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最後の夏  作者: 羅針盤
7/15

8月6日

ひどい倦怠感と頭痛に襲われ起きた。


時計を見ると長針が真上から少し右に傾いていた、カーテンが夜風になびいていた。窓から少しのぞかせる夜空には星が舞っていた。


蟲が鳴いている。


ミンミンゼミだかアブラゼミだかが鈴虫に負けんばかりと激しく啼いている。

夜と蟲の声、夏は夜といったところだろうか。


私は天才なんかじゃないって頭では分かっている。

でも、それでも、誰かに求めてもらいたいと思うのはおかしいのだろうか。


蝉の声が消えた。鈴虫だけになると寂しいもので一気に涼しさを感じられる。


「蝉だって居なくなれば、誰かに求められてるんだ。」


滑稽だ。蝉にも負けたのか。

私は蟲以下の存在で。


それってこの世から居なくなっても

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