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Evildoer Crazy Feast  作者: 魑魅魍魎
胎動
21/25

哀れな猛毒蛙

「ん〜?」

 あのまま、道を真っ直ぐ進んでいると何かの部屋に繋がるであろう扉がある広間に着いた。


「••••••」

 何か既視感があったので、記憶を遡る。

 ••••••あぁ、蛙が大量に出てきた時と似たような状況だな。どうりで既視感があるわけである。

 となると、この広間では猛毒蛙が出てくると考えるのが妥当か。それと予想だが、扉は全部倒すまで開かないと考えた方がいいだろう。

 少し気を引き締めるか。



『ゲッゴォォ!』

 少しの間待っていると、案の定大量の猛毒蛙が出てくる。流石に前回ほど出てこない事を祈るが••••••まぁ、無意味だろう。

 前回と同じ数出てくると考えて、戦うとしよう。


「ゲッゴォォッ!!」

 そんな事を考えているうちに蛙の集団から一匹が跳びかかってくる。相も変わらず複数体でこないことから下位個体とそこまで思考回路は変わっていないようだ。


ー羅術 闘法 月引


 最早毎度の如く使っている月引で衝撃を吸収して、集団に向かってぶん投げる。


『ゲゴォッ!?』

 投げたことによって、集団に隙ができたので走って近づいていく。


ー羅術 刀法 鬼焔一閃


 通常よりも滑走に使う血の量を増やし、刀を多く伸ばして斬りつけていく。

 が••••••やはり殆ど効いていないな。諦めて内側から壊して殺していくか。


「ゲッッゴォォ!!」

 投げられた事に腹を立てたのだろう。先程の蛙がこちらに向かって突進してくる。やはり、難易度自体はそこまで変わっていないな。

 それならば、少し楽しんでいくとしよう。


ー羅術 闘法 月引


 突進の衝撃を吸収し、蛙の勢いを殺す。毎回壊殺天で殺すのは味気ないので、少し工夫していくとしよう。


ー羅術 闘法 死屍壊々


 吸収した衝撃で相手の四肢を内側から破壊していく。

 ふむ、内臓を壊さなくても内部にダメージを与えれば十分HPは減らせるな。最も内臓を壊せば一回で死ぬが、四肢の場合だと一回では死なないがな。

 これだけ数もいる事だし、少し技の実験台になってもらおうか。

 それは兎も角、死にかけのやつを殺しておくか。


ー羅術 操血 血爆


『ゲゴッ!?』


 袋の中にある血を死に体の蛙の中に入れ、内側から爆発させる。近くにいるやつだけでなく集団の前列にいるやつらも爆散する。

 どうやら、先程斬りつけた際に入れていた血が反応したようだ。数はそこまで減っていないから良かったが、今後は意図していないものを爆発させないように気を付けよう。


「ゲッゴォォッッ!!」

 死んだ奴らの腹いせなのか、学習したのかは知らないが、ようやく複数体で攻撃を仕掛けてきた。

 流石に複数体が同じ行動をすることは無く、一体は毒を吐き、一体は突進をしてくる。

 突進はそこまで速く無いので先に毒を避け吐いてきたやつの口に血を入れ、そこから俺の血を体内に侵入させる。次いで、突進を避け方天戟を取り出す。


ー羅術 血戟混合 戟突剣山


 避けた先で蛙に対し、方天戟を突く。••••••がそこまでHPは減っていない。

 しかし、そこまでは想定内だ。戟の穂先から血を流し込み、侵入させた血を蛙の体内で剣状になるよう操作して、体外に突出させる。

 

『ゲゴォォ!?』

 ふむ、やはり戟を突き刺したやつと同時に先程血を流し込んだ蛙も死んでいる。これは要練習だな。まだまだ、未熟だったらしい。


「少し、満腹度が心配だな」

 どうやら、こちらで何も取らなかった影響か満腹度が少し心許ない。どうしようか。


 あぁ、そういえば手に口があったな。それで倒した蛙を食っていくか。毒に関しては問題あるまい。それに全く使い道のなかった肉やら、何やらを処分せず処理できるようなるのだ。多少は気にする事もない。

 さぁ、存分に貪り喰らえ。


「ゲッッゴォォッッッッッ!!!!」


ー羅術 操血 血獄


 仲間を倒された事と、目の前で喰われている怒りからか一匹が襲いかかってくる。しかし、怒りに見舞われて単調になった攻撃を受けるはずもない。

 操血術で血を操作し、攻撃してきた蛙を血の結晶に閉じ込める。これで足止めは出来たな。


ー羅術 操血 赫薔薇(あかそうび)


 結晶の中の蛙に真っ白な薔薇が一輪現れる。赫薔薇は相手の体を苗床とし、宿主の血を徐々に吸い上げる薔薇を作る技である。

 薔薇が完全に赫く染まる頃には既に死んでいるだろう。


「ゲッゴォォ!」

「ゲッッゴォ!!」

 再び二匹で襲いかかってくる。全員でかかってくればいいものを。代番こで来ても俺は倒せないぞ。だが、わざわざ楽にしてくれるなら乗っかるまでだ。


ー羅術 剣刀血混合 血鬼乱舞


 剣と刀で回るように襲いかかってきた二匹を何度も斬りつけ、血を流し込んでいく。こいつら相手に刃物は余り効かないので、剣法なり刀法なりに関しては実戦で使えるかの試しみたいなものである。

 今のところが全部問題なさそうだがな。


ー羅術 操血 握壊


 体内に送り込んだ血を操作し、外から内にかけて圧縮していく。そうする事によって中の血が体内を潰して、対象を殺していく。


『ゲゴァァァァァァァァ!!!』

 体内から押し潰されていく激痛に蛙は悲鳴をあげる。

 やはり外皮が硬い、ないしは衝撃に耐性がある奴は内側から壊していくのが楽だな。


 まだまだ蛙の数が減る様子はない。しばらく実験に付き合ってもらうとするか。すぐに終わってくれるなよ。


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