60 ……終わったか
氷漬けにして殺した。
すると、皮膚は分厚く変化する。
炎で焼き殺した。
すると、肉の耐火が強くなる。
岩石で押し潰して殺した。
すると、肉と骨の密度が上がった。
風で切り裂き、殺した。
すると、耐刃性が上がった。
毒で殺した。
すると、即座に免疫を獲得した。
何度殺しても、『魔王』は蘇る。
いい加減にしろと叫びたくなるほど、クロノたちは殺し続けた。
けれども、『魔王』は蘇る。
何度も、何十度も、何百度もだ。
加速された時の中でこそ、この泥試合は許されている。
時間にすれば、既に丸一日は経過しているだろう。
それまでに尽くしてきた策も、殺害方法も、もうとうに尽きてきた。
あまりにも、理不尽だ。
これが普通の魔物なら、三十回は勝っている。だが、『魔王』の特性は、敵の勝ちを許さない。
どこまでもしつこく、決して倒れない。
それに、『魔王』は自分の特性を理解している。
下手に攻めず、攻撃を受け続けることで、クロノたちを削っていた。
持久戦なら、どちらが有利かは明らかだ。
長らく戦い続けられた。
彼らは、十二分に強くなった。
成長によるエネルギー容量の増加と、技量の昇華によるエネルギー効率の上昇。
それによって、格段に戦闘可能時間は伸びた。
だが、やはり限度があるのだ。
ここまで激しく、長く戦って、それでまだ戦えるという方がおかしい。
だから、
「まだ、か……」
もう、限界だった。
肉体的にも、精神的にも。
戦いすぎたと言えるほど、戦った。
膝をつき、肩で息をしてしまう。精魂尽き果てたと、表現できた。
尋常ではない量の汗が流れ出る。
剣を杖代わりにしなければ、上体を起こしていられなかった。
「まだ、足りない、か……」
「ツイゾ、我ノ命ニハ届カナンダナ」
憎たらしいくらいに、平然としている。
数多の死も、労力も、無駄に終わった。
反則的な『魔王』を相手にしなければ、こうはならなかった。
「ダガ、気ニスルコトハナイ。我ヲ殺シ得タ『勇者』タチガ異常ダッタダケダ。貴様ラハ、十分強イ」
「……光栄とでも、言えばいいか?」
どれだけ走り続けても、ゴールが向こうへ逃げていく。
そんな、無為な事を続けていく感覚。
心に来るものが、多分にあった。
「ソウトモ。誇レ。貴様ラノ強サハ、ソレダケ凄マジイ」
「…………」
そう言われても、心は乾くだけだった。
嬉しくも、何ともない。
ただただ、虚しいだけだった。
「手八尽キ果テタナ?」
「…………」
「デハ、死ネ」
そして、
「使いたくはなかったよ」
「!」
そして、『魔王』は弾かれる。
異質な力に、大ダメージを負った。
あり得ない。
もう、魔力は底をついていた。
これ以上の反撃は、為し得ないのだ。
だというのに、『魔王』は胸を抉られる。しかも、それを行った力は、尋常ではないエネルギー。
この世ならざる、最も高きもの。
つい先程、何度も殺され、ついぞ適応出来なかった攻撃と同等のそれ。
そんな攻撃が、計三つ同時に飛んできた。
知っている。
適応こそ出来ずとも、これは見たことがある。
これは、神官と同等のものだ。形こそ少々異なるが、間違いない。
「出来れば、使わずに終わりたかった」
「『神気』カ!」
同じ、凄まじいエネルギーを感じる。
クロノだけではなく、アリオスの剣、アリシアの魔法からもだ。
格段に攻撃力が高まった。
一撃ずつだが、これは十分に致命傷だ。
連続で受ければ、『魔王』でもマズイかもしれなかった。
「二人とも、調子は?」
「最悪だ。まだ戦わなければならないのかと、嫌になってくる。だが、」
「クロノくんから提案された時はどうかと思いましたが、なかなか、」
