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Evildoer Crazy Feast  作者: 魑魅魍魎
胎動
4/25

増える要素 減らない謎

「鑑定」


 台についた俺は早速鑑定をする。



――――――――――――――

外法具作成台 


レベル:ー

耐久度:ー

特性:2

 不壊 外法具作成


一つ又は複数のアイテムと想いを乗せることで特殊なアイテムを作り出す台


――――――――――――――



 ふむ?取り敢えずこの台でアイテムを作れるのは分かった。しかし、これでしかアイテムを作れないのか?調べてみるとしよう。



 調べた限りだと、この台以外でも作れるらしいが、この台を使わないで作ったアイテムは、特性も特殊技能も持たない、間に合わせの物しか作れないらしい。しかし、そうなるとこの台以外でアイテムを作る事はなさそうだ。

 精々頭の片隅にでも入れておくとしよう。

 これのフレーバーテキストには、複数のアイテムと書かれているが、何でもいいのか?

 試したい事があるのだが、いかんせん入れる容器が無い。

 引きこもってばかりでもいられまい、部屋から出て何か容器を探してくるとするか。部屋で思い出したが、そういえば壁の鑑定をしていなかったな。危ない危ない、完全に忘れるとこだった。


「鑑定」



――――――――――――――

ダンジョンの壁


レベル:ー

耐久度:ー

特性:2

 不壊 自動修復


ごく普通のダンジョンの壁。壊す事は出来ず、例え傷つけられても自動で修復する。


――――――――――――――



――――――――――――――

ダンジョンの床


レベル:ー

耐久度:ー

特性:2

 不壊 自動修復


ごく普通のダンジョンの床。壊す事は出来ず、例え傷つけられても自動で修復する。


――――――――――――――


 取り敢えず、壁や床については分かった。しかし、見て見ぬふりをしてきたが、この何かを隠している霧は何だ?何かしれるかもしれないし鑑定するとしよう。



――――――――――――――

『毒蛙の塔』


過去に存在した塔が廃れ、異常に発達した毒蛙が住み着きダンジョンと化した塔。

彼らは獲物に毒を吐いて弱らせた後、獲物を喰らい尽くすまで決して止まる事は無い。


外法度:11


――――――――――――――



「ん〜、何だ?外法度とは」


 よく分からない物を調べたら、更によく分からんものが出てきた。

 まぁいい、分からない事は調べて分かるようにしていくだけだ。取り敢えず部屋の外へ繋がるであろう扉も鑑定しておくか。



――――――――――――――

ダンジョンの扉


レベル:ー

耐久度:ー

特性:2

 不壊 侵入不可


毒蛙の塔のセーフティエリアへと繋がる扉。この扉は外敵を寄せ付けず、また壊れることも無い。


――――――――――――――


「ふむ。しかし以外と言うわけでは無いが此処はセーフティエリアだったのだな」


 考えてみれば分かることだ。俺はこのゲームにログインしてから、長く此処にいるが敵が入ってきた事は一度も無かった。

 しかし、不壊は調べずとも字面が予想できたが、侵入不可はどういう効果だ?この表示では誰も入る事は出来ないのでは無いか?

 こういう時は鑑定に限る。



――――――――――――――

特性・侵入不可 レベル:ー


効果:設定した対象を侵入不可させないようにする。


設定した対象を侵入不可とする力。無差別に効果を撒き散らし、何人たりとも入れない部屋など部屋である必要がない。だからこそ、この力は対象を設定できるのである。


――――――――――――――



 成る程、対象設定型のものか。それなら納得できる。要するに此処はプレイヤー以外の生きているものの侵入が不可になっているのであろう。

 これで取り敢えず調べられるものは調べたか。

 では、今度こそ外に出るとするかね。といきたい所だが、少し休憩を入れるか。外へ出るのは、次の機会としますかね。

 はてさて、何が待っていることやら。出来れば少しは楽な相手が出てきてほしいが。その辺は祈るばかりである。




 補足? アイテム作成

本文にも書いてありますが、ゲーム中にアイテムを作る手段は2つ存在します。

一つはセーフティエリア内にある台を使っての作成。

一つはアイテムを組み立てるだけの作成の二つが存在します。が、二つ目に関しては一つ目のに比べて性能も落ちますし、特性や能力がつく事は絶対にありません。

 なので、二つ目の方法で作ったものは本当に間に合わせ程度にしかなりません。

 この作品での扱いですが、二つ目に関しては一つ目の作成に使う素材の作成などには用いるかもしれませんが、二つ目をメインとしたアイテム作成をする気は今のところありません。

 つまり二つ目に関しては覚えておく必要はありません。脳の奥底にでもしまっておいてください。


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