Act.18 白晶の幽獣・5
グリフィンウッドマックの機艦アモンのランディング・ギア(降着装置)は、何れもホィール(装輪)式ではなくスキッド(橇)型で、艦体下部腹面の6箇所にある。
バウ・ギア(艦首降着脚)はグラウンド・ペイロード(陸上機材積載庫)底部の左右、ビルジ・ギア(艦底降着主脚)は艦体最底部になる恒星間航行用タキオン・エキスパンド(虚時空拡張)エンジン下の左右2箇所、それにハーフコーン・シルエット(半円錐)の胴部から左右に拡がる逆ガル状翼体の最低地上高部分にオグジリアリ・ギア(翼下補助脚)がある。
接地スキッド(橇)は1枚の全通板状ではなく、ダンパー機能のある複数のロッド(脚支持)で懸架された、独立式構造になっている。ビルジ・ギア(艦底降着主脚)の場合、5本のロッド(脚支持)それぞれにスキッド(橇)が懸架されてあり、全長で10メートルのものが2本タンデム(縦列)配置されている。
その左舷側ビルジ・ギア(艦底主脚)の1メートルほど離れた所に、子供のような人影があった。
ミントグリーンとターコイズブルー、コーラルピンクの大きなハート模様をちりばめた、もこもこしたキルティング耐寒着姿は、言わずと知れたベアトリーチェだ。ローズレッドのパンツに防寒ブーツ、それにお揃い色の手袋をしている。フードを目深に被っているので、可愛いスキンヘッドは隠れていた。
ベアトリーチェはオーガノイド(被生擬人義工体)であり、覆っている皮膚は人工培養とは言え生物的組織体なので、耐寒耐熱機能はヒューマノイピクス(人間)と然して変わらない。寒い暑いといった不快な感情が起こらないだけで、凍傷や火傷に似た症状は起こしてしまう。
そのベアトリーチェは、地上運輸機材ブルトンにパワーセル(動力用電池)を積み、手に抱えたリペア(補修)用の高出力レーザー・トーチで、タイダウン(機材固縛)索具を焼き切っている最中だった。
ブルトンは全長2.5メートル 全幅1.5メートル。6輪タイヤにフラット・パレット(搬床)を載せただけのような車体は全高80センチ、艶消しの紺鼠色で塗装され、ヘッドライトのあるフロントが舞踏会で着用するドミノ・マスクみたいだ。ペイロード(可積載重量)は3トンで、ワイヤード(有線)操縦とマスタースレイブ(遠隔操縦)、それにハンドラー(命令者)に自動追随する自立走行機能を備えている。
ジィクは手にしたレーザー長銃の銃口を、ベアトリーチェが切っている索具とは別の1本に向ける。ビルジ・ギア(艦底降着主脚)部は他のギア(降着装置)部と比べて、グラウンド・クリアランス(最低地上高)が一番小さいのだが、それでも2.3メートルあるので屈む必要はない。
アモンのギア(降着装置)に絡められたホーサー(繋留索)は、ベアトリーチェからの報告通りバスト・ファイバー(植物靭皮繊維)製だった。離着床面にはタイイング(固縛)用のフックが埋没してあり、適当な距離にあるフックを引き上げ、ランディング・ギア(着陸脚)に巻き付けたホーサー(繋留索)の両端を、それぞれ別のフックに引っ掛けてある。
固定具と言うより一種の拘束具で、安易に移動したり離陸できないようにするだけものだ。なのでホーサー(繋留索)自体はピンと張ってある訳ではなく、長さには余裕があって余った部分が地表でとぐろを巻いている。フックを外せば簡単なのだが、ベアトリーチェにはその機構をよく理解できなかったので、索具の綱部分をレーザー・トーチで焼き切る選択をしたのだ。
