表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/19

アイカ詠む

「や、やけど添削なんてどこから手を付ければいいかわからんし……」

「じゃあ添削じゃなくて


『北海道から東京に住む妹を、真っ白な雪の中明るい月明かりの下で想う』


って意味の詩を詠んでみなよ」

「あ、ほれならなんとかなるかもしれん!12文字で言いたいこと言って、最後の5文字……じゃなくて、下五しもごに季語を持ってくればええんやら?」

「お〜ちゃんと覚えてたな。偉いぞ。でも別に季語を入れるのは下五じゃなくてもいい。上五に季語を持ってきて残りの12音で言いたい事を言ったっていいんだ」

「にゃるほどねぇ。いろはにほへと(7)・ちりぬるを(5)のリズムやね!」


「北海道……は6音やら?使いにくぅ……。妹を……あ、これええかも!ほんで雪関係は季語に任せちゃえばええんやら?やで雪は飛ばして、月明かり……あ、これも5音かぁ。月の下……あ!ユート!『月下げっか』って月明かりの下って意味やない?」

「ほお、よくそんなオシャレな言葉出てきたな」

「だってわたし月下の奇術師・怪盗○ッド様の大ファンなんやもん!」

「……あっそ」

「あ、キッ○様のおかげでなんか降りてきたかも!季語はスマホで検索して……でけた!!」

「聴かせてよ」


・妹を月下に想う冬ぬくし


「すごいんやないこれ!?(ドヤ)」

「ああ、すごいな」

「ほんとに!?ほいじゃあユート、わたしとつきあっ——」

「初心者が犯しがちなミスが満載で、逆に驚かされるよ」

「ほわっ!?」

次回、アイカの犯したミスが明らかに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