表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

7.道具屋と散策

2/2 22:12 指摘のありました、オイルの値段を間違って計算していた為、修正いたしました。


2/5 23:24 通貨改定したので、一部表記の変更をしました。


これからも宜しくお願いいたします。

 時間は午前7時。昨日の回避&死亡祭りが祟り、ログアウトしてから10時間は寝てしまった。脳を酷使すると疲れを取り戻そうとするかのように寝ちゃうよね。結果爆睡して、スッキリした。


 夕飯も食べず風呂にも入らず寝てしまったため、風呂に入った後に簡単に朝食を作って食べた。その後、パソコンを使ってAAOの情報を収集する。


 ハーストンにある施設についてだ。俺はハーストンに着いてから一直線に外へ出てしまった為に、中央と南方面一直線の範囲しか知らなかった。昨日、中央から見える範囲にある道具屋の前でログアウトしたので、施設に入ったことすらなかった。


 それ以外での俺にとっての有用な施設を探し、ピックアップしたものがこちら


・訓練場

・モンスター牧場

・冒険者ギルド

・テイマーギルド


 現状装備は必要ないので、俺の職業に関する施設と、日々努力する人御用達の訓練場だ。


 情報によれば、冒険者ギルドでは様々な依頼が冒険者ギルドに入ってくる。雑用から討伐、護衛まで幅広い。依頼ごとに報酬も変わってくるし、変わった依頼があればやってみたい。


 テイマーギルドは、テイマーが必ず通る施設らしい。情報数が少ないが、どの職業もそれぞれのギルドにてスキルが解放され、初めて使えるようになるらしい。


 要するに、俺にはジョブスキルに<テイム>が表示されているが、ギルドに行っていないため使用不可状態らしい。ギルドでノウハウを学び、使用可能になるとのこと。


 つまり、いきなり外行ってもジョブスキルはつかえませんってことだ。お、俺が今までテイムを試そうとしてなかったのは分かってたからですヨ?なので、ここは必ず行くことにする。


 んで、モンスター牧場だな。これはモンスターの預り所みたいな所だ。魔物を連れていくには限りがあるので、過剰になった魔物はこちらに送られる。まず登録する必要があり、最初は2匹まで預かれるが、3匹、4匹と拡張していくには金がかかる。ついでに餌や面倒などの経費としても金がかかる。


 ちなみに召喚士は5匹まではMPだけで管理できるが、6匹以降は同じように牧場が必要になってくる。流石に預けられた召喚モンスターは魔力で補えない為、餌が別途かかるとのこと。


 まあ、仲間を増やす時は懐見て決めろって事だな。


 最後に訓練場だが、色々な訓練メニューがあると思うので、みっちり体に叩き込めると思っただけだ。これは行き詰ったときにお世話になろうと思う。


 さて、やることも決まったし、ログインでもしましょうか。


――――ログインしました。プレイヤーエータ、おはようございます。


 システムに挨拶されたので、心で返しておく。目の前は昨日ログアウトした所だ。ベンチで落ちたはずだが、今はベンチの横である。それは何故か?そこに別のプレイヤーが座っていたからだ。