傷は、癒えている。
戦闘開始前のような活力だ。
いや、力そのものが、ナニカによって底上げされている。
そして、そのナニカも、彼らの身体に住み着いている。
「「悪くない」」
「……ナルホド、加護ヲ得タカ」
神官ほど高位ではないが、それでも、また戦うには十分な力だろう。
三者共に、力を漲らせている。
「マダ、戦イハ終ラヌカ」
しかし、予感はある。
決着は、すぐに訪れる、と。
※※※※※※※
感知できる『神気』をあてにしては、間に合わない。
視覚を極限まで強化した上で、予備動作をつぶさに観察し、予測しなければならない。
ただでさえ、速かったのだ。
元から器用に、四つの属性の魔法を使いこなし、なおかつ体術にも優れていた。身体強化や付与以外に、雷系統の魔法も用いて速度を飛躍的に高めていたのだろう。
それに加えて、今は恐らく、慣性、時空間を僅かに操作することで、速度を増しているのだ。
与えられた『神気』によって、爆発的に能力が強化されている。
「ク、ハハハハハハ!!」
瞬きほどの、短い時間。
斬られた回数は、実に七度。
アリオスという人間自体の魔力に耐性を得ていなければ、両断されていた。
未知のエネルギーである『神気』を加えたため、肉を斬られる程度にダメージを受けた。
「痛イ、痛イゾ! 今ノハ効イタ!」
「なら、死ね」
刺し、斬る。
頭、首、袈裟、腹、両手、両足。
計二十にも及ぶ、神速の斬撃。
トップスピードに乗ったアリオスを、『魔王』は目で捉えきれない。
さらに、
「『雷と裁きの王から授かる、天罰の権利を行使します』」
「…………!」
「『万雷ノ神殿』」
既に適応を済ませた、雷の攻撃。
ここは受けて、無駄なエネルギー消費を避けるのが正解だろう。
だが、『魔王』は避ける。
中和の魔法と結界を併用しながら、なりふり構わず逃げ出した。
合理的ではない判断だ。けれども、『魔王』は彼らを舐めていない。既にこれまでの適応は、そこまで役に立つとは思っていない。
それほどに、『神気』はマズ過ぎたのだ。
だから、逃げ切る前に、術は発動される。
「A、AAAAAAAA!!!」
「朽ち果てなさい、魔の王」
神雷が、炸裂する。
雷とアリシアの魔力に耐性を得た『魔王』の体を、なおも焼くほどの威力だった。
それに、『魔王』を逃がさず発動できたのにも、理由がある。
これは『魔王』すら、初見の術だった。
(世界、ゴト、術二編ミ込ンデ……!)
閉じ、支配された空間だからこそ許された、詠唱の通りの特権。
王から許されたからこそ、成し遂げられる。
世界そのものを、魔法の『場』として強制的に巻き込み、逃げ場をなくした。
この空間に居る限り、この雷は射程圏内だ。
「『氷獄ノ国』」
凍てつく。
遅れて、気付いた。
この術たちの対象は、肉体ではないことに。
『灼熱ノ海』
術の対象は、存在そのもの。
肉体だけではなく、これは、魂にすら効く。
もしも、これが初端、適応前に行われていたなら、適応しきれずに死んでいた可能性がある。
あまりにも、天才的だ。
齢二十もいっていない小娘に出来る領域を、遥かに超越していた。
「GRAAAAAAA!!!」
剣を振るう。
瞬時に、理解した。
斬られた、と。
「グッ……!」
「なるほど、やはり俺にも出来るな」
かまいたちの類いではない。
斬撃を、ただ飛ばした訳でもない。
世界を巻き込み、『魔王』の存在ごと切り裂いたのだ。
先程まで出来なかったはずだ。今、こうしてアリシアが見せるまでは。
それに、先程聞こえてしまった言動。
推察するに、クロノは、
(コノ空間内デ行使サレタ力ヲ、学習シタ?)