ただベアトリーチェの判断は、結果的に正しかった。
ホーサー(繋留索)自体が太さ50ミリあるので意外と重く、しかもビルジ・ギア(艦底降着主脚)1基に5本あるロッド(脚支持)のうち2本に、ご丁寧に別々の索具が掛けられてあった。なのでフックから外しても、この重く長い綱を2本も取り回してギア(降着装置)のロッド(脚支持)から解くのは、意外と手間取るのは間違いなく、ならば綱の途中からぶった切った方が手っ取り早いのは確かだった。
それでもベアトリーチェにとって、断ち切って短くなった索具を外す作業は、本人が口にした“イージー・ビージー・スクィージー(お茶の子さいさい)”ほどに容易くはなかった筈だ。
ベアトリーチェ自身は、あくまで機艦アモンを統括監理制御しているエグゼクティブ・オペレーティング・システムのアバターであり、ガイノイド(人型機工器)のような大出力の運動機能を備えた作業マシンではない。しかも自重40キロ、身の丈は120センチと子供並だ。
実際ベアトリーチェの着衣の前身頃は酷く汚れて黒くなっており、両の手袋も真っ黒になっていて、太く重い索具を外す作業に悪戦苦闘した事は想像に難くない。
1箇所を切り終えたベアトリーチェがブルトンを伴って、ロッド(脚支持)に絡まっている索具の反対側へ移動する。ジィクが1箇所目を切り終えるより、ベアトリーチェが2箇所目を切り終える方が早かった。ベアトリーチェのレーザー・トーチは、ジィクのレーザー銃より高出力なので、切断するのが圧倒的に早い。
ジィクはベアトリーチェに、ジィクが切った索具の反対側を切断するように指示し、ジィクはベアトリーチェが切り終えた索具の、ロッド(脚支持)に絡まった部分を排除するほうへ回る。太く重い索具を取り回して解くような力が必要な作業は、小さなベアトリーチェに任せるより、ジィクがやったほうが早い。
「──くそ重いな、このホーサー(繋留索)は・・・!」
とは言うものの、ジィクですら少しばかり閉口する。索具は長さ1メートルで2キロ以上あり、切断しても7、8メートルはロッド(脚支持)に絡んでいるので、15キロ近い。
2人が切っている間、フランキ・ジーエクスを抱えたユーマは、油断なく周囲に目配りし警戒する。幸いこっちの辺鄙なランディング・デッキ(離着床)には、あの不気味な結晶獣たちの襲撃の魔の手は、まだ伸びていない。かと言っていつまでも安全とは限らない。
「──そっちの具合は?」
ネルガレーテからの通信が、不意に耳に届く。どうやらネルガレーテはバルンガを収容し終え、ブリッジ(艦橋)での離発準備も終えたようだ。
「今、最後のホーサー(繋留索)を切り終えたところ──」
ユーマが通信に応答しながら、ベアトリーチェが最後のホーサー(繋留索)の切断を終えるのを見届ける。
「先にビーチェを戻すわ。手袋と服が汚れてるから気を付けて」
「おやおや、うちの末娘は頑張ったのね」
ネルガレーテの楽しそうな声が返って来る。
「──良いわよ、ビーチェ」ユーマはベアトリーチェの方へ歩み寄ると、切れたホーサー(繋留索)をギア(降着装置)のロッド(脚支持)から外しに掛かった。「あんたはそのままブルトンに乗って、グラウンド・ペイロード(陸上機材積載庫)へ戻って」
「アファマーティヴ(了解)」
ベアトリーチェが素っ気無い声で頷くと、レーザー・トーチを抱えながらブルトン後端にある乗降ステップから、パレット(搬床)のようなフラット・カーゴベッド(荷台)に上がった。
