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プロローグ 

「あと3分でサービス開始だ。準備はいいな?」


 とある部屋でパソコンに向かってそう発言したのは一人の青年。

 

 今年25歳になる桜庭瑛太さくらばえいたは、落ち着きなくパソコンの前で分刻みのカウントダウンをとっていた。


 瑛太が興奮しているのは、今日が新作VRMMOである『Another Arcadia Online』、通称AAOの本サービスが正午より開始されるからである。


「あと2分」


 唐突だが俺の自己紹介をしておこうと思う。現在24歳だが、職業はニートだ。勿論、あのニートだ。


 高校を卒業後、大学に入学し、一人暮らしも始めた。22歳で卒業をし、就職をしたはいいが、上司と反りが合わず、やめようかと思っていたところに趣味で買っていた、夢を買うチケット(宝くじ)で大金を手に入れてしまった。


「1分」


 勿論、大金を手に入れ、仕事も辞めた。余程の贅沢をしない限りは一生無職で暮らせるので、とりあえず1年は遊ぼうと始めたのがVRMMOだった。

 

 俺が中学の時は、まだVR技術に着手し始めたばかりで、一般普及の実現ができていなかった為、パソコンでMMORPGをやっていたので、知識はある程度あったこともあり、手を出したに至る。 


 現実では体験できないことを疑似的とは言え、五感全てをリアルで感じることができるため、今ではすっかりハマってしまい、2年目を突破し、未だに無職を謳歌している。


「3、2、1、………スタート!」


 そんなわけで、俺はまた新たな世界に足を踏み入れます!




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