可能性は、十分ある。
ならば、
(我ノ特性スラ、学ビ取ル可能性……)
当然の帰結だ。
考えすぎとは、言い難い。
何故なら、
(違和感……)
ずっと感じていた、どこか繋がらないチグハグな感覚。
それは、神官を前にした時からあった。
おかしいとは思っていたが、どうしても、要素を結べなかったことだ。
戦闘は、かなり押し込まれている。
余裕などまったく無いのだが、戦闘用のリソースを割いてでも、考えざるを得なかった。
(違和感……)
世界を断ち切る剣閃を躱す。
耐性を抽出し、発動する属性にあった防御を行う。
神速の剣技は躱せないので、斬られた後の即時再生に注力する。
そして、思考を巡らせる。
まず、この空間は、誰かが創造した小規模世界だ。
閉じ込められたことに気付いた『魔王』は、身を包む大呪詛で世界を蝕む事を考えた。
それは一先ず成功し、迷宮の主を戦闘不能にした。
戦う内に、迷宮の性質が明らかに変化していた事に気付いたので、恐らく間違いない。呪いに対する耐性の変化が、その証拠だからだ。
それから、迷宮の新しき主である神官と戦った。
最後に、クロノたちと戦っていた。
しかし、
「違ウ、ノカ……?」
剣を弾く。
骨肉と呪いで出来た、大呪詛の塊で触れた。
だが、それごと、断ち切られたのだ。
呪いすらも、問題はなかった。
無慈悲に、無価値に、両断してしまった。
「マサカ……」
アリシアの魔法は、不可避だ。
だから、出来る限り防御に力を使う。
それでも、体はボロボロになっていくが、しないよりはマシなのだ。
神官を何故、迷宮の新たな主と思ったか?
それは、最も強い『権限』を感じたからだ。
全員が迷宮と繋がっているが、その中でも殊更に、それが太かった。
だが、それが間違っていたのだろうか?
ならば、
「主ハ貴様カ、クロノ・ディザウス……」
「斬る」
袈裟斬りだ。
不可視の剣は、肩口から脇腹まで、通り抜ける。
そして、
「神業、ダナ」
負ったダメージは、耐性と再生では誤魔化しきれない。
無理矢理形を保っているが、もうかなり怪しい。
崩れ去る寸前にまで、押し込まれた。
「知ラヌ間二、無理矢理空間内ノ第三者ヲ迷宮ノ主二仕立テ上ゲルトハ」
再生と適応、進化を開始する。
その間も、攻撃は仕掛けられる。
再生と崩壊が隣り合わせになっていた。
「人間全テ二迷宮ノ加護ヲ与エ、我ノ目ヲ誤魔化シタナ」
神速で切り刻まれる。
神威の魔法が連続で起動し、焼かれ続ける。
神剣によって、全てを無視して両断される。
「主ノ座ハソノママニ、サラニ権利ヲ神官二渡シタ。イワバ、サブマスター。主デアル、クロノ・ディザウスノ名ノ元二、権能ヲ行使サセテイタ。コレモ、我ノ目、イヤ、全テノ目ヲ欺イタ」
盾で守る。
剣を防ぐ。
再生する。
もちろん、それでも攻撃は防ぎきれていない。
進化してなお、攻撃は苛烈すぎる。
「神官ハ、既二権利ヲ『今ノ主』ヘト返シタ。時空ヲ操ル性質ガ、奴ニハアッタノダ。返サレタ経験値ハ、確実ニ奴ノ権能ヲ引キ上ゲタ」
剣を構える。
クロノがそうしたように。
「ナルホド、読メタゾ、『元ノ主』ノ目的」
骨肉と呪詛より生まれた妖刀が、唸る。
恐ろしき『魔王』は、居合いのように剣を振り抜いた。
すると、
「!」
「コ奴ノ中ニ眠ル、『神気』ノ成長カ?」
世界ごと、断ちきられた。
同じ性質を持つ斬撃を、放ったのだ。
これまで、防御のためだけに行われてきた、適応と学習だが、攻撃に活かされる。
思わず、焦りがクロノに浮かぶ。