 自動的に空いた空間に移動し、そこにログインするようになっている。でなければいきなり合体してしまうからだ。人の中から人が出るとかモザイク必至ものだよ。


 とまあ、勝手に調整してくれるのでモザイクがかかることはないだろう。ちゃちゃっと昨日の目的を果たしてしまおう。


 目の前の道具屋はすでに開店している。立て看板が店の前に置いてあった店名は「レシェフの道具屋 営業中」。シンプルに店主の名前と販売物で分かりやすくて俺は好きだな。


 ドアを開けると、カランカランとドアベルが鳴り響く。店内は店員が一人で、客は一人もいなかった。


「いらっしゃいませ。お客様、何かお探しでしょうか?」


「ランタンと、他に何かあるか見ておきたくて」


 店員が聞いてきたので、目的のアイテムとあとは物色と伝える。店員さんはカウンターから出てきて、ランタンの販売場所に案内してくれた。


「こちらにランタンがあります。性能が良いほど高くなります。他におすすめでしたら、即効性のあるポーションはいかがでしょう?効果が高いほど少し値が張りますが」


 ランタンは5種類あった。主に光量が違うようで、多いほど広範囲を照らし、更に明るかった。光の色は白色で、ランタンぽさは無い様に感じるが、効果は高いだろう。


 価格が落ちるほど色は赤くなって、光量が減って範囲も狭くなるといった感じだ。値段は安いものが1000DIL、高いものは10000DILとなっている。それとは別に、燃料となるオイル(1時間100DIL)もあるため、さらにプラスだ。


 ケチってもしょうがないし、武具に手が回らない分、他に気を使うことも今は無いので、一番高いランタンと10時間分のオイルを購入した。


 あと勧められた即効性のポーションはラピッドポーションで、俺の持っているポーションは徐々に回復していくタイプで、ラピッドポーションは直ぐに回復するタイプだ。一番安いものでHPは150回復で1000DILで、MPは50回復で1500DILになっている。


 HPは必要無いと思うが、俺はテイマーだし、仲間に使うことも考慮しなくてはならないので、とりあえず5本ずつ買うことにした。


 ランタンに11000DILとラピッドポーションに12500DIL、残りは26450DILと心許なくなったが、先行投資だと思って目を瞑る。


「ありがとうございました。またお越しください」


 道具屋を後にした俺は、次にテイマーギルドに向かった。場所は南口から東、南東に位置している。散策とスキルレベル上げも兼ねて、転移板を使うこと無く<脱兎>で競歩レベルの速度で向かうことにした。


 道中、武具屋や他ギルドなどが沢山あったが、驚いたのはギルドだ。メジャーな職のギルドは屋敷みたいな広さに対し、マイナーな職はもはや集合住宅みたいな感じにまとめ上げられていた。大量にあるからしょうがないと思うが、もう少し何とかしてほしかった。


 南東エリアにくると、一気に田舎感が出て、畑や田んぼなどが見えてくる。プレイヤーは点々としか見当たらなく、賑わいもなくのどかな雰囲気だった。


 少し歩くと、馬小屋があった。マップを確認すると、ここが目的地のようだ。もう一度確認するが、どう見ても馬小屋だった。確かにマイナーな職の部類に入ると思うが、これはあんまりではないか?こんな所が俺のギルドなんて恥ずかしすぎる。


 俺は残念な気持ちで馬小屋の戸を開けた。

ギルドの格差に打ちひしがれるエータ。


【名前】エータ Lv1

【種族】ヒューマン

【職業】テイマー Lv1


【所持金】26450DIL

【所有スキルポイント】0

【所有ステータスポイント】0


【HP】15/150(150/300)

【MP】2/37(37/75)

【STR】5(+0)+0(5)

【VIT】5(+0)+0(5)

【INT】5(+0)+0(5)

【MND】5(+0)+0(5)

【DEX】5(+0)+0(5)

【AGI】5(+0)+0(5)

【LUK】55(+50)+5(60)


【ジョブスキル】<テイム Lv1>

【アクションスキル】<付与:LUK Lv1><ギャンブルアーマー LV3><脱兎 Lv5>

【パッシブスキル:適用3/10】<幸運 Lv1><弾き Lv4><回避 Lv5>

【パッシブスキル:控え0/99】

【称号:適用2/3】<回避を極めし者><死を恐れぬ者>

【称号:控え0/99】

【称号スキル】<回避チャージ Lv10><ペナルティカット Lv10>


【装備】

メインウエポン:なし

サブウエポン:冒険者のナイフ

頭:なし

体:冒険者の服

手:冒険者の指貫グローブ

足:冒険者の靴

装飾:なし

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