「──ネルガレーテ、今から戻ります」
それだけ言うと、ベアトリーチェは載せてあるパワーセル(動力用電池)の上にちょこんと腰を落とし、ブルトンをUターンさせる。ブルトンがベアトリーチェを乗せてトコトコと走る姿は、ラジコン玩具みたいで、其所は彼となく可愛らしい。
「よくもまあ、これだけの本数を掛けてくれたもんだ」
先にベアトリーチェが断ち切った索具を、ロッド(脚支持)から外し終えたジィクが、ユーマを手伝いに来た。ユーマが持ち上げる索具を、反対側からジィクが引っ張って行く。
「この高さじゃギャリア(汎用重機)は潜り込めないから、人手でしょうね」
「暇な奴が多い──」
ジィクがそう言い掛けた矢庭だった。
再び足元から小さな揺れが伝わって来た。
「また地震か・・・?」
ジィクが思わず身構えると同時に、ネルガレーテの声が耳に届く。
「──今、揺れたわね・・・!」
「あんたの言葉通り、ちょっと嫌な予感がするわね」顰め面のユーマが、深緑色の目を細めてジィクを見遣る。「──アモンに戻りましょ・・・!」
頷いたジィクが解いた索具を放り投げ、駆け出したユーマの後を追う。先を行くベアトリーチェが乗ったブルトンが、ランプ・ドア(搬出入用斜路扉)を上り切って、グラウンド・ペイロード(陸上機材積載庫)に入ろうとしていた。
グラウンド・ペイロード(陸上機材積載庫)のベイ(庫外扉)は2重になっていて、外側が気密シャッター、内扉がランプ(傾斜路)になっている。内扉のランプ(傾斜路)自体は折り畳み式の油圧駆動で、幅5.5メートル、長さが20メートルと、ミクラスが搬出可能な大きさだ。ランプ(傾斜路)は、積み降ろし時の荷重支えのために、搬出口上部からライン(綱索)で補助懸吊されている。
「ジィク、急いで──」
ランプ(傾斜路)を駆け上がるユーマが、後ろのジィクを振り返った刹那。
「ジィク! 後ろッ!」
ユーマがそう叫んだ時には遅かった。
巨大な白いブーメランのような物が、ユーマの目の端に入って来た時には、ジィクの頭上をあっと言う間に風を巻いて飛び抜けていた。
「このッ!」
そのまま真っ直ぐ飛来してくる白い物体に、ユーマが反射的に担いでいたフランキ・ジーエクスを構え上げる。
「速い・・・ッ!」
ランプ(傾斜路)を駆け上がりながら目で追うユーマの上を、ブーメランのような物体が小さく萎みながら滑空し、グラウンド・ペイロード(陸上機材積載庫)へ入り込む。その先には、ブルトンに乗ったベアトリーチェがいた。
「ビーチェ! 気を付けなさいッ!」
ユーマは、そう叫ぶのが精一杯だった。
襲って来たのは、翼を持った結晶獣だった。
肩と胸の部分のみが妙に発達した3メートルほどの細い体躯に、左右6メートルはある大きい蝙蝠のような被膜翼、それに長い尻尾が伸びている。鼻先鋭い三角錐を寝かせたような、鮪みたいな頭に、カンガルーのような尖った耳が立っていた。
搬入口を潜る寸前、バタバタと羽撃かせた両の被膜翼を畳みながら、突っ込む勢いそのままにベアトリーチェに襲い掛かる。
ユーマの怒鳴り声に反応したベアトリーチェが、徐ら体を捻って振り向く。と同時にユーマのジーエクスが立て続けに火を吹いた。
ギャッと言う鳴声が聞こえたのは、気のせいかもしれない。ペレット(散弾)を喰らった蝙蝠のような結晶獣が、仰け反るように身悶えし、そのままベアトリーチェのブルトンに胸から突っ込む。乗っていたベアトリーチェはどうする事も出来ず、ブルトンが引っ繰り返ると同時に投げ出された。