自分の攻撃を真似られたのもそうだが、これは完全に想定外だった。
やはり、長引かせてはならないと意識する。
「デハ、ソウダナ……」
「! 畳み掛けるぞ!」
声に反応し、仕掛ける。
だが、
「フム、コウカ?」
「アイリス! 防御!」
「…………!」
またもや、受けに回らざるを得なかった。
これは、アイリスの魔法だ。
術に世界を編み込み、不可避を強いる。
対抗の属性をアイリスが発動し、相殺しなければ、致命傷は避けられなかった。
「化け物め!」
「我ヲ誰ダト思ッテイル?」
神速による、死角からの奇襲。
反応などする暇もなく、心臓を一突きにされるはずだった。
なのだが、完璧に反応し、防いだ。
「『魔王』デアル」
「クソっ!」
同じ神速で、アリオスへ反撃する。
斬られる寸前であった。
もしもマトモに喰らえば、死んでいた。
逆転しても、上回っても、それでもなお死ななず、戦い、勝ろうとしてくる。
その名に恥じない、最強の魔物だ。
この事実は、未来永劫、揺らぐ事はない。
そんな馬鹿げた確信をさせるほどに、『魔王』は強すぎた。
「……フム」
「『魔王』!」
長引かせてはいけない。
その一心で、攻撃する。
クロノはアリオスを手本に神速で移動し、『魔王』へ斬りかかる。
それを、『魔王』は正面から受け止める。
「呪いを吐き出すな! 傷つけようとするな! 殺そうとするな!」
「不可能ナリ。我ノ性八、決シテ変ワラヌ」
剣が打ち合う度に、クロノが勝り、『魔王』の呪剣を折り続ける。
剣は再生し、打ち合い、直る。
技量は、『魔王』が勝っていたが、権能の優先度と数的有利から、今はクロノが押している。
「何故、争うんだ? もっと他に、道はあっただろう!? 共生だって、出来たはずだ!」
「無イ。奪イ、虐ゲ、踏ミニジル。ソレ以外二、我八何モ出来ヌ」
クロノが押され始める。
能力値に、そこまで大きな差はない。
純粋な心の勝負の結果だ。
「マダ、望ミガアルト?」
「滅ぼうとしないのなら、戦う理由はなかった!」
「力ヲ付ケ、言葉ヲ交ワセルヨウニナリ、ソシテ紡グ言葉八、ソンナクダラヌ事カ……?」
クロノと『魔王』の斬り合いは、加速する。
さらに密度と激しさを増していく。
しかし、やはりどちらが有利かは、明らかだ。
戦意の差が、そのまま戦い様に表れるのだ。
このままなら、間違いなく、クロノは負ける。
「グッ……!」
「おおおおおお!!」
負ける寸前、横やりが入る。
真正面からの斬り合いに、アリオスが割って入った。
これ以上は任せられないと判断したからだ。
「元ヨリ、ソレヲ願ワレ生マレタ」
「どけ! 戦闘中に迷うな!」
青い炎が、剣に集う。
アリオスの得意な、炎の魔法だった。
第五階悌魔法『ヒートオーバー』
剣に集める使い方をしなければ、熱線を放つ魔法である。
極限まで凝縮することで、さらに温度を高めていた。
しかも、アリシアのバックアップを受ける事で、身の丈を越えるコントロールと威力を両立した。
「殺すな!」
「言ってる場合か!」
首を両断するつもりで、攻撃した。
クロノの攻撃に耐えきれる剣ではないのだ。なので、それで防御すれば、確実に通ると踏んだ。
そして、それは予想通りだった。
だが、
「星ヨリ生マレ、増エ過ギ、増長シタ人間ヲ減ラスタメニ」
「!」
「コウシテ我ガ蘇ッタノモ、星ノ導キ。禁忌ヲ犯ソウトスル人間ガ多ク居ルトイウ証明」
落ちた首が、続きを喋る。
地面に落ちると、手のひらから口が現れ、さらに続けた。
「貴様ラコソ、改メヨ」
