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どこかの誰かにとっての日常  作者: しとうはすき
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いつかの話

 とりあえずこの話は何かを考えて書いているのではないです。今後もしかしたらこの話に通ずることがあるかも程度の話です。(自分の将来のセンスに期待...!)

 幼いころ、やんちゃだった。後先考えずにいろんなことをして怒られてはまたやってしまって......その繰り返しだった。それとは裏腹に、自分でいうのは何だが当時の自分はなんでもそつなくこなせた。特に秀でたものはなかったが、算数が好きで竹馬を器用に乗ることができる程度の子だった。


 家族も仲が良かった。まあ、よかったというかは普通にリビングで会話して笑顔がそこそこあるいわゆるごく普通の家庭だった。お母さんは勉強にはうるさいけど優しくて、お父さんはいっつも外に連れ出してくれていろいろなところに連れて行ってくれた。



 でも、そんな日はそう長くは続かなかった。



 それは小5の時だった。東京に住んでいた僕らだったがお父さんが転勤で長野に行くことになった。


「僕もついていく!」


 そういった僕にお父さんは


「あのボロアパートじゃお母さんがブーブー文句言っちゃうんじゃないかな」

と言った。


 その頃の僕の家族はかつてのようにリビングで笑顔を分かち合うことはなかった。もちろん笑顔になることはあった。でも、両親が直接しゃべることはなくなってた。別に両親からは直接何かを言われることはなかった。でも薄々と仲が悪いんだろうなとは子どもながらには感じてた。


 仲良くなってほしかった。前みたいにリビングで笑って話せる関係に戻ってほしいと願った。きっとこの引っ越しは何かしらのきっかけになると思ってた。だから僕はお父さんに


「お父さんとお母さんと3人で行こうね!」


と言い続けた。




 結局、家族で引っ越す話はなくなってお父さんが単身赴任をすることになった。僕は、お母さんのほうが好きだった。もちろん長野にはいきたかったけど、まあお母さんと二人でってことなら別にいいかなと感じていた。



 これでよかった。そう思えたのもあの頃だったからなのかなぁ...。

 ここまで読んでくださりありがとうございます。何か思うこととかありましたら感想いただけると嬉しいです。

 この話は思い付きですが前々からこういったことを書いてみたいなと思っていたのでとりあえず当分は頑張って書いてみようと思います。(前の話みたいに失踪したらすいません)

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