「ビーチェ・・・ッ!」
血相変えたユーマが鬼のような形相で、沼田打つ蝙蝠結晶獣に散弾を叩き込む。それでも結晶獣は、穴を穿たれボロボロになった被膜翼をバタつかせ、さらに奥に止めてあるウィンダムの上へと飛び逃げたが、抗いもそこまでだった。結晶獣がウィンダムに叩ち当たり、力なく床に崩れ落ちた。
「ネルガレーテ! 急いでペイロード・ゲート(搬出入口)を閉めてくれ!」
ランプ(傾斜路)を駆け上がって来たジィクが、通信機に怒鳴る。
「──どうしたのッ? 何かあったの・・・ッ?」
少しばかり慌てた、ネルガレーテの声が通信に入る。
「結晶獣の1匹に、ペイロード(積載区画)へ入り込まれたの・・・!」
ヘリンボーン(杉綾縞)に似たリブ(滑り止め突起)のある床甲板に横たわる白い骸に、駆け付けたユーマが、散弾を容赦なく2発撃ち込む。既に息絶えている白い巨大蝙蝠は、被弾の反応にもぴくりともしなかった。
「──駆除したけど、ビーチェが襲われたわ」
ユーマは大きな息を吐き出すと、ひっくり返されたブルトンの方を振り返る。ベアトリーチェは縮こまるように背を丸め、動く気配が無い。
「ベアトリーチェ、殺られたの・・・ッ?」
「非常保護プログラムの作動で、インターフェイス機能をフリーズさせて固まったみたいだ」駆け付けたジィクが、目を閉じたまま動かないベアトリーチェに屈み込む。「──損傷は無さそうだ。多分、大丈夫だな」
「全く、ロクでもない場所ね・・・!」ネルガレーテの、吐き捨てるような声が耳朶を打つ。「とっとと離陸しましょ」
「全く、此処はロクでもない怪獣ランドよ」
警戒を解かないユーマが、フランキ・ジーエクスにシェル(弾装包)を込めながら、ジィクたちの方へと歩み寄る。その向こうで、開いていたランプ・ゲート(搬出入用斜路扉)が、唸りを上げて閉じ始めた。
「性悪な、サニードール(照る照る坊主)宇宙人にでも、操られてるんじゃないのか」
ジィクは口をヘの字に曲げ、ベアトリーチェの耐寒着を捲り上げて素手を突っ込んだ。
ベアトリーチェの小さな白磁の背中を弄り、指で皮膚下の脊椎の感触を確かめながら、肩甲骨下端ほどの位置にある、テラン(地球人)で言う第7胸椎と第8胸椎の間に埋設されている、再起動用のスイッチを押し込んだ。
途端、横たわっていたベアトリーチェの体全体が小さく震え、固まっていた小さな体躯が弛緩して、徐らベアトリーチェの瞼がゆっくり開く。
「──大丈夫? ビーチェ」
ユーマが口角を上げ、ベアトリーチェの瑠璃色の瞳を覗き込む。
「システム再起動中。運動機能の瑕疵を確認中」
そのベアトリーチェの、いつもの淡々とした口調の声を聞いて、ユーマとジィクが苦笑交じりに顔を見合わす。
「インターフェイス・デバイスの起動完了しました。オペレーティング・プログラムの正常稼動を確認。運動機能に異状を認めません」
「よーし、いつもの可愛いベアトリーチェに戻ったな」
立ち上がる動作を開始した小さなアバターを、ジィクがそっと支える。
「はい、ジィク。ブリッジ(艦橋)に上がりますが、良いですか?」
まるで何事もなかったかのように、いきなり行動に移るところは、さすがシステムの一環だ。普通の人間なら戸惑い、何がどうなったのか記憶を巡らせようとする。
「おう。ブーザー(呑んだくれ)の面倒を看てやってくれ」
ジィクはベアトリーチェのフードを下ろし、可愛らしいスキンヘッドを一撫でした。
「ネルガレーテは、また飲んでいるのですか?」