「『戻れ』」
「……貴様ガ、ソノ証明ダ」
反撃が届く前に、アリオスはアリシアが居る位置にまで瞬間的に移動した。
空間に作用する、『転位』の応用技だ。本来、自分と触れたものだけを瞬間移動させる『転位』を、離れた他人に実行した。
空間の全てを支配下に置いたのだろう。手も触れずに彫像を造るがごとき、離れ業だった。
思わず『魔王』が舌を巻くような、高等技術だ。
「訳のわからない事を。クロノくんを殺すなら、死ぬだけでは済みませんよ?」
「愚者共メ。立場ガマダ分カラヌヨウダ」
アリシアは、光を創り出す。
それらは剣の形を取り、続々と生まれていく。
加速度的にその数は増えていき、瞬きをすれば千を越え、一呼吸すれば万を上回る。
そして、それらは一つに成った。
最終的に、巨大な剣が、空を覆う。
天より現れた聖剣は、邪悪なる『魔王』の命を狙う。
それに対して『魔王』は、闇を創った。
呪いという負のエネルギーを司る『魔王』からすれば、魔力の中で最も近い闇の属性は得手だろう。
アリシアに対抗するためか、同じく剣の形を取った。
アリシアのそれに匹敵するほど巨大で、強大な力を秘めた剣である。
地から生まれた魔剣は、天の聖剣を迎え撃つ。
一拍、間を置いて。
魔法は、放たれる。
「消えて無くなれ!」
「我八、最モ高キ生命デアルゾ?」
生まれた衝撃は、それだけで全てを破壊しかねない。
光が闇を照らすのだ。
闇が光を呑み込むのだ。
拮抗し、そして、
「貴様ラニハ、劣ラヌ」
「きゃっ!」
聖剣と魔剣が消滅したと、ほぼ同時。
アリシアは、上からの攻撃を受けた。
既に、『魔王』はアリシアの魔法を学んでいる。
空間の支配、それを応用した、遠隔で発動する魔法も、同然使える。
「貴様ラ八、我ト同等デハナイ。『勇者』共ニハ、遠ク及バヌ」
「…………!」
アリオスが、『魔王』に切り込む。
致命を狙うのではなく、妨害のための攻撃だ。
熱剣により、アリオスは焼きながら斬撃を放つことが出来る。
腕を切り離し、脚を斬り、動きを阻害する。
自分の攻撃はその命に届かずとも、その次をクロノに繋ぐため、アリシアが持ち直す時間をつくるため。
しかし、
「ダカラ、若造共」
次の進化は、今終わる。
瞬時に、再生は完了する。
「図二乗ルナ」
呪剣は、ついにアリオスを捉える。
最恐の呪いが、流し込まれる。
力無く倒れてしまう彼を、誰も責められない。
「ヤハリナ」
あらゆる属性への耐性が強化された。
身体機能は、過去最高に高まっている。
これまで接してきた未知への知見は、十分に得た。
準備万端だ。
若造たちに勝つための布石は、全て回収したと言えよう。
「ヤハリ」
三人の内、二人を落とした。
これまで、一対三で互角だったのだ。
なら、あとはゆっくり残りを殺して、他の二人にトドメを刺せばいい。
他の二人の方が劣っていたのだから、落としやすい駒から落とした。
そういう戦略があった。なので、最も望んだ形になったのだろう。
しかし、
「一人ノ貴様ガ最モ強イカ」
「AAAAAAAA!!!」
クロノの、『神気』が、解放される。
「我八、王。魔ノ王、裁定者ニシテ、星ノ使徒。故ニ、罪人ヲ殺サネバナラン」
圧力が高まる。
真正面から、漏れ出た力がぶつかり合う。
そして、
「最モ罪深キ八、貴様ダ。故ニ、誅ス」
勝負は、
「死ネ」
「AAAAAAAAA!!!」
一瞬でついた。
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