右手側、開けっ放しに灯の漏れているドアだ。
ユーマたちが乗って来たリフトの背後には、アディたちが昇って来た階段があるだけで、その両側は細い通路を挟んで大きな貯水槽が設置されている。その貯水槽の奥はロータークラフト(回転翼機)の格納式デッキ(離着床)になっているので、オフィスや部屋らしきものは無い。格納庫には、鉱区巡回用の小型ロータークラフト(回転翼機)が1機だけ駐機してあり、アディたちがクリアリング(安全確保)の際に、機内まで目を通している。
ユーマとリサは、廊下を大股で先を急ぐように歩き、執務室へと飛び込んだ。
アディ、と呼び掛けたリサが、すぐ脇の戸口壁際にあった塊に気付いて顔を向けた途端、あっと小さく声を漏らして目を丸くした。
モスグリーン基調のチェック柄フランネル・シャツに、カーキのチノクロス・パンツ。床に尻餅を舂き、そのまま壁にもたれ、天井の方を振り仰いでいる。口を開けているようにも見える。
間違いなく、結晶化したヒューマノイピクス(人間)だった。先程目にしたとは言え、まだ見慣れない所為か、突然視界に入ってくると、やはりドキッとする。
ユーマほどではないにしろ長身で、細長く突き立つような耳が眼窩より上にあることから、シャープレ人だと思われる。
「アディなら、隣の通信室だ」
ヘルメットを脱いだジィクが、デスクに両手を付いて前かがみにディスプレイと睨めっこし、振り向きもせず素っ気無く言った。ジィクは耳の後ろ部分に貼付したクォンティゼーション・オペレーティング・デバイス(量子制御接続器)を、マネージャ管理のデスクトップ・プロセッサ(情報演算処理機器)に繋ぎ、記録情報を検分していた。
ジィクはリサと違い、その長い紺青の髪をヘルメットの中に押し込まず、襟足からヘアカフ(帯髪留め)で束ねて外に出している。纏めるのにヘアバンドも併用しているため、リサも認めるハンサムなジィクは、若武者か舞台メイク中の男装の女役者にも見え、どこか中性的で妖しい雰囲気すら漂う。
プロセッサ(情報演算処理機器)には暗証鍵が掛かっているが、勿論アールスフェボリット社から認証コードを貰っているので、アクセスに支障はない。ただ端末に掛けるような簡単なパスワード障壁くらいなら、ハッキング能力に長けたジィクの処理能力でも解析解錠できる。
こじんまりとしたオフィスは、端末の載った執務用デスクと安物の応接セット、それに小さな給湯設備がある。がらんとした書架には、ここのマネージャの趣味なのか、可愛らしくミニスカートを翻した、映画ヒロインらしき50センチ大のフィギュアが3体、大事そうに飾ってあった。
ユーマがそっとジィクの脇に立ち、目まぐるしく移り変わるディスプレイを覗き込む。リサは半開きになった扉を開き、続き部屋に入った。
すぐ隣は会議室で、大きめのミーティング・テーブルに椅子が8客。外壁側にはロール・シェードが下がった窓が1つ、廊下側の壁には大きなディスプレイ・スクリーンが掛かっている。テーブルの上にはヘルメットと、脱ぎっ放しのスタッドチェーンが、濡れたまま無造作に置いてあった。両方ともアディのものに違いない。
さらに奥の続き部屋に繋がる、開けっ放しのドアの向こうにアディの姿が見えた。リサも脱いだヘルメットをテーブルの上に置き、アディの方へ小走りに駆け寄った。
「あのバド人の女教授、ちゃんと一緒だったよな?」
アディはコンソール(制御卓)に向かって腰掛け、着けたヘッドセットを傾聴しながらリサを振り返った。ベネリ・00(ダブルオー)ストライクは、コンソール(制御卓)脇に立て掛けてあった。
「頻りにぶつぶつ言って、考え込みながら歩いてた」
スリング(懸吊)したシグ・333(トリプルスリー)イージスの銃口を下に向け、バットストック(台尻)を胸元で押さえ込みながらハンドガードを右の太腿に押し付け、リサが首を竦めてアディに歩み寄る。勿論、銃のセイフティは掛けてある。
アディのいる部屋は、コーニッグとの話の中に出てきた通信室だった。
ヘッド・オフィスの半分もない広さで窓はなく、ステーション交信用の衛星通信システムとインター・コミュニケーション(基地内通話)用の通信機、反対の壁には廊下に繋がる戸口と、その両側は通信記録の収納架になっていた。会議室との戸口は会議室側からロックが掛かっていたが、廊下側の戸口には鍵は掛かってなかったので、これなら確かに誰でも通信室に入れる。
「学究のためなら、腕一本ぐらい、とか言う意外な女傑だからな。今、勝手に歩き回られたんじゃあ、良い迷惑だ」