「──もうちょっとしたら、飲み始める筈よ」ユーマが鬱陶しそうに頭を振った。「酔い潰れる前に、アモンのステイ・アバウト(展開域)だけは確認しておいてね」
「アイアイサー(了解しました)」
そう言うとベアトリーチェが唐突に、左目だけを無表情に一瞬閉じ、それから徐ら踵を返した。ベアトリーチェは口元を緩めることも、小首を傾げる仕草もなかった。
「・・・・・・?」
そのベアトリーチェの不可解な挙措に訝ったユーマが、たっぷり3秒は考え込んでから、唐突に手を扣いてジィクを見遣った。
「──ウインク・・・?」
少し思い惑ったユーマの借問するような声に、ジィクは芝居がかった素振りで山吹色の目を剥き、無言で大仰に首を竦めて見せた。
「あんたが教えたの?」
ユーマが呆れたように言った。
「ちょっと可愛げが足りないか」ジィクは真面目な顔付きで首を捻った。「もっと、こう、ニコッとするとか、小首を傾げるとかの仕草も、一緒に覚えさせないと駄目だな」
「まあ、クライアント(受注先)には受けるかも知れないわね」ユーマが、リフトに乗り込もうとするベアトリーチェを見やり、肩を窄めた。「──愛想の良い宇宙艦、って」
メイン・デッキに直通するリフトは、折り返しのラッタル(梯子階段)と反対の右舷艦尾側、ペイロード・ゲート(搬出入口)の直ぐ脇にある。
「さて、彼奴を、どうする?」
ジィクが、ウィンダム前の床で斃っている蝙蝠の化け物に顎を抉った。今までの結晶獣同様、絶息と同時に白く固まり始めていた。
「剥製にして飾って置く訳にも行かないでしょ?」
「放り出すに限る、か」
口をヘの字に曲げるユーマに、ジィクが肩を窄めた。
「──今、ベアトリーチェをそっちに戻した」
羽織っていた耐寒ジャケットを脱ぐと、ジィクは通信機に声を上げ、グラウンド・ペイロード(陸上機材積載庫)の天井部に設置されたホイスト・ウインチ(懸吊装置)を見上げた。
「俺たちは、駆除した化け物の後始末をしてからだ」
ジィクの言葉に頷くと、ユーマもウエアを脱ぎながら、操作盤がある庫の壁際へ歩み寄る。室内高5メートルのペイロード(積載区画)には、天井になる艦体側にビーム(通し梁)が通っていて、ホイスト・ウインチ(懸吊装置)はその梁に掛けられたガーダー(桁)に設置されてあり、ビーム(通し梁)に沿って前後に移動する。
斃っている結晶獣の華奢な体躯は3メートルほど、体付きの大部分が巨大な被膜翼みたいなものだが、それでも恐らく100キロ以上はある。引き摺るには大き過ぎるのでウインチ(巻上器)で吊り上げ、アモンが離陸した後、飛行中にペイロード・ゲート(搬出入口)を開いて、そのまま艦外へ投棄してしまう算段なのだ。
「なら飛行中にでも、ちゃと捨てちゃって。もう、離陸する──」
ネルガレーテの、刺々しい声が艦内スピーカから聞こえて来た、その矢庭。
いきなりぐらっと来た。
今度のは少し大きい。ガタガタ揺れだしたと思ったら、いきなり突き上げるような振動が襲って来た。ジィクとユーマもしゃんと立ってられず、思わずへっぴり腰に身構える。
「──離陸するわッ!」
ネルガレーテの、咄嗟の反応は早かった。
言葉が終わるやいなや、ペイロード(積載区画)にいた2人のドラグゥン(傭われ宇宙艦乗り)は、唐突に僅かな浮遊感を味わった。アモンが離陸したのだ。
★Act.18 白晶の幽獣・5/次Act.18 白晶の幽獣・6
written by サザン 初人 plot featuring アキ・ミッドフォレスト




