表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/19

白夜アラスカ

「ほんなことあらすかぁ!(そんなわけないじゃん!)」

「あらすか……たしかにアラスカからだったら白夜が見られるかもしれないな」

「びゃくや?さっきの俳句、ユートは『ハクヤ』って読まなんだ?」

「そういう読み方もあるんだよ。さあ、中学校理科の問題だ。白夜とはなんぞや?」

「びゃくや白夜ビャクヤ……たしかさぶぅ地方で夜も日が沈まんこと……やったっけ?」

「正確には『北極や南極の付近で』だな。それにしてもよく覚えてたな」

「ユートと同じ高校入るために、血反吐はきながら受験勉強したでね!」


(か、かわいいとこあるじゃねえか……。はっ、騙されるな俺。こいつはただの馬鹿だ!)


「それで白夜が見られる季節は?」

「え〜っと、たしか夏やなかった?あ、だからこの俳句は夏の詩になってまうんやね!」

「そういうこと。この句を送ってくれたエダマメさんの説明によると『北海道から東京に住む妹を、真っ白な雪の中明るい月明かりの下で想う』って意味らしいんだけど」

「あ、私の想像したのはそんな情景やよ!」


(間違ってるのに作者の正しい意味を汲み取れたのは、こいつも素人だからなのか。それとも……)


「ちなみに俺はこの句を詠んで、南極で故郷のことを想う昭和基地の人を思い浮かべた」

「ぷふっ、南極って(笑)昭和基地って(笑)全然違うやら(笑)」

「ほう?だったら早くこの句をお前のイメージした通りの詩に添削してくれよ」

「うぇ!?」

次回、ひとりで添削できるかな!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