アディが時折りコンソール(制御卓)のスイッチを弄っては、ヘッドセットに傍耳を立てる。
「あっちに倒れてたのって、ここのサイト・マネージャ(基地長)よね?」
「多分。マネージャはシャープレ人だった筈だ」
「それで」リサが後ろから戯れ付くように腰を折ってアディの左肩に顎を乗せ、耳傍に可愛らしい声を掛けた。「──何か分かった・・・?」
「残っているステーションとの交信音声記録を遡って検分してるが、今のところ異常を感じさせるような内容の会話はないな」
アディが少しばかり顔を赤らめ、こそばゆいぞ、と呟く。
「ふーん」そんなアディの反応に、リサが顔を綻ばせる。「じゃ矢っ張り、あのガバナー(堡所長)の言った通り、130時間前が最後なのね」
「コーニッグから話を聞いてから39時間は経っているから、正確には169時間ほど前だな」リサの額を優しく押しやり身を起こさせると、アディは腰を捻って座面を回し横を向いた。「110時間の通信不全の後、回復したと言ってたが、回復してから交信を試みた形跡はない」
「何にしても、その110時間の間に、この基地全体がこうなっちゃった、って事よね」
押し退かされたリサが、少しばかり不服そうな声音で言った。
「──そっちはどうだ? ジィク・・・!」
アディが苦笑いを浮かべ、戸口越し、1部屋隔てた向こうのジィクに声を張り上げた。
「最終の日報が業務日誌のフォーマットで、166時間前に、正常に送られている」振り向きもしないジィクが、大声で返してくる。「内容は採掘関連の業務報告だ。主には、採鉱生産工程上に出てくる数字データだな。まあ専門的過ぎて、俺にはちと理解しかねる」
ヘルメットを小脇に抱えたユーマもアディたちを振り向き、ちんぷんかんぷん、と言う風情で肩を窄めて見せた。
「後は、別件で進めてる何かの研究成果の進捗具合や、工程上の改善点の進言提言、人事管理上のトラブルなんかのリマーク(備考報告)だ。リマーカブル(特筆すべき)な事項があるなら文字通りこっちだろうが、整理して読み込まないと内容が掴めんな。少し時間が掛かる」
ジィクは小さく溜め息を吐くと、クォンティゼーション・オペレーティング・デバイス(量子制御接続器)を、デスクトップ・プロセッサ(情報演算処理機器)の制御用圧着端末から剥抜した。一般的なプロセッサ(情報演算処理機器)側の制御用端末は、ビスケット大のクリップ状になっている。繋ぐためのジィク側の端末も極薄板の形状をしており、プロセッサ(情報演算処理機器)側のクリップ状端末に挟み込み圧着させることで接続する。大概は制御する側とされる側のアーキテクチャが違うため、制御したいシステム向けに開放されるアクセス用アプリケート・オペレーターを取り込んで操作する。
「こっちより3時間ほど後だな」椅子から腰を上げるアディが、リサを見遣った。「磁気嵐が酷くなる寸前だな」
「矢っ張り、磁気嵐で交信が不全になった間に、何かあったのね」
リサは少しばかり眉根を寄せた。
「しかも短時間の内に、だ」アディは銃を掴むと、ジィクたちの方へ歩き出した。「それに通信不全になってから、割とすぐだろうな。何かが起こったのは」
「どうして分かるの?」
リサも踵を返すと、アディに従った。
「下のダイニング・ホール(食堂)の観葉植物が、枯れ上がっていたんだ。ありゃ、水を貰えなくなってから、随分と時間が経ってるんじゃないかな」
「手入れ担当が、手入れ出来なくなった期間が、それだけ長い、ってこと・・・?」
「皆、何処かで結晶化して──」
話ながら会議室を抜けるアディとリサの向こうで、ユーマがガーメント右袖のプロテクタ裏から取り出したイヤフォン(受話器)を耳に挿し、袖口の通信機に声を上げていた。
「──ネルガレーテ、聞こえる? センター・リッジ(管理枢要棟)のクリアリング(安全確保)は終了して、“指揮官”たちをエスコートしたわよ」
「ドーン・ハード(お疲れさま)。クリティカル・インシデント(要対処事象)は特に無かった?」
「ええ。最初に見つけた4人の結晶化スタッフに加えて8人、それに最上階のオフィスで、此処のマネージャと思しき1人を発見したわ。勿論、全員が輝く置物みたいな状態だけど」
「13人。ならあと半数は、別の棟屋って事ね。レジデンス(居住棟)かしら?」
「平常の定型フォーマットで、166時間前に業務日誌が送られている。これが事実上、最後の交信だな」独り言のようなネルガレーテの問い掛けに、ジィクは応じなかった。「アールスフェポリット社の連中の方が一段落したら、ゴース人“指揮官”に、内容を確認してもらう」
