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 突然、怪しげな秘密結社・ガオンダの者らの前に

出てしまったヒーローショーのヒーロー衣装のような格好に

変身した雅は


 『やばい!』


 と思っているとさっき、雅に名刺をくれた

秘密結社・ガオンダを率いているリーダーらしき男が出てきて


 「な、なんでしょうか? 私らに何かご用でしょうか?……」


 突然、自分の前に現れたヒーローショーの

ヒーローのような格好をしている雅に悪者とはおもえほど、

礼儀正しく、そう言った。


 『えっーと……』


 雅がどう答えて良いのかわからず、困っていると

秘密結社・ガオンダを率いているリーダーらしき男は


 「何もないようでしたら、私らはこのへんで……」


 雅の前から立ち去ろうとした。


 「ちょ…… ちょっと待て! 悪者ども!」


 ヒーローショーのヒーローの格好のように変身した雅は

精一杯の勇気を振り絞り、自分の前から立ち去ろうとしている

怪しげな秘密結社・ガオンダにそう言うと


 「な、なんですか?……」


 秘密結社・ガオンダの者らを率いているリーダーらしき男は

立ち止まり、雅の方に振り返った。

 その後に秘密結社・ガオンダの者らも一斉に雅の方を振り返り、

雅の事を見た。

 そのガオンダの者らが自分の事を見ている顔が

自分の事を睨んでいるようで


 「いや……」


 と思わず、怯んだ。

 雅は目の前の怪しげな秘密結社・ガオンダの者らが

とても怖かったが勇気を振り絞り、


 「わ、悪い奴は私が倒すんだ!」


 呪文のように唱えながら、目の前の秘密結社・ガオンダの者らに

突進していた。

 いきなり、自分らに襲い掛かってきたヒーローショーの

ヒーローのような格好の雅に驚きながら


 「いきなり、何をなさるのですか?……」


 寸前のところで雅の攻撃を交わした。

 自分の攻撃が交わされた雅は怪しげな秘密結社・ガオンダの者らの

真ん中で立ち止まると


 「か、かかって来い! わ、私が…… 相手だ!」


 言葉を震わせながら、秘密結社・ガオンダの者らに対し、

戦闘態勢を取った。


 「なんですか? 貴方は…… 危ないじゃないですか!

少し懲らしめてあげなさい!」


 怪しげな秘密結社・ガオンダの者らを率いている男は

そう言うとヒーローショーのヒーローのような格好をしている

雅に秘密結社・ガオンダの者らは一斉に襲い掛かった。


 瞬く間に雅は秘密結社・ガオンダの者らにボコボコにされ、

情けなく、崩れるようにその場に倒れ込んだ。


 『情けねぇ!』


 雅が自分の無様な姿に凹み、倒れこんでいると


 きゃあぁ……


 若い女性の叫び声が聴こえてきた。

 雅が顔を上げ、叫び声が聴こえた方を見ると

そこには20歳くらいの清楚で可憐な可愛らしい

女性・絵里が恐怖に顔を引き攣らせて、立っていた。


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