「役に立つかしら? あのゴース人」
耳に届く、本当に懐疑的なネルガレーテの声音に、アディとリサは顔を見合わせ、首を竦めて苦笑した。
「ま、とにかくあたしたちは、予定通り施設内の捜索シークエンスに入るわ」
ユーマも肩を窄めて返事する。
「どうやら、ヌヴゥが心配してた、コンペティター(競合企業)のせいではなさそうね」
「今のところ、そう思わせるような痕跡はないな」
ネルガレーテの惟たような言質に、ジィクが相槌を打つ。
「テンフォー(了解)」腹の底からの吐息交じりに、ネルガレーテが声を返す。「現状の正体不明の摩訶不思議な異変、これは私たちドラグゥン(傭われ宇宙艦乗り)では解決できそうにない事象だから、残るスタッフを見付け出して27名全員を上のステーションに搬送したら、お役御免となりそうね」
ネルガレーテの言葉に、異を唱えるドラグゥン(傭われ宇宙艦乗り)は居なかった。
* * *
そのネルガレーテの言葉から22時間。
途中に2回のミール・ブレイク(食事休憩)と仮眠を挟んで、ドラグゥン・エトランジェ(傭われ宇宙艦乗り)・グリフィンウッドマックの4人は、引き続き基地スタッフを捜索していた。
回収したスタッフは全部で26名。いずれも全身の8割以上、もしくは全部が結晶化していた。勿論、バイタル(生存情報)の兆候は皆無だった。
グリフィンウッドマックが、点在する施設まで含めて順序よく捜索して行き、発見した基地スタッフの位置と人数と簡単な状況を、コーニッグたちに連絡する。そこから収容担当が、ガーニー(搬送用脚車担架)かストレッチャー(担架)を引き摺って駆け付け、発見した基地スタッフを回送する。アディが試みた通り、素肌の部位は手応えが無いので、着衣越しに抱え上げる。
アールスフェポリット社が整頓したストレージ(資材保管)棟のストック・ヤード・フロアには、ブルーグレイのポリマー(重合有機樹脂)製モルグ・シュラフ(納体袋)が26本ずらりと並んだ。
オービット・トラック(大気圏内往還運搬機)で降ろした、アールスフェポリット社のアンビュランス・ポッド(可搬救急対処台機)3台は、電源を入れたものの結局使われず終いだった。発見された全員が存命と判断されず、そのままモルグ・シュラフ(納体袋)に納められ、個々が身に付けていた身分証がシュラフ(納体袋)の上から掛けられた。
そして施設棟屋の9割を捜索し終えて、結晶化した26人目の身元が確認された。
残るは1名。
それが、デルベッシ女史が先生と呼ぶ、チルソニア人のトシュテ・トト特務技官主査だ。
割と名の知れた惑星物理学者で、天体環境学と有機惑星化学の観点からの論述が特徴で、企業からの環境評価依頼や、開発開拓の意見を求められる事が多い、60歳になる気骨漢だ。
アールスフェポリット社がピュシス・プルシャで開発するに当たって、同社が行った事前調査の評価と実際の現地検分を、特務技官主査と言う名目でトトに依頼したのだ。デルベッシの話によると、トト教授はトレモイユにあるバラード大学で教鞭を執っており、比較発生学にも造詣が深いらしい。ユーマのインターメンタリティ・ネットワークでも、トトに関して情報が幾つか引っ掛かったが、いずれも本人の人となりに類する事項で、そのいずれもが“ちょっと変人”と言うエピソードだった。
この度のトトの駐留は、実際に開発が着手された後の、ピュシス・プルシャ環境の追調査と言う名目で、この基地へ赴いていた。アールスフェポリット社としては、そんな追調査を履行する義務は無いし、改めてでも必要を認めなかったのだが、トトからの強っての要請とあって、同社も無下にできず渋々首を縦に振ったらしい。
惑星開発に関しての国際間の規制は、所属する経済圏や政治的同盟などによってまちまちであるが、そのどれを取っても遵守の強制力は皆無に等しい。なので国内法さえクリアしていれば、評価はトト教授のものであって、決断はアールスフェポリット社が行うのだ。一介の教授に過ぎないトトが、今更何をどう評価し何を声上げようと、同社の開発が止まる筈もない。所詮はアールスフェポリット社の好意的な支援による、一教授の私的研究にしか過ぎない。
ただそれで腑に落ちないのが、ミルシュカ・デルベッシを呼んだ事だ。
何故今更に、態々彼女を招聘したのか。
「──ルーシュ、心当たりは・・・?」
人気の失せた食堂に、ユーマの声が少しばかり重苦しく聞こえた。
正面に座る赤紫の肌をしたバド人の女史が、口を真一文字に結んで小さく首を振った。
「この事態の解明に呼んだんじゃないの? トト教授はルーシュを」
ユーマの横、同じ長椅子に腰を落としているリサが、斜向かいのルーシュを見てからユーマを振り向いた。施設内の環境維持システムは正常に作動しているので、ミルシュカはアールスフェポリット社のロゴが入ったシャツに袖を捲り上げ、救け出されたときに着ていたバルーン・パンツで豊かな太腿を剥き出しに見せている。
「なら先ず呼ぶのは、救援隊じゃないのか?」1人分の間隔を置いて、ミルシュカと並ぶように座るコーニッグが、渋い顔で声を上げた。「それに先立って、基地勤務の当人たちからの、それらしい救難要請だってないんだぞ」
コーニッグもミルシュカと同じシャツ姿で、勿論ユーマとリサも暑苦しい防寒レイヤーは脱いでいた。
「そうよねえ」妙に納得したように、リサが数度頷く。「ルーシュを呼んだタイミングって、どう考えたって結晶化現象が蔓延する、ずっと以前になるものね」
「──なら彼女を呼んだのは、別の案件の故あって、と言う事になるわね」
口をヘの字に曲げたユーマが、一同を見渡した。
「別の案件って、人間が結晶化しちゃう以上に、まだ何か・・・?」
「それこそ、肝心のトト教授を見つけ出して、聞くしかないわね」
小さな笑窪を拵え口をヘの字に曲げるリサに、ユーマが肩を窄める。
「無事で見つかるかしら」リサは呟くように声を漏らし、そっとミルシュカを見やった。「ジィクじゃないけど、ちょっとばかり望み薄って感じ・・・」
実際、地上基地の主たる施設、コリドー(通廊)で結ばれた棟屋はリフューズ・プラント(廃棄物処理棟)とウォーター・トリートメント・プラント(水質浄化棟)まで、全て捜索し終えていた。残るのは数箇所、アディとジィクが途中で脇を通り過ぎた試掘坑と単独に建つ研究屋舎が3つ、1キロほど離れた場所に設けられた開発最初期の地質調査用ラボラトリ(研究施設)、それに東へ3キロ行った稼働中の商業採鉱区だ。とりわけ商業採鉱区は3箇所あって、合計面積が95平方キロを超えるため、捜索には少しばかりの時間と陣容が必要になる。
ドラグゥン(傭われ宇宙艦乗り)はコーニッグと協議の上、トトの捜索を後回しにして、結晶化した基地スタッフを先に搬出する事にした。と同時に、後ほどトト捜索に加担する8名を残し、コーニッグを含めた8人が一旦ステーションに帰還する。事実上無人の地表基地に、取り急いで補給品を運び込む必要が失せ、大人数が留まる必要が無くなったからだ。
結晶化スタッフの搬出に用いる機材は、勿論グリフィンウッドマックのバルンガだ。アディとジィクがここに不在なのは、結晶化スタッフを収めたモルグ・シュラフ(納体袋)を、アールスフェポリット社のスタッフ全員でバルンガに積み込むための指揮を執っているからだ。
ただ地表基地からバルンガで搬出するに当たり、高度4万キロの静止軌道上にある開発統轄ステーションまで一気に運び上げるには時間が掛かり過ぎる。なのでバルンガでは低軌道ステーションのある高度850キロまで上がり、そこで待機するアモンへコーニッグたちと一緒に移乗させ、そこから統轄ステーションまではネルガレーテがアモンで搬送する。
低軌道まで上がったドラグゥン(傭われ宇宙艦乗り)4人はアモンには同艦せず、再びバルンガで地表開発基地へ取って返し、トト教授の捜索ミッション(行動計画)を再開する。ユーマとリサはそこからミクラスで、居残っていたアールスフェポリット社の8人を別車輛で伴い、廃棄された試掘坑とその周囲を捜索する。一方のアディとジィクはそのままバルンガで、1キロ離れた地質調査用ラボラトリ(研究施設)の捜索に赴く。稼働中の商業採鉱区は、前述の2箇所の捜索が終わっても未発見の場合に、アモンも降下して全員総出で捜索する段取りだ。
「──どうする? ルーシュ」ユーマが気を利かせて尋ねた。「結晶化遺体は全部、上のステーションへ上げちゃうけど」
この先、トト教授捜索に加わるため居残るか、コーニッグたちと一緒に上がるかを、ミルシュカに問うたのだ。結晶化現象を目の当たりにして、ミルシュカが少なからぬ知的好奇心を掻き立てられていたように、ユーマには見えたのだ。
★Act.6 結晶・4/次Act.6 結晶・5
written by サザン 初人 plot featuring アキ・ミッドフォレスト




